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現代版の女性問題に踏み入った本を読んだのははじめて。
性別に関係なく選択枠が与えられるだけでなく、自分は間違ってあるのではないかと悩まずに選択できるようにする、という文章が印象的。
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以前TEDの講演を聞いた時には上から目線的な感じを受けてあまり好きになれなかったし、依然賛否両論あるのかもしれないけど、これを読んでかなり好きになりました。6章本音のコミュニケーションには全面的に共感。
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今年1番面白かった!(今年そんなに読者してないけど)新しい学びもあったし、感じてたけど、明文化出来なかった考えが整理されたりも。女性は自分を過小評価する傾向にあること、社会の期待に応えていないことに対する罪悪感、主婦vsキャリアウーマンが互いを非難しがちなこと、等々。成る程な。暫くしたら、また読みたいし、多くの人に読んで欲しい一冊。先日のサンドバーグの公演に抽選漏れたの未だに悔しいな!
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FacebookCOOのシェリル・サンドバーグ氏の自伝的な要素も含みつつ、女性と仕事・リーダーについて、語られている。リーダー?働く女性?そう敬遠せずに是非手にとってほしい本だ。私は働き続けることを望んでいるが、決して彼女のようなリーダーになることを夢見ているわけではない。彼女は私のような考え方も否定していないし、専業主婦になることも否定はしていない。この本は、ジェンダーについて、真正面から向き合っている本だから、女性も男性も、一読の価値あり、だ。数々のステレオタイプやジェンダーに対するイメージを、研究や分析から説明されていて、こういう仕組みだったのか!だからなのか!と納得すること請け合いです。
以下、備忘録~~~~~~~~~~~~~~~~
「女性が直面する障害物はたくさんあるが、その頂点の君臨するのが「恐れ」である。」
「同じテーブルにつく」
・男性が強気で主張してもほとんどの場合マイナスにならない。女性は「献身的」というステレオタイプのせいで、女性は犠牲を強いられ、しかも報われない傾向がある。→こうしたステレオタイプが未だに存在する以上、交渉の席につくときには「自分のことを考え全員のために行動せよ」が女性には良い。
「キャリアは梯子ではなくジャングルジム」
「仕事を決めるときの基準はひとつしかない、それは成長、しかも急成長だ」
・一生懸命打ち込める仕事を見つけるためには、的をしぼりつつも柔軟であるべき→ひとつは遠い夢、もうひとつは18カ月プランを立て、二つは同じ方向を目指すこと
「女の子はごく幼いうちから、バリバリ働くか、いいお母さんになるか、どちらかを選ばなければならないというメッセージを受け取っている」
「子育てのために仕事を辞めるにはその必要ができたとき、つまり子供が生まれたときだ」
「実際に子供が生まれるまでの年月は、けっして後退りする時期ではない。前にすすむべき大切な時期である」
→まさしくそう!そうだ!勇気をもらった。
「対等のパートナーシップを望むなら、最初からそのパターンを確立することが肝心である」
「すべてをこなすことはでとてもできない」
「たいていの人がジェンダー・バイアスの存在を認めているが、自分はちがうと言い張る。」「誰もが、自覚のあるなしを問わず、バイアスに影響されている。」
「どんな仕事でも、ある程度の犠牲はつきまとう。ここで重要なのは、不必要な犠牲を避けることである。」
→声をあげることに怖気づいてはいけないのだ。
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フェイスブックのCOOというより、TEDの講演が評判になったような感もあるが、才能あふれる著者にしても、悩みながら、女性として生き、キャリアを積んできたことが記されている。女性の役割、男性の役割というよりも、人間として能力を発揮し、社会に貢献することを求めようという主張は、そうだよなと思う。一方で、文中に日本の統計データが多く用いられているが、そうした価値観が我々の中心にあるわけではなく、やはり男性・女性というステレオタイプで見ている面は多い。性差を認めながらも、多様性を重視し、個々人の人生と業績貢献に価値を置くような人生、社会を作っていかないといけない。ということを感じさせてくれた良書。ただし、後半はちょっと気が抜けたかな。
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シェリル・サンドバーグが、自身の体験を包み隠さず話すことで、女性が働くことの大変さを教えてくれます。女性のビジネス社会への進出が当たり前になったと思いますが、まだまだ男性社会なのが現実です。この男性社会を変えるには、女性が権力のある地位に就くことが必要だとシェリルは言います。会社に勤めている人なら分かると思いますが、結局はトップの一存で変わってしまうことが多いのです。だからこそ、女性がトップになることでしか、変わっていかないことがあるというのに納得できます。
この本でも述べられていますが、女性が働くことで問題になってくるのが、子供の問題です。女性にしかできない出産のために、多くの女性が自らの出世や仕事を手放してしまっています。さらに出産をするということは、子育てをしなければいけません。子供を育てるということは、自分以上に心と時間を使います。子供を育てることで、仕事上の融通がしづらくなるのが現実です。そういった女性が抱えている不安や問題を、周りが理解して支える環境を作っていかないと、社会は変わっていきません。シェリルの場合は、夫のデーブが非常に理解のある方だったのが良かったのでしょう。シェリルが働くということに惜しみないサポートを、当たり前のようにしてくれます。しかし、子供を持つ女性に必ずしもパートナーがいるとは限りません。そういった場合でも、女性が働くことを諦めないよう、社会や会社のサポートがある世の中を作っていかないといけません。
こういった問題は、アメリカという国が一番進んでいると思っていましたが、この本を読むと、アメリカもまだまだ女性が働くということへの理解が進んでいないことが分かります。それ以上に進んでいない国が日本でしょう。そして日本の男性こそが、一番女性が働くということに、偏見を持っているように思います。だからこそ、日本の男性がこの本を手に取り、働くということについて、真剣に考えてほしいと思います。
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女性達は、なぜ子供が生まれると会社を辞めてしまうのか?
