投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
万華鏡の写真が綺麗だった。
わたしはひとりが好きなんじゃなくて、周りの人が怖いから極力ひとりを選んでるだけで、ほんとは愛されたいからあまり共感はできなかった( ˘ω˘ )
でもそれを気付かせてくれたから、読んで良かったかも。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一人が好き、ということに対して、ネガティブな表現も多いけどこれはこれでいいと思う。ていうか、この人の本を昔読まなくてよかった。今ならまだ生きやすくなって楽になったから、落ち着いてきちんと距離を置いて読めるけど、昔ならもうズブズブに入り込みまくってしまったろうな。昔の自分ほど、自分を客観的に眺められない確かにそういう人種だったろうから。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あたしもひとりが好きなタイプなのでタイトルに惹かれて買いました。でもわりとひとりが好きな人ってチラホラいると思います。逆にひとりはダメって人もチラホラいますが。
なんか分かるって言葉もあれば、よく分かんないって言葉もありました。大体は、あるあるという感じ。万華鏡の写真がとても綺麗なだけに、1ページごとに挟んであるのが少し残念です。それぞれの文章の区切りで入れてくれたらよかったのにと思いました。素敵なお話を聞いてる途中で横槍が入って中断された気分です。
銀色夏生さんの、思ったことをそのまま味付けもせずに書きましたー!というような言葉がなんか良いなぁと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「ひとりが好きなあなたへ。そんなあなたが私は好きです。」私も好きです。それは「ひとりになればなるほど人のやさしさがよく見える」ということを知っている人だからなのかなと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
所持/きれい。万華鏡の写真。ずうっと眺めていたいような、頭がくらくらしてきちゃうような。
何が言いたいのかって深く考えずに、そのまんま受け止められる。ような、気がする。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
人が嫌いなわけではないのだけど、好きな人は少ない、そんな自分のことを情に欠けているのではないかと思ったこともあったけれど、この詩集を読むとそれでもいいんだよ、肩肘張らなくてもいいんだよと言ってもらえたような気がする。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『ひとりが好きなあなたへ』読了。
初めて銀色夏生さんの詩集を読みました。万華鏡の写真が綺麗だった。印刷のインクが好きな匂いだった。そしてひとりでいることを肯定し背中を押してくれる。空気に触れずに残しておきたい。たまに読んで泣いていたい。よかったな。
2017.12.6(1回目)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
とても好きな詩集です。
寂しい気持ちはあるけど、人と四六時中一緒にいると息が詰まるので、ひとりの時間も絶対必要というわたしはこの言葉たちにとても心が安らぎます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
どこか寂しく、心を埋めるために
さくーっと読んでしまった。
寂しさは消えず。
それでいいんだな、ただそれで。
寝っ転がって読んでたら途中で、透かすととても綺麗なことに気づいた。
詩に色がつく。
美しい本。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ネタバレというか独自解釈です。
間違っているかもしれません。
昔から詩が苦手で克服したいと考え手に取りました。が、一人称と二人称が全く違う詩が、パターン化されているわけでもなく突然入れ替わるのでかなり困惑しました。ちなみに、この著者の作品を読むのは初めてです。一人称二人称のない部分は誰の気持ちなのかわかりづらくて、何度も何度も繰り返して読みました。通してだと最低でも5回は読んだと思います。
内容としては、両想いなのにすれ違ってしまい、お互いに想いを馳せながらひとりの時間というものに向き合う友達以上恋人未満の男女をそれぞれの視点から描いたものだと思います。
p121にある『現実を見ようよと言ってほしい』から、過去に言われたこの台詞をもう一度言ってほしいと解釈しました。つまり、p52の『君が言った言葉だったから 僕にはなによりこたえたんだ』の君が言った言葉というのはp20~21で既出の『私は思うのですが 救いはないね 現実を見ようよ』であり、この言葉が引き金となって不安定ながらも保てていた均衡が崩れ落ちp36にある『私たちの関係も変わって行く』ことになったと推測。
