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人が生きるために意識せず行われている呼吸も、ちょっとした工夫というか意識付けで、さらなる健康を得られることがわかった本。
本書で紹介されていた「意識して息を吐くこと」や「真向法」はさっそく実践してみようと思う。
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あまり、意欲的に読めなかった。呼吸のメカニズム解説と、健康な呼吸のあり方が、前後半に別れて、綴られる。2冊にするといいと思う。
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前半は呼吸の仕組み(科学的な知見の紹介)
後半は呼吸を整える具体的方法(益気功,真向法,長寿体操)→呼気を長くして1分あたりの呼吸数を減らす→血圧低下,副交感神経の活性化,酸素摂取量の向上
長寿体操はラジオ体操を真剣にすれば同じかな
原田宗典さんの本にもあったが,「吸う空気と吐く空気を同じにしないと神経が参る」らしい。できるだけ吐く量を多くすることが重要なのね。
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呼吸の大切さ。特に息の吐き方である「呼気」が大切なんですね。
腹式呼吸をしながら呼気を長くすることで、副交感神経優位になるそうです。
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20秒間息を吐き続けるとストレス激減。カラオケで癒やし効果。腹式呼吸で内臓活性化。
意識して呼吸すれば、交感神経・副交感神経をコントロールできる。
ふと、集中してると、息を止めてることに気づいたりするけど、そういう時は深く吐くようにしたら良いのね。
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呼吸を意識すること。
無意識に行っていることに意識を向けることって大事だと思う。
そのなかの一つ。
呼吸。
この本を読むこと自体が呼吸を意識することにつながる。精読はしなかったが、上記の観点を得たこと自体に収穫ありと考える。
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前半の呼吸生理、神経生理の内容は無くても良かったか、後半の内容に併せてコラムのような形で紹介した方が良かったと思います。
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呼吸について科学的な仕組みから、やり方まで、紹介している本。うーん、悪い本ではないが、「細かく書けばそれでいいだろう」的な感じをうける。一体読者に呼吸の仕組みを理解してもらって、どうなって欲しいのか。呼吸について教える立場や呼吸法について行き詰まった人なら何か得るものがあるだろうが、それ以外の人にとっては無駄に細かくて、結局何も得られないような本。
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呼吸がこんなに心と体の健康に関係しているとは思わなかった。呼吸がその人を作っていると言っても過言ではない。
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息を吸って吐くという呼吸運動と健康の関係を科学的に解き明かし、さらに、心身のバランスをベストな状態へと導く究極の呼吸法を紹介する。
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息を吸って吐くという呼吸運動は、自律神経系を介してじつは内臓の働きや血圧などに大きく影響を与えています。呼吸と健康の関係を科学的に解き明かし、さらに心身のバランスをベストな状態へと導く究極の呼吸法を紹介します。
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永田晟
NPO法人・日本健康づくり協会代表。日本大学大学院総合社会情報研究科講師。NPO法人・日本大衆音楽協会最高顧問。医学博士。コンピュータ利用のバイオフィットネステストのシステム化など運動生理の研究で知られている。1936年島根県生まれ。1959年東京大学教育学部卒業。東京都立大学理学部助教授、新潟大学教育学部教授、早稲田大学人間科学部大学院教授、富山県国際伝統医学センター研究室長を経て、2002年より現職。この間、アメリカのサウスカリフォルニア大学やボストン大学神経・筋研究所などに留学した
副交感神経系が働く状態をまとめると、次のようになります。 ○喜び、うれしさ、幸せ、充実感の積極的な精神状態 ○休息や安静・睡眠をとる ○適温や森林浴などの環境 ○腹式呼吸などの深い呼気○内臓の痛み ○体温低下
インドのヨーガの起源は気功よりもさらに古く、数千年前にまでさかのぼります。世界四大文明のひとつ、インダス文明に起源を持つ宗教的な修行のひとつで、ヨーガによって心の集中・統一を得て、悟りにいたるとされてきました。 そもそもヨーガという言葉は「馬に馬具をつける」を意味します。ヨーガによって心の動き(馬)をコントロールし(馬具をつける)、心の葛藤や悩みを制御するのがその目的なのです。 ヨーガは現代でもストレス解消や精神統一、生命力向上などに利用され、インドの伝統医学である「アーユルベーダ」の一翼を担っています。 ヨーガの中でも一般のあいだで主流になっているのは「ハタ・ヨーガ」で、心身の健康保持と発達を目的とする治療体操として、その地位を固めています。ヨーガ・アーサナ(体位)には数多くのポーズがありますが、そのひとつである「 蓮華坐」を取り上げ、呼吸を中心に行った実験を紹介した。
口の動きは主に笑筋(咬筋)の働きによって生まれます。笑筋が働くと笑筋から神経信号(インパルス)が脳へ送られ、中枢神経を刺激します。その結果、意識レベルが向上してさっぱりとした気分になります。あくびをした後、すっきりした気分になるのも同じ効果だといえます。 また、大声を上げるのがストレス解消になるのは、腹筋や横隔膜を働かせることで、これらの筋紡錘からインパルスが送られてストレッチ反射が起こり、脳を覚醒させ、気分を爽やかにするからです。とくに発声による丹田呼吸を観察すると、呼息を多くするために圧力を加えることで、横隔膜の筋紡錘から頸椎に信号が送られ、第2章でも触れましたが、それが体幹の筋群にフィードバックしてリラックス効果を生み出します。 また、カラオケで歌うことは呼息を強調することであり、呼息の信号が脳幹を経て視床下部や海馬の脳神経に伝わります。すると脳内ホルモンの分泌が促されます。そのひとつがセロトニンで、海馬から分泌され、気持ちを楽にする効果を生みます。また視床下部から β エンドルフィンが分泌され、鎮静効果を生み出し、気持ちを落ち着かせる。
カラオケで歌うことによる癒し効果を整理すると、次のようになります。 ①脳内ホルモンが分泌され、心の癒しと安心感が生まれます。気持ちがリラックスし、ストレス解消効果があります。 ②呼吸中枢の中の��息中枢を刺激し、迷走神経・副交感神経系の働きを高め、主に内臓諸器官の活動を促進させます。内臓器官が活発に働き、体調が整えられます。 ③呼吸筋群である肋間筋や横隔膜の筋紡錘やゴルジ腱器官を刺激し、ストレッチ反射を誘発することで、体幹部のリラックス効果が現れます。 ④呼息中の炭酸ガス分圧が4・0~6・0%にまで達し、静脈洞の炭酸ガスセンサーを刺激して血管が拡張され、呼息量を多くします。その結果、血圧は降下し、リラックスした身体の状態が生み出されます。 ⑤発声によって気持ちや感情の表現が可能となり、欲求不満が解消され、満足感が得られます。あくまでもカラオケで歌っている本人の気持ちが大切ですが、聴いている周囲の人たちにも快い気持ちを醸し出します。 ⑥丹田発声法によって副交感神経の活動が活発になり、ストレス解消につながります。 カラオケの効果は心の癒しであって、楽しむこと、巧みに歌うことによって気持ちが満たされます。歌うことは心の表現であって、呼吸運動のひとつです。いつでも、どこでも、自由に歌うことが大切です。