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おおげさではあるが、給与面、退職金、年金の面から、転職の金銭的損失は大きいことがわかる。
大切なことは、自分のキャリアを思い描くこと、自分の強みを持ち自覚すること。その上で会社とは一定の距離を持ち、ビジネスマンとして成功すること!
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転職で1億損するかどうかはともかく、転職というマーケットを作り、大きくしていこうとしている企業についての解説だと思えば良書だと思った。
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新卒就職情報会社が転職を煽っている、という告発本。 取り繕う情報会社のコメントとその裏の意味。 大好きなパタン。
欄外の転職関連書籍の紹介がよい。
キャッチーなタイトルだから、1億円の内訳自体はまあいいか。 転職を繰り返さないなら確定拠出年金より従来型退職金の方が得だと思うけど。
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若年者の転職に待ったをかける作品。
確かにその通りなんだろう。世の中甘くないんだろうな。と想い留まらせてくれる作品。
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[ 内容 ]
「転職すると損をする」これは転職ビジネスの常識。
ところが、この事実を知らない人々がいる。
転職希望者。
特に20~30代の社会人だ。
転職で成功したことを強調する本は、数限りない。
その反面、転職で「一体、いくら損をするのか?」明かした本はない。
本書を読めば絶対に得をする。
[ 目次 ]
はじめに 転職すれば人生は変わる!望まない方向に
序章 転職で人生をムダにした!-早期退職者の大失敗
第1章 転職は1億円損をする-定年退職組と転職組の損得勘定
第2章 10分でわかる人材ビジネスのカラクリ-転職市場はこうして儲ける
第3章 転職があおられるカラクリ-四兆円ビジネスは焼き畑農業だった
第4章 間違いだらけの転職観-だから転職希望者はカモになる
第5章 転職サバイバル!-それでも転職したい人のために
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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タイトルがおもしろかったので読んでみたが、ガッカリ感あり。
本書で言う「転職は1億円の損」というのは、1社に定年まで勤めた場合の生涯年収と、途中で転職を行った場合の生涯年収との差を比較したものです。
この計算がひどい。
計算過程は細かく解説されてるけど、「はあ?」と疑いたくなるようなものばかり。
そもそも今時、「新卒で入って定年まで勤める」という方々が何割いるんだろう。
昔はよかったけど、今それを考えてる人は、むしろ危ないと思う。
既に終身雇用制度と年功序列制度なんてないし、会社なんていつなくなるかなんて
わかんないんだし。
退職金をあてにして働くとか、無理・・・・
収入があがる転職もあるんだけどねー。
そんな本ですが、役立つ情報もある。
それが転職エージェント、人材紹介の実態。売り上げを上げるためのマッチポンプなんじゃないか的な指摘には一理あると思う。
若い人は読んでもいいかも。
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4年前にこの本を読んだとしても私は実行していたと思いますが、私は転職しました。転職はして当たり前、自分に最適のキャリアを見つけよう!という趣旨の本が出回っている中で、この本のタイトル「転職は1億円損をする」には注意を引かれました。
確かに年収(退職金含む)及び、その後の企業年金を合計して考えると、初めに勤務した会社が大企業であればあるほど、この本の石渡氏の指摘する通りかもしれません。
私の場合はキャリアを変更する最後のチャンスだと信じて、45歳になる前に実行しました。今と違ってそのころは新しい世界に向かっていく体力も気力もあったと思います。
この転職が吉と出るか否かは、今後15年の頑張りによるところが多いとは思いますが、お金だけでは得られない満足度はどのように表現したら良いのでしょうか。しかし転職を理解してくれた家族(特に妻)にはとても感謝しています。
ただし、タイトルの根拠の1億円は転職を若いうちから繰り返す「ジョブホッパー」との比較のようで、私のようなケースはもう少し差が小さくなるのではと思いました。
以下は気になったポイントです。
・新卒から定年まで同一企業に勤務した場合の男性生涯賃金は、1000人以上の企業、大卒で3.19億円、転職した場合は3.14億円(p42)
・正社員として入社した場合、どんなに短期間であっても転職者を受け入れる企業には雇用保険の手続き時にわかってしまう(p49)
・退職金以外の企業年金、厚生年金、健康保険、住宅補助、交通費を考慮すると、転職の有無によって差額は1.9億円にもなる、話半分として1億円(p74)
・人材紹介会社が大きく飛躍することになったのは、1997年の改正で、斡旋を禁止されていた職業の多くが解禁、99年には港湾輸送、建設業務以外は自由化された(p84)
・素晴らしい無料セミナーを実施する企業は、優秀な学生を就職サイトに統督させて、翌年以降の企業からの契約更新に繋げるのが目的(p121)
・成功したという話のサブネタとして失敗ネタを出すのはいいが、失敗ネタをメインにすると多くの読者を巻き込めず失敗するのが現状(p128)
・転職後に何が出来るか、そのために現在の会社で何が出来るか、を考えるのが大切(p138)
・転職して何がやりたいかはっきりしている人は、最終的には転職に成功する、何がやりたくてわからない人は転職を希望しても失敗することが多い(p171)
・前職の企業、転職代理人、転職先企業の三者がグルになった場合、前職企業はリストラ候補者の説得の手間が省け、退職金の割り増しも不要である(p177)
・転職業界でさえも、5年以内に3回以上の転職をすると警戒される(p181)
