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改行もなくダラダラと続く文章が読みにくい。あえてそうしてるのだろうけど、自分には合わなかった。一応現代的なテーマをモチーフにはしているのでウケはよいのだろうけど、物語性も心理描写も殆どないので、週刊誌の事件モノの記事を台詞の羅列で読んでいるという不思議な感覚。
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2015/3/19
全く先が読めず、最後まで読んでも一体なんの話だかわからない 笑
可笑しい話三編。
Twitter民に選ばれるだけあってRTされてきたら読んじゃうだろうなって感じの文体だけど、小説としては解せないー。
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「IT業界 心の闇」★★★
「Tシャツ」★★★★★
「金を払うから素手で殴らせてくれないか?」★★★
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意味もなく読みやすかった。よみやすかったが、意味はわからなかった。面白いかといえば面白い。読みやすく意味がわからないことを書くひとは結構好きだ。
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『IT業界 心の闇』★★★★
『Tシャツ』★★★★★
『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』★★★
木下古栗、今後要チェックだわ。
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Amazonでの本書の内容説明にこう書かれている。
読むものを混乱と肩すかしに陥れるカルト作家の真骨頂。古栗ワールド全開の小説集。
このように『○○ワールド全開!』とか『○○ワールドの真骨頂!!』『○○が魅せる独壇場!!!』とかいう売り文句が並べられている本は要注意である。
この手の売り文句がつく作家の物語は非常に読者を選ぶ。
読者の感性と作家の感性がシンクロできれば、これほどオモシロい物語は無い。しかし、少しでもベクトルの角度がズレていると、先々物語に没入しようにも取っ掛かりの数度の角度は、読み進めるほどに読者は作家の感性に引き離され置いてけぼりを喰らわされる。
本書には、
IT業界 心の闇
Tシャツ
金を払うから素手で殴らせてくれないか?
の3編の中編が収められている。
『IT業界 心の闇』はIT業界に勤める主人公が、何の因果か上司の不倫相手の身代わりになって奥様へ謝罪するがしかしっ!?というお話。
『Tシャツ』は、若かりし頃日本のとあるご家庭でお世話になったアメリカ人ハワードが数十年ぶりに日本を訪れ、地域住民と交流をするというお話。かと思いきやいつの間にか主人公は入れ替わり立ち替わり、グチャグチャに入れ子になった行き着く先のラストを責任持つのは誰っ!?というお話。
『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』は、この3編のなかでは一番わかりやすい。ある日失踪した主人公米原正和を米原正和自身が同僚を引き連れて探しに行く?というお話。そして、衝撃のラスト。
それぞれのお話はさほど解りにくいというモノでは無い。ストーリー自体は単純である。
が、その単純なストーリーのページの右上から左下まで埋め尽くす言葉の数々にどれだけ乗れるか?
この物語はどれもこれもリズムである。作者が奏でる『言葉』のメロディにどれだけ身を委ねて感じられるか次第で、この物語の評価は分かれる。
なんか、大昔に読んだ高橋源一郎の『さよならギャングたち』を初めて読んだ時のような印象を持った本である。
ちなみに、万全の状態で『無』の状態であったらボクとしては楽しめる本である。が、変に頭が冴えながら読んでしまったので、正直リズムに乗りきれずに読了してしまった...(^^;)ハハハ。
後々再読した時にはまた違った印象を抱くようなタイプの本である。
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いちいちうっとうしい文体、語り口、読みづらいリズム、ふざけるなと思いつつ読み進めて、終わるころには癖になったかもしれない。脱税といえば茂森さん、ハワードさんのTシャツ、米原正和を探しに行くぞ。
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失踪した男を、その本人が追う? 不思議に満ちた4編の短編。
きっとこの手の本が好きな人にはたまらないのかと思うけど、
私はよくわからなかった(^^;
強いて言えば、最初の短編が好きだったな。続きが気になった。
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とても面白かったが、この気持ちはどういえばいいのか。
面白い小説を書くための百術千慮のうえ、これまでの小説の設定というものからは別の場所から書かれたような話だった。
これから先の本当に面白い小説は、こういう風に書かれないといけないのではないか、、、分からないけど。
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人づての人づてで薦められて読んだ作品。しかしわたしはこの作品を誰かに薦めることはないだろう。
内容は3つの短編集で、表題の作品は3番目に位置する。
感想としては、ここまで読んでいる側の気持ちを考えていない作品に初めて出会った、になる。よく言えば個性的だが、悪く言えば著者の自己満。
最初の2編だけならば、何が言いたいのかわからないということで★2だったが、表題の短編は独特の雰囲気が素直に楽しめたので、★2.5。
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テンポ良く読める分、最後に来てグロさが光る1冊でした。
テンポの良さという点では、「Tシャツ」。
まち子が~する。というループ。文章として平坦になりかねないが、読ませてしまう技量を感じた。
末恐ろしいわ、この子(苦笑)
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表紙的確。ちょっとずれてる、世界が。古栗ワールドとかじゃないよ。世界が、よ。帯で、頭が柔らかくないと読めないって書いてあったの、そうだと思う。わたしは表題作が好きです。ほかのはきついです。話題だったから。グローバライズの順番待ちで先にこちら。
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『急接近の気配がして目の前の光沢液晶画面に人影が映り込んだ。振り返ると米原が立っている。「おい鈴木、米原正和を捜しに行くぞ」とその米原正和が言った』
理屈で何かを理解しようとすることを木下古栗は猛烈に拒否する。とは言え、全ては単なる言葉遊びのように並べられはするが、その一つ一つにどこかで聞いたフレーズが、皮肉な響きを伴いながら木霊する。その元のフレーズの意味を手繰り寄せてから次の言葉へ進むべきなのか? 愚かにもそんなことを思いつくが、その答えは直感的には否である。たが、ピンチョンの「重力の虹」のように夥しい脚注が、後世出版されるであろう木下古栗全集の中に挿入されることがないとは言い切れない。その時になって、分かっていたのに、と叫んでも始まらない。cautiously optimisticに読み飛ばす、それが精々出来ること。
それにしてもこの作家は何かに憤っているのだろうか? だとしたら何に?
現代社会全般に対するもどかしさ。日々目にする理不尽さ。公共交通機関の中で起きるちっぽけな無言の小競り合い。なんだか知らない内に自分たちの身の回りは小さな諍いだらけになって、それをやり過ごす内に何かがすり減っていく。そんなことに対する憤り。
ナンセンスな文章の中に秘めた毒性。これを面白がれなければイケてないことになり、単純に面白がれば皮相的な笑いとなる。木下古栗は悩ましい。
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全体的に好みがわかれそうなヘンテコな話ばかりなのに、Twitter文学賞2014年第1位はすごい。個人的にはたいへん好み。ハマりそう。
「IT業界 心の闇」3…アシンメトリーでアンバランスでとりとめのない不思議な駄話。
「Tシャツ」5…時間や場所を無視した超圧縮文体の中毒性たるや。
「金を払うから素手で殴らせてくれないか?」4…失踪した上司を捜索する部下たちの優しき悪ふざけと悪趣味な結末。
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相変わらずのナンセンス、不条理、アバンギャルドが全編にわたって炸裂だが、他の作品集より読みやすい感じがした。
収録作「Tシャツ」の「まち子が~」のくだりが最高。
木下作品も一種の「アール・ブリュット」であると改めて感じた。