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歴代の韓国大統領の生い立ちから執政、退任までを丁寧に描いており、それぞれの執権時の内外の環境などがわかりやすい。
また、それぞれの時代の懸案についても解題がなされており、現代韓国を理解するには必読と思われる一冊です。
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人物に焦点を当てることで、激動で複雑な韓国戦後史をよく理解できる。筆者の力に感服する。
こうしたことを理解しておかないと隣人理解などできやしない。
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本作は韓国政治を専門とする木村先生が、韓国の現代史を概説した一冊となる。新書という形式を取っている上にページ数もそれほど多くないため、自分のように韓国史の知識がほとんどない人間でもスラスラと読むことが出来るというの素晴らしい。薄い知識を目一杯引き伸ばしてこの量になったのではなく、豊富な知識の中から読者に向けて適切に切り出したということがよくわかる構成となっている。
本書の構成がユニークなのは、それぞれの歴史的な出来事に対して、歴代の大統領がどのようにその事件と向かい合ったのか・・ということをまとめて一つの章としていることだ。(今はそういう言い方をしないのかもしれないが・・)歴史を書く時には、編年体か紀伝体のどちらかと考えているような人間にとっては、ちょうど歴史を輪切りするようなこのアプローチはかなり興味深かった。
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歴史というより伝記。
自伝からの引用があるので、事実かどうかわからないところもあるが、
韓国政治でなにを良しとするか、ということを知ることはできる。