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歴史(中)
ヘロドトス(`Ηροδοτος英語では、Herodotus、(紀元前485年ごろ - 紀元前420年ごろ)
第4巻 (Melpomene メルポメネ)
第5巻 (Terpsichore テルプシコラ)
第6巻 (Erato エラト) Battle of Marathon
歴史 (ヘロドトス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2_%28%E3%83%98%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%88%E3%82%B9%29
Histories (Herodotus)
http://en.wikipedia.org/wiki/Histories_%28Herodotus%29
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【麻生川さんのコメント】
歴史、特に本物の歴史を読むことは現代の国際社会に暮らす我々にとって非常に大切です。
特に古代中国やギリシャ・ローマの歴史書の原典には彼らの価値観を知るのに不可欠な事例が善行も悪行もどちらも数多く記載されています。
こういった観点から、現代人が書いた『歴史書もどき』ではなく、当時の人達が当時の価値観で綴った(そして今なお時の流れに超然と屹立(きつりつ)している)本物の『史書』を繙くことが必要だと私は思っていますので、この本をお勧めします。
分厚い本ですが、頑張って読んでください。きっと一生の宝となるでしょう。
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第4巻〜6巻収録。カンビュセスの子、ダレイオスによるスキュティア遠征、そしていよいよペルシア戦争の発端、イオニア植民都市の反乱が5巻で記される。ペルシア戦争とはもちろんペルシア帝国VSギリシャ連合を指すが、そもそもの発端は小アジア、イオニアにおいて自らの権力の拡大をもくろみ、それをあたかも「ペルシアからの独立」運動のように装ったイオニア支配者層の煽動に、ペルシアの領土的野心、ギリシアの危機感などが結びついてあの大戦争が誘引されたというのがヘロドトスの見解のようだ。自らの力だけでは独立はおろか勝利がおぼつかないミレトスの支配者、アリスタゴラスやスサの支配者ヒスティアイオスらが周辺を巻き込みペルシア帝国に対して反乱を起こした為、それを鎮圧しようとしたペルシア軍と戦闘が起きた。一旦イオニア諸都市は鎮圧され当事者二人は死亡したにも関わらず、そこから事態は地中海の覇権を賭けたペルシアVSギリシアの大戦争へと拡大していったようだ。第6巻においていよいよ両軍はあのマラトンの闘いで激突する。この地上戦においてアテナイが勝利。このマラトンの闘いにおいて勝利の報を母国へ運んだ伝令の故事にちなんでマラソン競技が始まったとされるが、生憎その記述は見あたらない(笑)
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「歴史(上)」の続き(当たり前だけど)。ペルシアの大王ダレイオスの軍勢がギリシアに及ぶ当たりの時期を記述している。当時の戦争、また戦後の略奪に関して詳細に述べられている。
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フェニキア・リビア・スパルタ・アテナイなどの国制にふれており、最後にマラトンの闘いがある。狼男やアマゾン、結婚儀礼の話などが面白い。全般に、ギリシアの都市国家のつぶし合いで、あけくれており、少々退屈である。
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やっぱり転しまくりやん。
アレクサンドロス出てきたけど使者の態度にムカついたから全員頃す。
しかもここに書くのを憚れる程残虐かつ陰湿。しかしよく考えてみれば、自分たちの強さを見せつけるために一番効果的なのだろう。それは今も変わらない。
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入院中に自宅の本棚から供給してもらった。何年か購入してあった著書だ。
地中海を中心にエジプトやリビア、地中海東部沿岸、ボスポラス海峡や黒海等の広い地域で多くの国や民族が出てきて頭の中は大混乱だ。まあ当時は都市国家を基本としていたから国が細かくなるのはやむを得ないか。2,500年もの前の国を治める者達の権謀術策が鮮やかに遺されていることに感心してしまうな。