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これは面白い。行動経済学を使って、世の中の色々なシーンを解説してくれる。「ファスト・アンド・スロー」に次ぐ良書。
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面白い。行動経済学の導入にはぴったり。
物の見え方が変わる、とても良い本。
経済学の基礎も抑えれば、より深く理解できるかも。
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無知で申し訳ないのですが、
常々何故経済という予想も出来ないもので
世の中が回っているのか不思議に思っていました。
合理的な行動とか全然取ってないんだけど
これ経済にどう影響するんだろうなどと考えることもあったので、
行動経済学という分野を聞いた時、
お、面白そうと感じ、読み進めること数冊。
中でもこの1冊は人を巻き込んだ実験と
その結果が数多く載っているので非常に面白かったです。
特に印象に残っているのが、無償のものに対価を支払うと、
逆にやる気が損なわれるという不思議。
あとは所有効果とか、自分でも知らず知らずのうちによかれと思って判断していることが
実は全然合理的でもなんでもないということが目からうろこでした。
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久々に本屋で気になったので手にとってみた。
無意識の内に行動に多大な影響を及ぼしている力があること。それは時に『感情・相対性・社会規範・価格・プラセボ効果、等・・・』であり、自らが決めていると思い込んでいてもそれには多くの別の要因によって意思決定が左右されているのだということを覚えておく必要がありそうだ。
特に、報酬が現金になる場合の思考の変化、感情が高ぶっている時の判断力の変化、無償と有償の際の判断について。面白い具体的な実験結果が列記されており、是非読んで頂きたい。
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自分が下す決断は自分が意思をコントロールして行っていると大抵の人は思っている。が、目の錯覚があるように、意思決定にも心の錯覚があるよ、ということを示す実験や事例を交えた内容。
TEDや「白熱教室」と重複する内容はあったものの、やはり面白い。ちなみに、私自身がこんな事を書いてアップロードしているのは別に誰かの為ではなく本書の7章にある先延ばしへの対策で、己を縛って習慣化するための方策だ。
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面白かった。
私たちが、日常生活において、ちっとも合理的でない行動ばかりとっていることが、具体的な実験結果とともに記されている。
ということは、この本を読んで、不合理な行動及び行動原理を理解することで、合理的なスマートな人生を送ることができるのかもしれない。
そんな気がしてきた。
まずは、読み終えた2日後には、本書のエピソードをひとつしか記憶していない自分のばか頭を何とかしなければ。
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同じ100円安くなるのでも、ボールペンとスーツでは感じることがまったく違う。ボランティアは喜んで引き受けるのに、安い報酬を提示されるとやる気がなくなる。論理的に考えるとおかしいと思うのに、人は誰でも不合理な行動を取ってしまうようにできている。行動経済学の入門書。
タイトルが秀逸。人は不合理なもので、しかし、それは予想できるものである。共感でき、興味が持てる内容ばかりでとても面白かった。ダイエットがうまくいかない、貯金ができない、といった悩みが自分だけのものではないのだと気づかされたことが大きな収穫。人間はもともと「わかってはいても行動できない…」という不合理を抱えている生きもので、それを理解した上でどうするかを考えよう、というのはすごく建設的だ。根性論ではなく、真理を理解しているかどうかというのは、人生を左右すると思う。
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ものすごく売れていたのに読む機会を逸していたのでちょうど読めてよかったです。読み口も軽くて厚い割にスイスイ進められて快適です。
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流行りの行動経済学。人間の行動はいかに不合理かという様々な実験や事例を示していて、身につまされるものも多く面白かった。
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これは面白い!
キャッチーなタイトルでありながら、行動経済学の学説に則った実験をもとに人間がいかに不合理な行動をとってしまうかということを研究成果としてユーモラスに明らかにしていきます。
面白く読んで、自分に問う。「人間性について新たに理解したことで、何かちがったやり方ができるだろうか。」そこに、本物の冒険が待っている。
現実世界で応用できるモデルが満載。そこらのビジネス書を寄せ付けない説得力。
読み返しながら、まともな選択をしていると思い込んでいる自分と常識を疑って、変えていきたい。
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【学びたいポイント】
①なぜ人間は不合理なのか?
②どのようにしたら合理的に判断、行動できるのか?