彼女が子供の頃に教えられた男女平等の社会は、それが幻想だったと気づくのに、大人になってからそう長い時間はかからなかった。
キャリアアップを目指す女性達にとって、今や知らない人はいないフェイスブックCOO シェリル サンドバーグ。
グーグルで大きな業績を上げ、クリントン政権時はサマーズ長官の下で財務省主席補佐官を務めた。
タイム誌で、世界でもっとも影響力のある100人に選ばれたほどの彼女が直面した困難とは一体何だったのか?
本書では、なぜ今多くの女性達が家庭と仕事の両立に苦しんでいるのか、なぜ女性リーダーは男性と比べて少ないのか等、その問題がシェリルの視点で考察され、またその解決方法が述べられている。
発売してすぐ世界的に話題になったこの本に対して、多くの賛同と、そして批判も寄せられた。
自分も、すべてにおいて彼女の意見に賛同するわけではない。しかし共感する記述も多かった。
女性も男性と同じく、等しく同じ才能と能力と可能性を秘めている。等しくチャンスは与えられ、道は開かれるべきだ。
日本も、もうそろそろ女性を職場の花と見なすのは止め、同じ戦力と見るべきだろう。
シェリルの言う、恐れずもう一歩前へ、が今必要なのかもしれない。
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この本を読みました。
とっても素晴らしい。
働く女性は、是非、早いうちに読むと、今後が大きく変わると思います。
理想の状態にはほど遠いけど、心穏やかに過ごせる日は
きっと永遠にこないけど、
でも、それでも毎日何が一番大事なのか、
瞬間瞬間で見極めて進め!
っというメッセージ。
通勤電車の中で、思わず泣きそうになりました。
背中をばーんと叩いて、励まして鼓舞してくれる1冊。
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一気に読みました。Facebookの女性役員が働く女性の悩みを率直に語っている本です。ビジネスで成功したキャリア女性の自伝という趣きはありません。科学的データをたくさん用いる一方、自身の経験や実名で仕事と子育ての両立に悩む女性のエピソードかがたくさん出てきます。正直、女性がこんなことで悩んでいるんだと再認識された話が色々ありました。全米ベストセラーだそうですが、全ての働く女性と、特に女性の部下をもつ管理職の方に読んでいただきたいです。
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労働人口減少の中で絶対的な競争力UPの為にも女性の社会進出は不可欠。性別と優秀さに相関関係はないと思う。日本と比較して女性進出が進んでいるアメリカをしてもこうなのか、という事の再認識はあったが、それ以外の部分ではあまり目新しい発見はなかった。
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今をときめくfacebookのCOOシェリル・サンドバーグが女性として仕事に家庭に尽力してきて、その中で社会に男性に、女性に思ったことを綴った本ですが、聡明さをみてとれるような内容で論文に近い。裏付けや具体性の描画など時代をつくっている人であるなと。世の中の男性こそ読むべき本ですね
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フェイスブックのCOOである著者が主にビジネスの世界でキャリアを積む女性に向けて「一歩踏み出すこと」の重要性を説く。
女性に関する数々の客観データを用いながら、ポイントの整理を進めていくが、その数値は確かに興味深い。
(それにしても日本の比率は低い)。
男女の雇用環境について制度上の問題もまだ残っているのであろうが、本著では、働く女性のより身近な悩みを自らの経験に基づき語りかけるスタイルであり、その意味で分かり易く、共感性も得やすいのだろう。
特に女性の読者にとって。
ただ、職場での女性の問題という切り口では真新しいものがあるわけではなく、その意味でも先ずは『一歩踏み出すこと』なのだろうか。
フェイスブックやグーグルでのビジネススタイルがもっと書かれているのではないかと期待していたが、それは本著の対象ではないようだ。
(その意味では期待外れ)
以下引用~
・今の若い人たちに言いたいのは、次に大きく羽ばたこうと思うなら、自分に完全にフィットする仕事なんてない、ってこと。先ずはチャンスを掴み、チャンスのほうを自分にフィットさせなければ。学ぶ能力こそ、リーダーが備えるべきいちばん重要な資質だと思う。
・私の見方があれば、相手の見方がある。これを理解することこそが円滑なコミュニケーションの第一歩だ。
