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鬼嫁に恐怖するパソコン愛好家の悲哀日記 我が妻との闘争 第2巻 極寒の食卓編 みんなのレビュー
- 呉エイジ (著)
- 税込価格:315円(2pt)
- 出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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外面夜叉、内面如菩薩の奥様に捧げる著者の思いを感じ取りました!
2004/02/11 17:36
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投稿者:甲斐小泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通、理不尽にも虐げられてるワタシを主題とした文章を読むと、そのあらかたは、いかに相手があくどいか、いかにワタシが可哀想かを延々と綴り、嘆くものが多く、読んでいるうちに筆者の陰気が乗り移ってきそうな気がする。よって、告発系の本は、ここのところパワーダウンする一方の私としては御免蒙りたいアイテムの一つとなっている。
この本も、愛機マックが原因で鬼嫁に虐げられてる自称哀れな夫による告発系の本なのだが、鬼嫁さまのパワーが、並みではない。著者がマニアックに集めまくってるというテレビゲームソフトの数々の中で、この私が知る数少ないものの一つ「桃太郎電鉄」に登場するキングボンビーみたいな恐るべきキャラクターなのだ。火を噴く勢いで、父親としての権威も、夫としての沽券も焼き尽くし、吹き飛ばしという具合なのだが、その猛烈ぶりがカラッとしていて憎めないのだ。
ようく読み込んでいくうちに、告発されてる鬼嫁様とは、実は稀なる良妻賢母で、著者をその手のひらの上で踊らさせて、なんとも笑える本をものにさせて、印税を懐に入れさせて…という実は仏のような妻なのではないかと思われてくるのである。そこが、並みの「み〜んな悪いのは私以外よ」と訴えるばかりで反省の足らない、したがって読み進むうちにげんなりしてくる一方の告発系との大きな違いで、おおいに笑わせてもらいつつも、著者の賢さ、したたかさがひしひしと伝わってくるのである。
結局のところ、非常にふか〜い愛で結ばれた夫婦なんだねぇ、と分ってめでたしめでたし! 読み始めは、「かわいそうなとっさん」と思っていたものが、最後には大逆転で「まぁ、すっかりご馳走になりまして」と納得。明るく後味のいい読後感を抱かせてくれる本であった。こんなおもろい告発系ならいくら読んでもへこまないで済みそうです。
この本を読めば,我が家に幸福がおとずれる
2003/12/07 22:02
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投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私ほど不幸な結婚をした人はいないと思っていた。でも,私は思ったよりも幸せな生活をしているようだ。私の妻は,実は優しい人だったんだなぁ。結婚して何年もたつのに,お小遣いを減らそうとしたことなど一度もない。毎月きっちり3万円を渡してくれる。
それに比べ,呉エイジさんの奥さんは恐ろしい。月々の小遣いはたったの2万円。私の3分の2しかもらっていない。しかも,何かと理由をつけては取り上げられ減らされている。呉エイジさんは本当にかわいそうである。
私の妻が関西弁を話さなくてよかった。「アンタ〜!」と叫ぶ呉さんの『嫁』は本当に恐ろしげだ。
この本を読んでいると非常に元気付けられるのだ。結婚から数年たち,私の人生は本当にこれでよかったのかと考えてしまうことがたびたびあった。でも,そんなことを考えることもないだろう。私の妻は,呉さんの『嫁』に比べたら天使だ。
人の不幸は蜜の味…人の不幸に触れて自分の幸せを確認してしまうなんてなんとも情けない話である。自分の幸せを確認するだけではなく,大いに笑ってしまった。呉さん,ごめんなさい。
この本を買う場合に注意して欲しいことがある。私はこの本を読んでいるところを妻に見られてしまったのだ。妻はこの本を手に取り数ページ読んだところで,この本をゴミ箱に捨てようとしたのだ。友人から借りた本だと訴え,捨てられることは防いだ。しかし,しばらくの間怒りのオーラを発しつづけていた。
『我が妻との闘争』は妻に見つからないように読んだほうがいい
と,一言いっておきたい。
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