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グローバル化が進み、国教を超えた文化の流がますます増えることにより、日本発の文化を楽しむ人の多くは日本語を話さず、日本に行ったことがない人が大多数。
文化について世界のスケールで考えようとしているのは、文学研究だけでなく歴史や美術史も。グローバル化の中で文化をどのようにとらえるかは21世紀の人文学の大きな課題。
アメリカで戦後、地域研究が発達した背景には地政学的な目的もあった。政治的に重要なソビエト、極東アジア、中東などについて総合的な知識を持つ専門家を育成することが大きな目標とされていた。
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文化は生まれた国のものなのか、世界共通の財産なのか?
これを文学やポップカルチャーを中心に考察する一冊。
文学の場合、原語でなければ本当の理解はできないのか? 翻訳することで失われるものはある。それを理解した上で、世界に問うことで文化は豊かになっていく。
うん、その通りだ。
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いろいろな観点があるということ。
また、村上春樹が世界で多く読まれているとは意外。英訳を読んでみたくなった
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著者曰く、世界に向けて発信することとはどういうことか、と読み替えられるそう。
文学を読むのに、世界を目と学問的な目が必要らしい。
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勉強になった。
視点を変えてみる、発想を柔軟にしておくことの意義みたいなものを感じることができた。
一方で、文学に関する詳細な議論については、わかっていたことではあるが、文学批評にあまり触れたことのない人間にとってはムズカシかった。