③おもしろいエピソード入手
①社会規範の中に市場規範を持ち込むという誤りを犯す
②学生の主体性に任せて成績を上げるには、その学生が自己分析を適切にできている必要がある。特に弱点を自覚し、認めて、克服しようとすることが大切。
まずは人は不合理な生き物である。自分のどんな部分が不合理になっているかを知ることから始めなければならない。
③市場規範と社会規範
→社会的なインセンティブで頑張っていた人に、金銭的なインセンティブを与えたとたん意欲が下がることがある。
性的興奮の影響
→興奮状態では、合理的な判断はできない。
アンカリングが最初の決断に基づいて行われるのにスターバックスは成功した。ダンキンドーナツなどがアンカリングにならなかったのは、スタバが、入店経験が他とは違うものになるよう、できることを全て(高貴な名前、様々なサイズ、炒りたての豆の香り、見栄えのする軽食など)やったから。ダンキンドーナツがアンカーにならなかった。
〈どうすれば教育制度を改善できるのか〉
まずは学校のカリキュラムを再検討。社会全体が気にかけている社会的な目標(貧困や犯罪の撲滅、人権の向上など)、科学技術的な目標(省エネ増進、宇宙開発、ナノテクノロジーなど)、医学的な目標(がん、糖尿病、肥満の治療など)とのつながりをもっとはっきりすべきだろう。そうすれば、生徒も教師も親も教育により大きな意味を見いだし、もっと熱心に意欲的になる。
また教育することが目標であると忘れず、学校で過ごす時間数と生徒が受けた教育の質を混合するのはやめる。
科学技術ではないが、人文系の技術が一定数の研究、検証を経て、詰まっている。日常生活やビジネスに取り入れない手はないはずだが、明らかにその数がどこの業界でも少なすぎるのが現状だ。
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社会的認知,特に意思決定とか経済行動に関わるようなところの研究成果をいろいろ紹介した本。まちがった誇張もないし1つの章は短いので,ゼミお題本としてよい。
著者のアリエリーはイグノーベル賞受賞歴もあり。
カーネマンは行動「経済学者」じゃなくて認知「心理学者」だッ。
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行動経済学。理性的な判断で全てが動く訳ではないということが、いろいろな実験データを交えて書かれている。
無料でクッキーを配った場合と、1個1セントで配った場合に、後者の方が多くのクッキーが持ってかれていく、など実験の内容・結果ともに面白い。
社会規範の領域だと自制が有力だが、市場規範の領域になった途端、費用対効果が力を持つというのは面白かった。物事を依頼するときの参考になる。
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行動的経済学研究の第一人者である筆者が書いた。とても興味深い実験結果を通して人間が選択する原理原則にせまる。
社会規模と市場規模の実験結果は、要するに「真心」と「金」に対する関係を見事に浮かび上がらせる。
締め切りに対する先延ばしの原理では、仕事の期限の与え方に大いに示唆を与えてくれる。
本全体を通してユーモアにあふれ、軽妙な文章で、分量の割にはとても読みやすい。
読書会で共有したい秀逸の一冊。
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目次に魅せられて購入。人を動かす根本要素は何なのかを知るため、興味深い研究結果に基づいて記された1冊。
【絶対的基準は…ない!】
人は、ものごとを絶対的な基準で決めることはまずない。つまり、他のものとの相対的な優劣に着目して、そこから価値を判断する。これはものの価値だけではない。自分がどんな生き方をしたいのかさえ、親戚なり友人なりの生き方との相対で選ぶことが多い。他にも、小丸に囲まれた中丸は、大丸に囲まれた中丸よりも大きく見える錯覚だってある。
→医者の子は医者になる?親が大学出ていると、その人の子も大学出る?この手を使って、合コンでは自分よりもちょっと魅力的でない人を連れていくと自分は…。
【トム・ソーヤ―に学ぶ雑用への対処法】
ペンキ塗りをおばさんに頼まれたトム・ソーヤ―はいかにも楽しそうにペンキ塗りを始めた。この仕事は面白くてたまらない!…ふりをする。そして、それを見ている友人にこう言う。「これが雑用?塀を塗るなんて、滅多にやれる経験じゃないよ!」と。すると友人は「お金を払ってでもやりたく」なる。
→これはお金を払ってでもやる価値があるものか?お金をもらわなきゃやる価値がないのか?第一印象でアンカーが決まる。私は給料をもらわなくても・減給されても今の仕事をする?
