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自然災害物を書かせたら、今日では高嶋氏が一番だろう。今回は東京直下型地震の話だが、壊滅的地震が起こってこうなった的な話ではない。本格的な地震はまだ起こらず、その前にどうするかという話だ。切り札は首都移転であり、理想的な状況で首都移転は実現へ前進する。が、実際にはこの日本においてこのような重大事が解決することは有り得ないだろう。日本の政府、官僚、国民全てが先送りの名人だからだ。だからこそ、国債・年金・健康保険・少子高齢化・領土問題等々この国におけるほぼ全ての問題は先送りにより顕在化してしまったのだ。これら諸問題を全て個々人で備えなければならない日本。未来はあるのだろうか。
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最初は「首都移転なんて絶対反対!」
と思っていたのに、読み進むにつれ
「賛成派」に私も変化していました。
私自身はきっと、
核で汚染されない限り、東京を離れることは
ないだろうけど、政治機能の移転は、
かなりありうることだと思いました。
やっぱり、これだけ災害を
抱えている日本、世界に先んじて
自分たちで何とかしていかないと
ダメだと思う。その辺り、
高嶋さんが上手に書かれていて、
またまた勉強になりました。
それにしても…(以下完全なネタバレ)
移転先が
岡山とは!意外でした。
昔は岡山に出張すると、
新幹線でも6時間かかり、
その頃は、出版業界でも手貼りと手書きが
当たり前。まだやっとワープロが出てきた頃で、
感慨深いです。
いつの間にか25年もの年月が過ぎて、
新幹線も早くなり、ネット社会も
進み、日本中世界中があっと言う間に
つながるようになりました。
こりゃあ、日本も変わるよね。
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前半は読み進むのに苦労した。
首都崩壊の緊迫感に欠け、物語のスピード感もない。
そもそも「首都崩壊」というより「首都移転」ではないか。が、首都移転として読んだなら、それはそれで軽すぎる。途中で読むのを止めようかと思ったくらい。
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首都直下地震によって日本発の世界恐慌が起きるかもしれないという、近い将来あり得る話です。
政治が凄く絡んでいるのでちゃんと分かるために色々と調べてしまいました。
最終的に崩壊はしませんでしたが、新しい日本のあり方を読んでるようでした。
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日本が地震で崩壊する話。
中国もアメリカの反応も、本当にあり得そうな話の展開。
お話として、ラストも綺麗。映画になりそう。
ただ、長いし前半がちんたらしすぎ。
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そういう話だったのか。参事官の暴走、と言われても仕方ないのかな~、と思う。
首都移転。あっても良いかも、と思ってしまった。
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全く盛り上がらない。登場人物への感情移入も無い。東日本大地震をモチーフにしたストーリーだが、タイトル負けしている。つまらない。著者の想像力のかけらも感じさせない本。
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首都移転のお話。
崩壊って言ってるから、地震で大変なことになるんだろうなって思っていたのですが、そうではなくて地震がきっかけで首都移転を考えるお話でした。
ほとんど経済と政治のお話。
最終的にどこが首都に決まるのかということと
そこがつき合っていたとは驚いたなぁ
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著者お得意の展開といえばそうでしたが、主題は地震ではなく、経済。日頃日本の経済や政治、教育、先行きについて感じているところについて、かなり重複するところもあり、フィクションながら、若干の現実性も持って読みました。
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首都が崩壊するような規模の災害が発生する!かと期待してたが発生しない。数年以内にそうなるから崩壊する前に首都を移転しましょうねってお話。
主人公も頑張ってるけど、友人ロバートが凄すぎない?人脈あり過ぎるし情報持ってるし。主人公は色んなところに情報を漏らしながらロバートの人脈フル活用で危機を乗り越えていく。
首都の移転先が予想外の場所で驚いたけど、意外とアリなのかもしれない。主人公の頑張りとは別のところで用意されてた結末な感じもしたけど、綺麗に終われたんじゃないかと思う。