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池上さんの解説は本当にわかりやすい。ここに紹介されている10冊のうちエッセイ「アンネの日記」、生物学書「種の起源」、環境書「沈黙の海」以外は宗教か経済の本。そして宗教と経済が密接に関連して世の中を動かしているのがわかる。
非常に興味をそそられるものの、「ちょっと読んでみよう」というにはハードルの高い本ばかり。まずは、アンネの日記あたりでもトライしましょうかね。
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教養という意味で
広く浅く知識がつく。
さらに深くも知りたくなる良本。
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プロテスタンティズムと
資本主義の関係には
興味をそそられた。
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「人類史を変えた」と言い換えてよいかもしれない。池上氏の選書と解説の才が光る。
『聖書』『コーラン』は言わずもがな、『資本主義の精神』『資本論』『沈黙の春』もエポックメイキングな本だが、『アンネの日記』に若干違和感を覚えるのは私が日本人だからだろう。ユダヤ人迫害に対するイスラエルへの配慮は、それほど西欧社会に影響を与えたということだ。日本人ながらそうした本を選ぶ池上氏のバランス感覚が素晴らしい。
また『種の起源』や文中にも取り上げられる『利己的な遺伝子』は、いま読むと当たり前の内容だが、キリスト教が根差したアングロサクソンに対するインパクトは計り知れないだろう。そうした当時の時代背景や影響も踏まえながらわかりやすく解説されており、大変面白かった。既読のものもいくつかあったが、池上氏レベルに解説しろと言われたら絶対できない自信がある。
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2014.6.30了読
「アンネの日記」
わたしは世間の大多数の人たちのように、ただ無目的に、惰性で生きたくはありません。周囲のみんなの役に立つ、あるいはみんなに喜びを与える存在でありたいのです。わたしの周囲にいながら、実際にはわたしを知らない人たちにたいしても。わたしの望みは、死んでからもなお生き続けること!
「聖書」
「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(「マタイにらよる福音書」)
フランクリンの言葉、正直であることや時間を正確に守ること、勤勉であること、節約することも信用を作り出すために有益である。
「正当な理由利潤を組織的かつ合理的に、職業として追い求めようとする心構え」を資本主義の精神と呼ぶ。
小さな政府 フリードマン
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アンネの日記、聖書、コーラン、プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、資本論、イスラーム原理主義の「道しるべ」、沈黙の春、種の起源、雇用・利子および貨幣の一般理論、資本主義と自由。
世界を変えた本が存在する。本が世界を変え得ることを再認識。
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いやはや教養教養!!アンネの日記や聖書やコーランなど、本当に世界を動かす力の大元になっている本んを、見事に簡潔に解説されている。
流石としか言いようがない。
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旧約聖書、新約聖書、コーランなど宗教についてや、経済学の本などとても関心が持てた。解説してもらうことによって、難しい本も近いものになる。池上さんは、いつでもわかりやすく説明してくれるからありがたい。アンネの日記についても、知っている内容プラスアルファーが後に出ていることを知り、読んでみたいと思う。
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面白かった!
読んでみたいけど、体力使う…みたいなのばっかりだったので。
とってもわかりやすかった。
もっと色々解説してほしい笑
道標は本気でゾッとした。
ホラーよりもずっと怖い。
沈黙の春のタイトルってそういう意味だったのね。
この人の提起の仕方は素晴らしいとおもいました。
問題提起、具体的解決策の中立性、見習いたい。
種の起源の解説を読んで、
インテリジェントデザインと、空飛ぶスパゲティモンスターの話がやっとわかった。笑
経済の話も面白かった。
知っておかないといけないことが、
まだまだ沢山ある。
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2014.9.3 pm23:03 読了。時間かかった。『アンネの日記』など、10冊の本の概要と、その本が世界に与えた影響を簡潔に示す。平易な文章。引用が多く、実際の文章をかじり読みできる点は良い。しかし、読みやすすぎて頭に入ってこなかった。池上さんの本はわかりやすいがこれが難点。各々の本を読みたいという意欲はわいたのであとは実行あるのみ。世界に影響を与えた世界中の文学作品とか紹介してくれたら絶対読むのになあ。
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【本当に「知力」が身につく名著の読み方】『聖書』『資本論』から『アンネの日記』まで。池上さんが世界史を見渡し、10冊を厳選。その内容と歴史的位置づけを徹底解説。
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池上彰氏が、現代の世界で起こっている出来事を理解するために役に立つ本として選んだ以下の10冊の本(主に宗教・経済・科学の分野)を、分かりやすく紹介した教養本
01.アンネの日記 アンネ・フランク著(歴史・宗教)
02.聖書 (宗教)
03.コーラン (宗教)
04.プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 ウェーバー著(経済・宗教)
05.資本論 マルクス著(経済)
06.イスラーム原理主義の「道しるべ」 クトゥプ著(宗教)
07.沈黙の春 カーソン著(科学)
08.種の起源 ダーウィン著(科学)
09.雇用、利子および貨幣の一般理論 ケインズ著(経済)
10.資本主義と自由 フリードマン著(経済)
■感じたこと
池上さんはTVでも自分の主張をせず、ある事柄について良い面と悪い面があることを伝えるよう心掛けているとのことだが、この本でもその姿勢は変わらない。
10冊の本はそれぞれ、世界の人達を豊かな方向に進めたり、弱者の権利を向上させたりという「光の面」もあれば、一方で別の視点から見ると、不利益を受ける立場の人がいたりする「影の面」があるのだということが徹底して書かれているのが印象深かった。こういった視点を常に持たねばと思う。
■新たに学んだこと・気付かされたこと
・ユダヤ教徒の迫害を描いた「アンネの日記」が、現在のイスラエルのパレスチナ迫害の免罪符となっているという側面がある。
・イスラム教は「コーラン」だけだと穏やかな宗教なのだけど、「道しるべ」という20世紀に書かれた本を信じる一部の人達が現在過激派となっている。
・世界各国の経済政策は、ケインズ(政府主導で公共事業して経済活性化すべき)とフリードマン(全て民間に任せて自由競争すべき)の間を行ったり来たりしている。
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それぞれの本の概要、世界に与えた影響がわかりやすくまとめられていました。この本を読んだだけでも、歴史、宗教、経済について、知識を蓄えることができたと思います。
早速、アンネの日記完全版を読み始めました。
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一度くらい耳にしたことがある本が多いが内容はよく知らないことばかり、普段意識しないようなことがたくさんある。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教については非常にわかりやすく、ビンラディンに影響を及ぼしたとする「道しるべ」は初めて知る本であった。
世界を変えるほどの影響力が宗教思想にはあり、それを指し示すのは書物ということであろう、そういう解説の仕方がうまい。
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勉強にもなるし、本探しのガイドにもなる良書。宗教的な本から政治、経済など、池上彰さんが世界を変えたと思われた本が10冊、紹介されている。純粋な本の要約、どこが世界に影響を与えたと思われるか、またその本の影響を受けた本の紹介など、次に読んでみたいと思わせる本がどんどんと出てくる。池上彰さんと言えばテレビに出まくっているせいで、毛嫌いする人もいると思う。自分も割りと当てはまる。でも、やっぱりすごい人なんだなあと改めて感じさせる。ちょうどアンネの日記を読んでいる最中にこの本を読んでしまったので、ネタバレ気味になったのがたまに傷。
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一般教養として、社会人が知っておくべき事項が、池上彰流にわかりやすくまとまっているもの
。これをきっかけに原典に当たったり、関連する書籍を当たることでより理解が深まるだろうが、この本を読み返すことでも知識定着は期待できるだろう。