【なぜ楽しみでやっていたことが、報酬をもらった途端につまらなくなるのか?】
社会規範と市場規範による差。
例えば、毎日のお風呂掃除が子どもにとってお小遣いのためであればそれは市場規範。今後二度とお小遣いなしではお風呂掃除はしないだろう。一方で、家族という社会の一員としての役割に長男はお風呂掃除、次男はお皿洗い、を与えるとこれは社会規範になり、無料でやることが当たり前になる。社会規範の中に一旦市場規範が入ると、社会規範は冒される。
→私たちが何か周囲の人のために仕事をしたとき、「なんで感謝されない?」と見返りを求めることは市場規範、つまりその価値に見合うことを周りに要求しているのだろう。私がすることは社会のためになり、これは自分のためにやっているという気持ちこそが社会規範。
【最後の一口が皿に残るのはなぜ?】
共有の皿で出された料理は、共有資源で私物化されたものでないから。このとき私たちは社会規範に入っているため、周りよりも資源を取り過ぎないように消費を抑えるのである。
→飲み会に1つ良いネタができた。
【ドーナツに手を伸ばさないためには…】
ダイエットをするには、定期的な運動をするとか、糖質・脂質を控えて野菜中心の生活にすべきということは「頭では分かる」。しかし、未来の健康をありありとイメージするのは難しいので、ドーナツに手を伸ばしてしまう。
このように、長期目標のためにとるべきあまり喜ばしくない行動に対して、目先の強力なプラスの強化を与える奥の手を探すのが有効だろう。
→ドーナツに手を伸ばしそうになるのはなぜだ?通勤路にドーナツ屋があるから?クーポンのお知らせがメールで届くから?夜8時になると���腹になるから?そのトリガーを抑えることが肝心。通勤路を変えてみる、メルマガを廃止する、夜8時には撮りためたお気に入りのTV番組を見る、など別の目先の強力なインセンティブに手を伸ばそう。
【一度上げた生活水準を下げられないのは…】
一旦所有してしまうと、並大抵では元に戻せないという研究結果がある。
→一度、2LDK・宅配ボックス・追い炊き機能付きお風呂の部屋に住んだら、次もその機能がついた所に済みたくなる。一度、東京で7万円の家賃の所に住んだら、地方でも同程度の家賃の部屋を探す。一度、1週間お試しルンバキャンペーンに手を出したらルンバを放せなくなる…。これを避けるには、自分はまだ所有者じゃないと、距離を置くしかないが、とても難しい。。。
【インターチェンジの高級フランス料理店に行きたい?】
雰囲気から得られる期待感は、満足度に大きく影響を与える。東京の高級フランス料理店でフォアグラを食べるのと、地方高速道路のインターチェンジでフォアグラを食べるのでは、同じものを食べても前者で食べた方がおいしく感じる。
→ブランド認知の問題。年下で、口下手な私から講釈を聞きて満足する人は少ない(釈迦に説法だ…)。場に合ったサービスを提供するか、サービスに合った場を創るか、だ。
【プラセボは効くのか?】
プラセボ(有効成分を含まない錠剤)が効くには2つの条件がある。
①信念、②条件付け
①有名な医師、大学病院での診察、懇切丁寧な看護師、から処方されると効くという信念が芽生える。更には、高いと効果があると思いがち。。。特価品で購入した風邪薬よりも、定価で買った風邪薬のが効果があるのだ。
②パブロフの犬と同様。①が前提条件?効くというのを自他共に認められる状態にあること。
ということは、どこかの民族が疫病を治すために村人を生贄にするとか、霊媒師がヒキガエルの目玉を煎じた飲み物が除霊に効くのだ、と良うこともまんざら嘘ではない。
→病は気から。人がどうこういうことに耳を貸さなければ良い。自分が信じるものは効果はどうあれ効くのだ!他人が信じているものに、例えばマイナスインを浴びると肌がきれいになるなんて迷信だよ、口を出すなんて余計なことをする必要はない。
【正直者は馬鹿をみるのか?】
私たちには生来、社会の倫理に従うと満足し、従わないと不満になる。だから誰も見ていない朝4時でも赤信号なら止まるし、拾った財布の持ち主が見つかれば嬉しい気持ちになる。
しかし、人々はチャンスがあればごまかしをしてしまう(目一杯はしないが)。答えがあればカンニングするし、会社の備品も私用に拝借してしまう。
こんなことに手を打つには、誘惑に駆られている瞬間に道徳心を呼び起こさせること。理念の唱和や甲子園での選手宣誓には一定の効果があるのだ。
→私はどこまで倫理に反せず生きられているか?ゴミをポイ捨てしていない?立っているのがしんどそうな人に席を譲っている?妻と電話できるのに言い訳して翌日に延ばしていたりしない?人と会う約束がちょっと面倒になってウソをついてキャンセルしたりしていない?