・転職先では、前職での良い点は、言ったとしてもメリットは全く無い(p183)
2010/09/20作成
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「一億円損する」というのはキャッチーなタイトルにするためであって、実際はそこまででもないでしょう、
要は、「早期転職は損することも多いよ、よく考えて!」な本。
私は三年で転職とか意識してしまっていたので、これで立ち止まって考えることができてよかった。
ただ、早期転職とかではなく、十分に実績などなどがあれば転職しても問題ないのではないか、とも思う。
いずれにせよ、独りよがりな転職にはならないよう十分に気をつけようと思いました。
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「転職すると損をする」これは転職ビジネスの常識。ところが、この事実を知らない人々がいる。転職希望者。特に20~30代の社会人だ。転職で成功したことを強調する本は、数限りない。その反面、転職で「一体、いくら損をするのか?」明かした本はない。本書を読めば絶対に得をする。
とのこと。
そういうことあるんじゃないですかねえ、やっぱり。
転職を応援する転職支援会社も金儲けでやってるので、不必要に煽ることも全然あると思いますよ。
転職は慎重に。って言って転職を煽るCMもありますし。
ご利用は計画的に。って言って借金を煽るCMみたいなもんでしょうか。
まあそれは家を買うのも証券を買うのもその他ありとあらゆるものを買うのにも同様に言えますが。
ヘッドハンティング系の会社で前に働いてたことがあるので、こういう話は聞くこともありました。
結構転職・就職ビジネスをガッツリ批判してますが、言われるのも仕方ないかもしれませんね。
ただ、転職は損といっても、ひとつの会社にずっといられるかというと今はそれも怪しくなってきているので、いざ転職市場に放り出されても大丈夫なようなスキルを磨いておくのがいいですよね。
今の社内で重宝されるスキルと、転職市場でニーズのあるスキルが違うこともあるので、そういう社会にニーズを見極めておくために転職サイトに目を通すだけ通してみるとかはいいと思います。
と、何故か言葉遣いが変わってしまった今日の日記でした。
以下メモ
実は法的には年俸制でも残業代は払う必要がある。
週刊誌等で転職の損を書こうとしても、そういう話は受けず、得の話じゃないとなかなか載らないらしい。
あとは転職系のスポンサーの御機嫌取りとか。
早期転職者のタイプでもいくつかあるが、本当に優秀でキャリアップしていくタイプと、自己成長願望だけタイプは違う。
自己成長願望タイプは、見通しが甘く、自分のどのスキルがどれくらい必要とされているか等分かっていない。影響されやすい。
カリスマベンチャー経営者のブログが溢れ、社内の上司・先輩が素直に尊敬できない。インターネット耳年増。
リクナビの先輩紹介から若手に声掛けるのは、ヘッドハンティングというよりダイレクトメール。大企業から移籍するのは勿体無いとヘッドハンターも。
就職情報会社は無用な自己分析で就職活動を長期化させ、就職後も転職を煽る。
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センセーショナルなタイトルで、転職はすなわち失敗だ。
とでも言うような論調で、どの年代でも損をすることを強調している。
しかし後半では若年者の早期離職に対する警告に代わっている。
中盤は就職情報会社が転職も斡旋していて就職させた人間の個人情報をたらいまわして上手いこと稼いでいるのがゆるせん。
そんな感じでまとめてある。
唯一心に留めたのは不満を口にするばかりの甘いのに、ほんとうはやりたいことないんでしょ?というとグサッとくるというくらいか。
相当やる気がある人以外はやりたいことなんて言っても口だけというのをよく分かった上で言ってる風。
そんな感じで面白くない本。
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軽く読める。
だけど、労働市場の流動性を上げることは個人にとっては損でも社会にとっては、いいこともあるはず。
今は中高年だけ得する仕組みになってる。
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最近、近しい先輩の理不尽な異動を目の当たりにしました。
組織に所属することは、安全なようでいて実はリスクが多い。
一方で、安易な転職も危険。
サラリーマンて難しい。
「気楽な稼業」などとはとても思えないのです。
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結論ありきなのでだいぶ強引に話を進めている感じは否めない。ただ、そのあたりについては本人もある程度反論を予想づくで書いているフシもあるので、嫌なら読むなっちゅう話ですわな。ということであえて感情的になりそうな記述を避けてもっとアプローチを変えれば落ち着いた一冊になるであろう気はしますが、角川ということで敢えてエッジをきかせているのかも。就職情報会社各社への照会などライターだからこそできるアプローチと思えば評価できます。
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奇数ページの欄外に記載されている転職・就職本に対する著者の一言コメントが面白い。半分ぐらいは、転職ビジネス批判の内容かな。まぁ、さもありなん。興味深い内容ではありました。転職希望者というよりも、就職活動中の大学生向けな印象。
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自分自身、転職して年収半減したので、タイトルを過激に感じて読みました。
1億円損するのは、大企業から転職するなら、間違っていない。今まで直視してこなかったが、痛感した。
1億円損してでも本当に転職したい、という前向きな転職は肯定するが、数年数ヶ月の安易な転職を否定している。同感。
しかし、その影には、就職情報会社、転職支援会社の策略があり、痛烈に批判している。それもまたビジネスなので、そういう裏側を見抜ける力を身に付けたいと思った。