・広く意見を求める姿勢を最初に教えてくれたのは、財務長官のロバート・ルービンだった。・・・ルービン長官が突然私に向かって、「シェリル、君はどう思う?」と質問したのである。
「君は新人だから、私たちのやり方を十分に理解していない。だからこそ、私たちが見落としているものに気が付いたのではないか、と考えたのだ」
・重要なこととそうでないことをきっちりと分け、重要なことでだけ、完璧主義者になることした。
・私の大好きなフェイスブックのポスターがもう一つある。「完璧をめざすより、まず終わらせろ」がそれだ。
・コリン・パウエル陸軍大将・元国務長官は、近著の中で、自分の考えるリーダーシップ像では「忙しがり屋」は認めないと書いている。
・グロリア・スタイネムが慧眼にも指摘したとおり、「力をもつ者が名詞を獲得し、それが標準となる。力のない者には形容詞が付く」
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不格好経営に続いて読んだ、女性経営者の自伝本。
著者はフェイスブックのCOOとして勤めており、
以前はGoogleでも務めていたそう。
この本の内容は、
彼女の ビューティフルサクセスストーリー! でもない。
彼女の 不屈のフェミニストストーリー! でもない。
性差別に苦労し、苦悩し続ける著者のキャリアと人生が
企業社会に蔓延る性差別のデータとともに記されている。
性差別を問題として考えさせられるデータや、
実際にそれを経験した彼女のエピソードは、
女性にも男性にも、生々しくも問題だと感じさせると思う。
そういう問題や現象に対して、どこかデリケートに感じ、
目をそらしそうになる。
しかし、実際に曖昧で不当な差別を受ける女性に対して、
タイトルである"LEAN IN"に意義を感じた。
Lean in とは日本語で「割り込む」とか「一歩踏み出す」という意味。
ある会議が開かれた時、そのテーブルに積極的についたのは
男性ばかりで、なぜか女性は部屋の隅っこのイスについた、
というのを著者が目にした。
それ以来、なぜ女性は消極的でなくてはならないのか?
なぜ、女性自身がまるでペテン師のように、社会や会社で
不安を感じ続けなければならないのか?
という、女性の消極的な一面を問題視するようになったという。
前提として認めなければならないのは、
確かに、男性と女性では、心身の作りが異なるという点。
そこから向き不向きが生じるのは、しかたがない。
しかし、だからといって、女性が明らかに不利な立場に
立つ必要はない、というメッセージが印象的だった。
積極的に会議のテーブルにつくのも、
子供を産んで、夫や家族と協力して仕事を続けるのも、
消極的にならなければ、きっとできる。
一歩踏み出していけば、きっとできる。
というメッセージの本だと思います。
とはいえ、本文に目立つのは、
性差別データやエピソードが多いように思います。
もちろん、それだけ問題視されるべきであり、解決にむけて
男女ともに手を取り合うべきだも思うのですが、
どうも彼女もまだ消極的なところから出れてないようで
なんとなく、こちらも不安に駆られるというか
嫌な言い方をすれば、どこか卑屈に感じる時もありました…
COOといえど、ひとりの人間ということなのでしょう。
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女性だから不当に扱われてると訴えるのは無駄なこと。
女性だからとどこかで遠慮しすぎてないかを考えること。
チャンスがあって、サポートもあるなら受けてみること。
まだ起こってもない結婚、出産、育児という出来事を心配してリスクを避けるのは、バカげていること。
仕事ができる女性は、男性にも女性にも嫌われる可能性があること。
などなど、なるほどねと思った箇所が多々あった。自分に自信を持ち、高みを目指すことって大事。
自分の可能性を潰すような男性は選ばない。
結婚して、子供ができたら、もう一回読みたい。その時は間違いなく、この本が大きな勇気を与えてくれることになると思う。
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アメリカはさぞかし進んでいるのかと思いきや、CEOになるような人でも、ジェンダーのバイアスを感じて、悩んでいるというのは目から鱗だった。ポジションが高いひとでも、これなのだから、下々は推して知るべし。日本なんかはもっともっと、後塵を拝しているんだろう。女性は強いとは思うけれど、なかなか信念を持って、主張していくのは、やっぱりしんどいなと思ってしまいます。