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「企業価値」に対する日米の認識の視点の相違、旧来型経営者と新興企業経営者・投資ファンド間での相違。経営者と株主間での相違など、著者の分析は大変参考になる。
思わず「なるほど」と唸る読者も多いのでないでしょうか?
一方で、「会社の値段」、「株式時価総額」、「企業価値」、「企業総価値」、「株主価値」、などの一見紛らわしい用語の違いがすっきりと整理されていない印象を持った。
事例を使い、読み手に理解しやすいように、なるべく簡単な表現に留め整理されたのであろうが、詳細を省いた分、かえって解りにくくなってしまったように思える。
もう少し、章・項の付け方や、図表を工夫されるとスッキリすると思うのだが。その点が非常に残念。一見解った気にはなると思うが、真に理解するのは難しい。
「誰にとっての値段?価値?」、「清算価値か?ゴーイングコンサーンを前提にした価値か?」と言った具合に、「会社の値段」や「企業価値」と言う言葉が出てくるたびに、何度も前に遡って、著者の意図を確認しなければならなかった。
詳細な価値算定方法などを最初から専門書籍に委ねるつもりで読むのであれば、我慢できる範囲かも?
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M&Aアドバイザーの筆者が、平易な言葉で会社の価値とは何かということを、説明してくれます。お勧めです。
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ライブドアに端を発した一連の騒動。一度冷静に見直してみませんか?
企業価値、株主価値など色々ありけれども、それって一体何?
このような問いにわかりやすく答えてくれます。
学生、ビジネスマンの方にオススメです。
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下記の予習にどうぞ:
▼「ハゲタカ」
http://www.nhk.or.jp/hagetaka/
2007/2/17(土)〜3/24(土)
毎週土曜日 総合 21:00〜21:58
(3/3のみ 22:00〜)
BShi 18:00〜18:58
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「会社の値段」について考えてみませんか
?企業の価値とはどうやって算出すればいいの?どれが正しいの?M&Aを単なるマネーゲームにしないため、自身が「賢い投資家」になるため読んでおきたい一冊。
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会社の「そもそも論」を、わかったつもりでいる人に「気づかせる」ようにポイントのみ説明していて、決してファイナンス全般を網羅的に扱ったものではないが、新書の役割というものを十分意識されているいい仕事。ファイナンスというとちょっととっつきにくいという人にも、平易な文章でわかりやすい説明なので、あっという間に読みきれる。
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会社の値段。正直良くわからんかった・・・。
言葉の意味をきちんと調べて丁寧に読まないといけないんでしょうね。
株主と会社の関係、それにからむM&Aのアメリカの歴史はおもしろかったですね。
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結構ためになるし、面白い。
ファイナンスとか、会社とか、経済とかちんぷんかんぷんでも、興味あれば、読み進められて、よくまとまっている。
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コスパがよい。2500円出してMBAバリューエーション購入するなら断然こちら。情報もまあまあ新しくわかりやすい。
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株式会社は誰のもの?企業価値とは?といったところについて、分かりやすく書いてある。これらに関心がない人がはじめて読むのに適している。この本を読んで、企業価値評価、ファイナンスについて興味が出てきた。
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財務諸表の読み方。アメリカ流の株式会社についての考え方。会社の客観的な値段などは存在しない。EBITDA。M&Aの例などから会社の値段を主観的に推測する。M&Aがおこるときは会社の経営権の争奪戦になり、結局争点はどちらの経営者の方が株主価値を高めれるかという問題に還元される。
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今の仕事では、会社の分析や評価を正しく行なうことが
必須の能力。時価総額以外の指標もわかりやすい説明で
理解が深まった。
読み終わった後も、迷ったら読み返しそうな本になりそう。
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1/29/2015 森生先生のfinancial reorganizationクラス受講をきっかけに、久々に再読。ファイナンスで扱うどんなに難しいケースも、実は全て基礎に根付いていると仰っていた。本書は、ファイナンスで抑えておかなければいけない基礎の基礎となる理論からニュースに出てくるような買収や投資家の視点まで、本質をついた解説によって分かりやすく読み進められる良書。「MBAバリュエーション」とセットでいずれも良書。
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「企業価値」という言葉は日本独特の表現、アメリカ人に言うと、「何それ?」という反応が返ってくるらしい。
本書では、会社に値段をつけることにより資金の流れがよくなり、経済活動が活発になること、そして正しく値段をつけなうと、いかに社会、経済が混乱するかということを論じ、なぜ会社に値段をつけるのか?会社に値段をつけるというのはどういうことなのかを根本まで徹底解説。
この不透明な時代に新しい資本主義のあるべき姿に向けて、日本人が主体的に投資して発展していく将来のビッグピクチャーを示してくれる。
グロービス定量分析松本先生のお勧めの一冊。
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米国的 (1)単純明快に数字で判断するのを好む「経済合理性」、(2)ルール化を大切にする「法の支配」、(3)でたとこ勝負で決断がはやい「スピードは力、時は金なり」
企業価値 = C/(r-g) , C=現在のキャッシュフロー、r=リスク、g=成長性
「企業価値」とは誰にとっての価値か?誰が判断するのか?
「会社の存在そのものに価値の価値、すなわち社会における存在価値」は答えになっていない。会社は仕組みであって目的ではない。
企業が価値を生んでいない場合にその責任が経営者にあるならば、企業価値を創造するのは経営者である。リスクを背負い、厳しい決断を一つ一つ下して、結果責任をとる。この役割を担っているのが経営者であり企業価値の創造者である。
企業価値創造の担い手は経営者であり、その経営者の評価は株主が行う。
PER = 株価/一株当たり利益、
言い換えるとPER = 会社の値段(株式時価総額)/会社の利益
会社の値段 = 会社の利益 X PER
PERという倍率は、(r-g)という現在価値への割引率の逆数と同じ。例えばPER20倍は、(r-g) が5%ということ
外の人たちに、自分たちの考え方、やり方をきちんと説明するのが礼儀であり務め。説明責任。
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[ 内容 ]
日本では、「会社買収」に対する違和感を持つ人が多い。
しかし、株式会社というのは、そもそも「会社を売り買いする仕組み」ではなかったのだろうか?
本書は、会社に値段を付ける、ということはどういうことなのかを根本にまで立ち返って考え、資本主義というシステムの本質から、現在、世の中で何が起こっているかまでを、腑に落ちるまでしっかりと解説。
また、「企業価値算定」の基本公式を紹介し、「賢い投資家」になるためのコツをも伝授する。
[ 目次 ]
第1章 なぜ会社に値段をつけるのか
第2章 基本ルールとしての「米国流」
第3章 企業価値の実体
第4章 「会社の値段」で見える日本の社会
第5章 企業価値算定―実践編
第6章 ニュースを読み解く投資家の視点
第7章 M&Aの本質
第8章 日本の敵対的M&A、米国の敵対的M&A
第9章 日本らしい「会社の評価」のために
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]