電子書籍
万華鏡に惹かれて・・・
2018/05/28 15:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて電子書籍を購入してみました。
万華鏡の写真がキレイで、スマホで見るのにいいなぁ、と思って。
文章は、変わらない夏生さんの瑞々しさが素敵です。
紙の本
温かいナイフが心に刺さるような本
2023/09/01 21:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりが好き。でも孤独は嫌い。
そんな自分勝手な私でも良いと言ってくれている詩集です。
読むたびに
温かいナイフで心を刺されているようで
でも、痛く無い、苦しくもない
むしろ、こんな感情を表に出せていることに
驚きを感じてしまう内容でした。
万華鏡の写真も美しく
万華鏡って、心の移り変わりに似ているなあと
綺麗で、美しくて、儚くて、どこか無機質で、
落ち込んでる時に読むと、かなり落ち込むかもしれませんが、
落ちるところまで行ったら、後は浮上するだけなので
そういう意味では、こな本は良い心の薬かもしれません。
"夢は何?と簡単に聞く人たちがいます。
君たちに夢を知られるぐらいなら、死んだ方がマシだよ。と思うけど、そんなこと言えるわけもなく、いつも曖昧な笑顔で通り抜けます。そして、そういうことを通り抜けるたびに、自分が少しずつ死んでいっているような気がします。
でも僕は生きていたいです。"12〜13頁
"伝えないと始まらない
伝えないと終わらない
ダメならダメでいい
伝えないと動けない
そのことが嫌だった"89〜92頁
"現実を見ようよと言ってほしい
僕を叱ってほしい
どんなに僕が
現実逃避していて
甘い夢ばっか見てるか
(中略)
僕の頬をバチンと
ぶってくれるものがほしい
それは案外
やさしい微笑みだったりするのかもしれない"121〜124頁
投稿元:
レビューを見る
万華鏡の写真に惹かれて手に取りました。キレイな写真とすーっと心に入ってくる言葉。心がちょっと軽くなる詩集。
投稿元:
レビューを見る
電車の中で30分ぐらいでいっきに読みました。
文章は、ポエム的な感じで読みやすいです。全部の文章
に対して共感することはできませんでした
自分は、ひとりが好きなのか、集団が好きなのか。。
どちらも大事ですね
投稿元:
レビューを見る
表紙が可愛くて見てみたら、なんと銀色さんの作品ではないですか!早速登録(笑)
私はわりと一人でいるのが好きです、
だからその一人でいることが好きな人に、銀色さんは何を伝えたいのか。
興味があるので今度探してみます!
投稿元:
レビューを見る
はじめての銀色夏生。軽い驚きが。詩集ってこんなだったかな?私小説のよう…。これ一冊では判断できませんでした。
投稿元:
レビューを見る
とても幻想的な万華鏡の写真とともに、著者の詩が織り込まれている。作品を読みながら、頭の中に流れた曲・・・石川ひとみの「まちぶせ」です。
投稿元:
レビューを見る
2011.8.31読了。
私はひとりが大好きだから、
すごく良くわかる~、と思いながら読んでいました。
万華鏡の写真もとっても綺麗で、コトバと一緒にキラキラしていました。
きっと誰しもが多かれ少なかれもっている気持ちが濃縮されたような本です。
投稿元:
レビューを見る
著者が撮った手作り万華鏡の写真と詩のミックス。
静かなのだけれど情熱的な語り口の詩がとても心を打つ。
お気に入りの言葉が一杯詰まっている。
どのくらいひとりがすきか、そして どのくらいあなたがすきか
を緩急をつけての語り口はさながら音楽のよう。
万華鏡の写真もとても美しく。
やさしく美しい 写真詩集です。
投稿元:
レビューを見る
銀色さんに限らず詩的なものを読むたび
あ、私こういうのピンとこないのだった、と思い出す。
でも万華鏡の写真と言葉の交差が
あとがきにある「それぞれの感情という万華鏡」
の表現なのかと読んでるうちに実感して面白い。
「泣いて 叫んで 逃げ出して 狂ったようになりなよ」に
わあ嬉しいこと言ってくれるなって思って初めて
自分が狂ったようになりたいんだって分かった。
投稿元:
レビューを見る
お友達が私にあってるとおもってプレゼントしてくれた1冊。
共感できる部分あり、できない部分あり。
でも読んでてほっとできたってことは、「ひとりがすき」な私なんだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
静かな時間が流れているような気持ちで読めた。ことばの一つ一つが深くもあり、煌めいているようでもあった。そして、一人の時間の微妙な心の動きが強く意識させられた。さらに、著者手作りの万華鏡の写真が詩とよく調和していて素敵。思い出した時にまた手に取りたくなる一冊。
投稿元:
レビューを見る
たくさんの万華鏡とことばたち。
静かななかでもひとりになれるし、
喧騒のなかでもひとりになれるし、
雨のなかでもひとりになれるし、
晴れていてもひとりになれる。
誰かが嫌いなわけぢゃない。
誰かを憎んでるわけぢゃない。
むしろ好き、大好き、愛しい。
だからこそ、
ひとりが好き。
あー。
と共感できることばたちばかり。
そして、圧倒的に綺麗な万華鏡。
「ハートは万華鏡」なんて歌詞を思い出し。笑
「あなたのその
今にも逃げていきそうな
および腰が好き
私を嫌うところも
好き
大好き
あなたのような人は
私を嫌いでなくちゃ」
「愛は どこへ行くのだろう
僕を置いて
僕を迂回して
愛は ひとみしりだね」
「孤独も憧れも
嫉妬も自己嫌悪も
希望と同じくらい美しい」
切なくて、
ひとりだからこそ
他者を意識して
自分に向いて
優しく愛しい。
投稿元:
レビューを見る
1冊の半分は著者お手製の万華鏡写真。どの写真も個性的で、綺麗です。まるで、「ひとりが好きな」人達一人一人の綺麗な個性を、写真と文章で表現したような本です。
投稿元:
レビューを見る
独りが良い。
そう思う理由はたくさんある。
その中でも、この本は、「独りが良い。だって、辛いもの」
という人向き。
素直になれない。強がりたくない。わかってほしい。友達が欲しい。
そんな心を、万華鏡の写真と一緒に綴る。