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「春の章「期間限定開店」」
たった一つしかない商品。
経営について何一つ教えられないまま逝ってしまったら、どれだけ頑張ったとしても維持するのは難しかったろうな。
「夏の章「りんごのあめの大きいの」」
望む商品は一体何なのか。
妥協できないのはプロとして素晴らしい心がけではあるが、収入と支出の計算が出来なければ商売としては失格だろ。
「秋の章「乙女の餅心」」
長年の想いにさよならを。
初めての気持ちに戸惑いながらも伝えた矢先、答えは簡単なようで難しい問いを出されたら正解か分からないだろう。
「冬の章「聖夜のプレゼントを」」
知人たちから聞いた話は。
あまりに突然の別れは悔やむ事だらけだっただろうが、初めて知る話や想いを聞くことで一歩踏み出せたのだろうな。
「最終章「白い心」」は
立ち止まらせないために。
相手を思いやるのは大切なことではあるが、自分の想いを押し殺し見て見ぬふりをして逃げるのは違うのではないか。