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6/15 帰りの電車の暇つぶしに。もう完全に、興味本位です。この人の。業が深い人やなあって思いながら読んでる。ゴールないんでしょうね。どこまで行っても何もないんだよ、と言いたくなる。
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今まで、中村うさぎの書籍を敬遠してきたのは、文体が苦手だからとかではなく、自分自身のなかにいる「女」と闘っていたからだと思う
僕らが社会に出るという事は、日本の社会では「女として生きる」ということと「社会参画する者」が並び立たないからである。
女である以上は「感情で即物的に生きる」という存在であることと「理知的である」という事を並び立たせなくてはならない
僕らは絶対的な社会的弱者であると同時に
絶対的な社会的強者である
若人よ、ババアになる事を楽しみ、自分と言う戯曲者である事を楽しめ
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女はいつから、女じゃなくなるんだろう。
結婚したら?ママになったら?閉経したら?
今日共に暮らす母が、苦しそうに横になっていた。
最近少し無理をしたかららしい。
働かず、家のことを何にもしない父に代わり、
広い庭の草むしりをし、重たい灯油を買いに行き、毎日の家事をこなし、祖父の介護を行う。
終日働いていることを言い訳に、あまり手伝えない私にも責任がある。
でも、「出かけてくるから。」「遊んでくるから」と、家にいなければ遊びに行き、家にいれば終日テレビを見るか自分の部屋に引きこもり、気分屋で、母が用意したご飯を食べないこともしょっちゅうなのに、腹が減れば「飯はまだか」と言い腐る父親が、
母を少しずつ殺しているような気がしてならない。
母が、この先長く生きられなかったら、
私はこの父を恨むだろう。
お前が殺したのだと恨むだろう。
的外れな逆恨みだろうか。
「あの人が、もう少し働いてくれたら」
毎日のように、そう言う母の言葉が、胸に突き刺さる。
何も考えずに今、テレビを見、くちゃくちゃと飯を食らうこのモンスターのような父親が、私は嫌いだ。
母のことを何にも考えないこの父親が、大嫌いだ。
母を消費しつくし、生をむさぼり続けるであろうこの父親が、私は本当に嫌いだ。
わたしはいつかこいつと、和解することができるんだろうか。
母が消費しつくされてしまう前に、
この、母の命を消費する父親の後頭部を、殴りつけてしまうんじゃないかと、
狂気を持っていることを禁じ得ない自分の感情に、
心底おびえる。
この狂気と、この狂った父親の血を半分引き継いでいるのだという生きることへの後ろめたさが、
私の中で、消えてくれない。
家を出なければと思う。
でも、家を出たら、母が今よりもつらくなるだけだということが、私を思いとどまらせる。
わたしもこうやってまた、
父に消費されるのだ。
お願いだから、誰か助けてくれと、
叫びだしたい。
でも、いないのだ。
誰も助けてなんか、くれないのだ。
この父が、自分の異常さに、気づかない限り。
私の我慢が、限界を超えない限り。
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ひさしぶりに、うさぎさんの本よむと、文章の軽さにびっくりした。母親代行とか、おかまがよろこんでくれた・・とか、好きな話し。私にはうさぎさんみたいな体験・行動は縁がないと思うので読むのが好き。だってラブホの入口で酔ってこけたくない。
男を必要としない話しはとてもおもしろかった。
私もラスト・フレンズは大好きです。