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やっぱり井上靖の小説は短篇も面白いです。
感想のつづきはブログで…
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補陀落寺に代々伝わる、渡海上人の慣わし。それは、生きながら海に出て往生を願うというものだった。表題作ほか9編。
決して悪い短編集ではなかったし、井上靖らしい淡々とした清らかさがよく出ていたと思う。しかし、読み終わって日数が経った今になってその内容を思い返そうとすると、どうにも印象が薄いのである。
というわけで、感想を書こうと思っても言葉が出てこない・・・やはり感想を書くのは読んだ直後に限る、と反省したい。
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人生と死に向き合う作品9編。掲題は、既に海に流され死ぬ運命を認めながら、恐怖と葛藤にもがく僧の話。著者の筆力の凄さを感じる。2018.1.13
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井上靖は日本文学の代表とひとりごちた。
渡海上人の様々なパターンが金光坊を通して綴られ、各人の表情が、シャープに読者の心を抉る。
個人的には、小磐梯が心に残る。吉村昭に通じているドキュメンタリーながら、民俗的な風景と慕情が、読後の印象を最も強めている。
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表題作を読みたくて購入。表題作以外は1作を除いて現代小説でしかも全く面白くない。
表題作はまずまず。最も終わり方をもう少し工夫出来ないものか。それともこれは史実なのか。
もう一つの歴史小説は磐梯山の噴火。凄まじい出来事のようだが、小説は今ひとつ。