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マキャベリと言えば『君主論』を浮かぶ。ビジネスだけではなく日常生活において大切なことも綴られている。
項目を2つだけ紹介しよう。
1つ目は相手の約束を守らなくとも(本当はよくないのだが…)自分で決めた約束は守ること。周囲に「俺は3ヶ月以内に7kg痩せる。」と宣言する。もし、そのことを果たせなかったらどう思うのか。恐らく多くの人はこの人大丈夫なのかと不信な疑問を抱くだろう。相手が言い出した約束を破るより自分で発言したことを守れない方が罪が重いだろうと私は考えている。守れそうにない約束は最初から慎むべきである。今後、私も自分の発言には責任を持って色んな人と話をしたい。
2つ目は人との接し方について書いていきたい。
よく「みんなから好かれる人になりなさい。」と一度は言われたことは皆さんもあるだろう。しかし、マキャベリの視点から言えば八方美人ほど有害なものはない。誰にもいい顔をすれば好かれるのは不可能だ。さらに、親切にすることは美徳とされているが場合によっては悪徳になることもある。今の親が息子・娘の大学生の就職活動まで顔を出すのがひとつの例として挙げられるだろう。就職が難しくて心配したくなる気持ちはわかる。ただ、あまり首を突っ込んでしまうと自立の妨げにもなるだろうし就職に至るまでのプロセスを自分の力で考えられなくなってしまうのかなと思う。どうやらせるかは考えさせ、突き放すことも必要なんじゃないかと考えている。
悪いことが善い結果に結びつく可能性があること、善いことが悪い結果を招き兼ねない状況になることを学んだ。
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再読。
なんとなく本棚から手に取って読んでたらハマってしまいました。
この人の本おもしろい。心理学者の本。
マキャベリの考え方は仕事にもすごく役に立つ。
性悪説。
理想は理想として、人は基本的に悪である。
全部が全部納得できる訳ではないけれど、いいと思った部分だけを盗めばいい。
これがつまり読書の醍醐味ということですな!
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2024/02/11 読破
一言:マキャベリの思想を現代語で話してくれる良書
感想
組織の作り方・在り方で悩まれる方は一見する価値があると思います。内容量が多くないのでさっと読めます。マキャベリの君主論を読む前後に読むと、理解が深まると思います。
下記は印象に残った点
p65
人の成長には「必要性」と「緊急性」が必要。
人を動かしたいのであれば、「なぜ、そうする必要があるのか?」をとことん説明すべき。
p72
悪口は言わないようにするのが、長の勤め。
言うなら本人へ直接伝えるべき。
p79
他人と差別化し、突出するまでは「目立ち」
突出したあとは「謙遜」すべき。
p87
立派なアイデアも、上手に他人へ伝えられなければ持っていないのと一緒。
話術を鍛えよ。
p95
自分の能力については、言葉よりも
過去の実績や、行動で示す。
例)私にはコミニケーション能力がある
→弁論大会で優勝したことがある
p112
人を動かす方法
①恐怖を煽ること
②罪悪感を煽ること
③ユーモアを感じさせること
④報酬を用意すること(p122)
報酬の用意例
例)ボーナスの権利を付与
出勤につきトランプを一枚
5枚集まったらその配役で1番強い人が20ドルゲット
→ボーナスは1人にしか払わなくていい
p142 ⭐︎
自然はごく少数の人間しか強くしない。
だが、努力と鍛錬は多くの人間を強くする。
p178
知恵と力の使い方
実力があるときは、ライオン(力)
ないときは、イワシ(知恵)