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萌える、その一言に尽きたい
四コマ漫画作品も、四コマ漫画家も星の数ほどあって、いる。当然、私が読んだ事のない作品も多いし、今後、優れたセンスを持った漫画家が活躍する可能性は大いにある
自信を持って「大好き」と言える作品も漫画家も、私には多い
だが、「大好き」だけでなく、純粋な敬意の念を抱いている四コマ漫画家は、ももせたまみ先生、一人だけである
もちろん、先生の作品は完成に至っていない(と言うか、完璧になってしまった漫画ほど面白くないモノはないだろう)
それでも、画、ネタ、オチ、どれを取っても他に追随を許さない
少年漫画や少女漫画よりも好みが分かれ易く、なおかつ、目の肥えた読み手が集結しやすい、このジャンルの第一線で活躍なんて表現じゃ生温いほどの、創作意欲を昂ぶらせ、長期連載を実現しているのがイイ証拠じゃないだろうか?
四コマ漫画家としてだけでなく、女として、母として、人間としての濃密で豊富な経験を活かした上で、萌えの本質を掴んでいると感じる画で、自分の信じる「面白さ」を表現できる、ももせ先生を私は一人のファンとして尊敬し、各作品を心の底から楽しませてもらっている
この『ナナとカオル ぴんくぴゅあ』はタイトルを一読すれば判る通り、ヤングアニマルで大好評連載中の『ナナとカオル』の公式パロディとも言っていい四コマ漫画
本家の独特なエロさを骨にし、ももせ先生らしいエロネタを肉として重ねている
内容は大雑把に説明すると、ナナのムッチムチな乳のように豊満w
ももせ先生が様々なシチュエーションでナナとカオルをラヴラブさせてくれているので、ももせ先生のファンとしても、甘詰先生のファンとしても、楽しませてもらえる
どの女の子も可愛いが、そう感じる理由はやはり、本家でも度々、目にする赤面顔が多いからだ、と私は思う。羞恥心に耐え、それに歓びを感じてる女の子は・・・エロいよ
本編も、書下ろしも、ももせ先生の気合いもとい息抜き愛を感じる
どの回も萌えの塊だが、個人的に推すのは、ナナがドラキュリーナとなっている第9話
この一巻だけでも満足できてしまうのだが・・・・・・欲を言えば、また、連載してくれないかな、とは思っている。せめて、責めて、もう一回、『ナナとカオル Black Label』に毎回、特別付録としてくっついてくる同人誌に参戦して欲しい!!