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「僕は運動ができない」
思わずこのタイトルに「Me,too!」と
叫びたくなってしまいました。
何せ私も全く運動が出来ない身ですから。
しかもこの子、数学まで出来ないんですよ。
これに関しても「Me,too!」と全力で
叫びたくなってしまいました。
物語自体も凄い面白いです。
宇佐田くんにイツキ君、かよさん、岡下さんetc....
登場人物がわりと個性的なのに反して何かと「時差!時差!」
「死にたい、死にたい」と叫ぶ主人公がツボです!
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高校生が人生に見切り発車をかけて自殺を考えるけれど、それが段々と、しかも平易にフェードアウトしていく小説。最初に「遺書のつもりで書く」と書いていても、そのうちすぐに遺書にはうんたらと書いておこうなんて書いてしまう、そんな思春期特有のローリングマインドがよく描かれていると思う。
ただ、運動もできない、勉強もできない主人公勝がたびたび発揮する、とても優れた洞察力、未来を思考する姿は納得もいかず、小説を稚拙なものにしている気がした。
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これは男性のほうが感情移入しやすいのかなぁ。
面白くないわけではないけれど、なんとなく「ほぉ」って感じでした。
人にはいろいろな面がある、というところはそうだなぁとうなずけました。
それにしても、(特に高校までは)運動が得意であるかどうかということが男子にとってかなり大きな要素となっているのは何故なんでしょうね。
やはり女子の視線が気になるということでしょうか?
大人になればなんていうこともない要素になるのものなのにね。
枡野さんは歌人で、そちらのほうの本が面白そうなので、いつか読んでみたいと思っています。
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運動おんちで、死にたがりの僕が、友達とのかかわりによって、少しずつ変わっていく話。
中学生独特の青臭さが良かった。
読み終わって、ほっとするというか、じんわりくる話。
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運動も勉強も出来ず、「うんちゃん」とあだ名がついた高校生の勝。自殺したいといつも思っている。美人の妹の髪を切っていたことから、友達にも頼まれるようになる。
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最初は全然話の意図が掴めなかったけれど、後半の展開が予想外ながらもサクサク進んで、淡い青春ストーリーになっていることに感動しました。
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枡野浩一のセンスに感服!
石川くんといい、この小説といい
なんて心温まる書き方!
はたから見るとくだらないことだけれど、本気で悩んで青春を生きているうんちゃん。
自殺したいと、思った時に 時差!時差!って叫んじゃうところが
ほんと面白い。
でも本人は真面目なんだよなぁ。
女である私でも
男の子ってこーゆーこと考えてるんだ!ってとーっても楽しめました。
(みんながみんなじゃないだろうし、大分色付けされてるだろうけど。でもほんとにこんなこと考えてるんだろうなーって何故か納得。)
好きです。枡野さん。
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軽く読める!おもしろい!2009年に出たはずなので設定は1900年代後半で、「近い未来に○○になったりするのかな」とか実際に実現されていることをユーモアに書かれていておかしかった。主人公の勝がだんだんと美容師の仕事(?)に目覚めていって自信がついていくのも読んでいて心地よかった。
中学生よりも高校生におすすめしたい1冊。
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どうしてこの本を選んだか・・それは長男がこの主人公に少しだけ似ていたから。長男は主人公と同様に運動おんちなのだけど、なぜか水泳だけは得意としている。水泳は運動神経の良し悪しと少し違うところがある。もちろん、良いに越したことはないけれど。とにかく彼の人生は水泳ができることによって救われた面が多々ある。
主人公は、自分に自信がなくていつも死にたいと思っている。でも、彼のことを親友だと思ってくれる友人が少しずつ増えていき、好きだと思ってくれる女の子も現れる。そんな彼に私は息子を少しだけ重ね合わせて、彼の人生を応援しながら読んでいた。面白かった。
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ダメダメ『うんちゃん』の会話がおもしろくて笑えます。笑えるところと青春だなあと感じるところがたくさんあって進む本です。
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背表紙を見て、思わず心の中で「私も‼」と呟いて手に取りました。
うーん…男の子の主人公目線だったからか同じ高校生だけどあまり共感はできませんでした(^_^;)
男子だったらもっとおもしろいと感じられるのかなぁ。
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勉強はイマイチ、運動は出来ない、やたらと親近感を覚える主人公の青春期を描く。
舞台はノストラ何某の預言よりさらに前なので、懐かしさもあるが、内容は今でも十分楽しめるものである。
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文字通り運動おんちの「うんちゃん」の学校生活を描いた作品。
一人称のゆるめの語り口で和やかに進む中、運動おんちという特徴が彼を卑屈にさせていて、たまに忘れてた学生時代の痛いところを突いてくる。そんなトゲも持ちつつ、優しさのあふれる彼と周囲の友人の関係性が魅力的。
詩人の書いた小説なので、そこかしこに出てくる詩も楽しみたいポイント。個人的には「1999」という歌詞がツボでした。
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最初読み始めたときは、「しまった…… これあんまり好きじゃないタイプだ」とか思っちゃったけど、最後まで読み進めてしまいましたね。
特別すごいことが書かれてるわけじゃないのに、なんだか心があったかくなるストーリーです。
みんな人間らしくて、良いところもあれば、嫌なところもあった。でも、それがいい。長所と短所なんて付き物ですものね。
友情って良いですね、うさちゃんを見ていて感じました。
因みに私は女子ですが、うんちゃんには共感できる部分もあれば、それはないだろって部分もありました。面白いですね。男の子ってこんなこと考えてるんですね(笑)
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運動おんちな「うんちゃん」目線で描かれた青春ストーリー。うんちゃんが喋る形で物語が進んでいくのでスラスラ読めた。内容は、特別でもない何気ない高校生の日常という感じ。