p76『電話が来た。』p77『とっさにヘンなことを言ってしまった。』p89『告白した』、p84『おお!なんということ もう一度おっしゃって この耳に もう一度』から、男性側がもらった電話の際に告白したということが窺える。p128で男性が女性の友人を振ってしまった為に気まずいという可能性も無くはないが、それよりか自分に対して好意を持っているなど思ってもみなかったことで女性側がとんでもない衝撃を受ける、ということだと推測。p24で『抱きしめてその髪のすきまから見えた月 抱きしめられてその腕のすきまから聞こえた別れ』で、髪の隙間から月が見えるということと、頭の周りに腕があるということから、男女の身長差を考慮して女性側の吐露であると推測するが、男性側の方から別れを告げたにも関わらず、ずっと好きだったと告白してきたことに衝撃を受けたのであろうと推測した次第です。
それにしても、一番最初に一人称『私』で『出さない手紙』と書いてあるのに、どうも手紙の文体ではなく感情の吐露にしか思えないのもよくわからないし、『僕』も同じ形式を用いているというのがなんだかしっくりこず不完全燃焼な感じが否めない。『僕』と『私』の、でよかったのではないだろうか。それとも、この『私』は著者自身を指しているのか。
そもそも、詩的な表現とはこういうものなのだろうか。気にする方がおかしいのか。詩というのはやはり深淵である。
一番好きなフレーズはp12『夢は何? と簡単に聞く人たちがいます。 君たちに夢を知られるぐらいなら、死んだ方がマシだよ。と、思うけど、そんなこと言えるわけもなく、いつも曖昧な笑顔で通り抜けます。そして、そういうことを通り抜けるたびに、自分が少しずつ死んでいってるような気がします。』。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
30年前の多感な年頃に銀色さんの作品に出会って一時期どハマリ。だいぶ年をとって(銀色さんも私も)作風はどうなってるんだろうと読んでみたら、基本的に大きくは変わってなくて、嬉しくなった。詩の中で一人称が「僕」だったり「私」だったりするのも昔っからだよなぁ(だから当時は銀色夏生は男か女か?って話になってた…)。
万華鏡の写真も美しい。銀色さんはいつまでもみずみずしい人、そう感じた。
あと、内容的に共感もできた。…誰もが共感できるかはわからないけど、私は大好き。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ひとりが好きなので手に取りました。
美しい言葉の数々。
ひとりが好き、ひとりでいたい、けれども誰かとの繋がりを求めてしまう苦しみを和らげてくれる優しい本だと感じました。
作者のあとがきの、「お気に入りの2行」とはどれを指すんだろう。
もう一度、読み返そうと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
好きだった。凄く。
刺さるものが言葉が多かった。
少し寂しくてでも美しいそんな詩が多かった。
男性の視点と女性の視点が入れ替わっていて、色んな変化があった。
流れていく情景が様々で追いかけるのが楽しかった。
何となく片手間に読んで見ようと思っていたのだけれど本来の目的の方が片手間になってしまった。
布団に潜って寝転がって読んでいたら、万華鏡のページが透けて色が出てきた。綺麗だった。
"あとがき"まで綺麗で、ブレなくて。
どこか、薄氷のような印象を受ける作品だった。
星を五つに出来なかったのは、目を背けていた部分をやんわり針でつつかれた気がして少しモヤっとしたから。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ひとりが好きなあなたへ、あ、呼びました?はい、はい、
そうですね、それわたしです、買います。買いました。完全なる衝動買い。タイトル通り、ひとりが好きな作者からひとりが好きな読者に向けたラブレターでした。愛をこんな形で偶然受け取れたことがうれしい。だから本屋さんって好き、たまに運命的な出会いがあるから。(別にこの本との出会いは運命とまでは言えないけど事実として、そういう出会いはある。)
ひとりが好きって言うと、なんだかあんまり良いように捉えられないというか、少し顔を歪めながら「そうなん
だ〜」と言われることが多い。だからあんまり表立っては言わない。でも勘違いしてほしくないのは、ひとりが好きということと、人が嫌いということはイコールではないということで。ひとりが好きだからこそ、好きな人といる時間がより特別ですばらしいものに思える。寂しいこともあるけれど、寂しいと思うからこそ、ひとを愛することができる。ひとりが好きって、そう悪いことじゃないんだよ。わたしはもしかしたら、自分と同じように、ひとりが好きなひとのことが好きなのかもしれない、と思った。自分ひとりの世界を持ってる人。でも悲しいことにそういう人はわたしのことを好きにはならない。同じような世界で生きる、形のない好きな人のことを想ってみたりした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
時折自分と重なる文章があり、私だけではないんだという安心感を覚えた。ひとりでいたいけど、ずっとそうしていたいわけではないという矛盾に悩まされていた私にこの本はとても支えになった。
なにしろ読み進めていくにあたって美しい万華鏡の姿が挿絵として使用されていてとても満たされる一冊だと感じた。