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■実際にあった多くの実例と豊富なデータで語られており、説得力がある。
■世界の女性に対するメッセージなのだが、男性も普通のビジネス書として読める。
■米国の会社の雰囲気がわかる。米国でさえ、女性は家にいて家事をすることが当たり前だと考える男性が多いという事実に驚いた。
■フェイスブックという会社でどのような運営がなされているのかわかる。
■個人的には第1章の怖がらなければ何ができる?が一番読み応えがあった。新社会人に向けたメッセージにもなる。
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・自己評価が過剰に低いのは、悪である。
・その不安から行動を制限するのは、圧倒的に無駄。
・女性にありがちな罪悪感、育児を負担する男性にも言える。
男性の方が、社会的通念上、仕事をするものだという固定観念がある。
仕事をしないという選択をすることは、覆うの差別を生む。
逆に、女性は仕事をバリバリすることに対する差別が存在する。
・やりたいことをすべてやるというのは、幸せでない。
やりたい範囲を明確に決めることが大事である。
インポスターシンドローム・自分が詐欺師のように感じる。
女性特有の現象で、自分に自信がない状態。
女性は一般的に自己評価が低い、
その事実を告げるようにすると、徐々にそれがましになる。
自信があるようなポーズをとるというのもひとつの解決策、
女性にありがちな罪悪感、
・悪い母親であるという罪悪感、
・働いていないという罪悪感
女性同士の足の引っ張り合いにつながる。
不安に対する予防線をはりがちである。
やばいかもしれない、という不安から、
無駄に時間をとる、でも、実際に着てから考えればよい。
無駄な時間となる。
その間に前に進めば、随分進んでしまう。
やりたいことをすべてやるというのは、間違っている。
歳をとれば、やりたいことは増えるが、現実的には、
トレードオフであり、やれることは限られる。
「幸せとは、できる範囲のことをできる限りにがんばったとき」に
感じるもの。
高すぎる目標は、幸せを阻害する。
母親の管理意識
任せないからできないのか、できないから任せられないのか。
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[読んだ理由]==================
特にこれといった理由はなく。
[読んだ後の感想]==============
「なるほど」「たしかにな」と感銘するような話は、ちょっと少なめだったかも。自分が女性なら、もっとあったかも知れないけど。
[備忘録]======================
■序章:内なる革命
2011年のマッキンゼー・レポート:男性は可能性を買われて昇進するが、助成は過去の実績で昇進する
■1:怖がらなければ何ができる?
幹部職が男性で占められている原因の一つには、トップを目指す意気込みに男女で大きな差があること。
■2:同じテーブルに着く
正当な自信がすぐさま「自信過剰」や「うぬぼれ」につながるわけではない。自分に自信をもつこと、少なくとも自信のあるふりをすることは、チャンスを掴むために必要である。よく言われるように、チャンスが来たら前髪を掴まなければならない。
■3:できる女は嫌われる
■4:梯子ではなくジャングルジム
「facebookで仕事がしたい。それで、初めは貴方に電話して、自分が何が得意で何をしたいか話そうと思った。でも、それはだれでもやっていること。だから、こう質問しようと思う。あなたが今抱えている最大の問題は何かしら。そして私にはそれを解決できるかしら」
応募者は自分にふさわしい役割を見つけることが最優先で、自分のこんなスキルが役に立ちます、といったことをアピールするのが普通だ。だが、ローリーはfacebookのニーズを再優先した。
77誰だって、心から夢中になれる仕事、一生懸命打ち込める仕事につきたいと考えている。そういう仕事を見つけるには、的を絞りつつも柔軟で要る方がいい。そのために私が薦めるのは、不達の目標を建てることである。1つは遠い夢、もう1つは18ヶ月プランである。不達は同じ方向を目指していることが大切だ。
79この遠い目標は現実的でなくて構わないし、具体的でなくてもいい。だが漠然とした目標であっても、方向性は決まる。それは、一歩前へ踏み出す確かな道標と成るはずだ。
83仕事を決めるときの規準はひとつしか無い。それは成長、それも急成長だ。
どんな分野でも、他の仕事に比べて成長可能性の高い仕事が存在する。伝統ある成熟した産業では、今いる会社の中に他部門より急激に伸びている部門やチームがあるはずだ。それがロケット席である。
■5:メンターになってくれませんか?
98仕事を紹介してくれそうな人を探したり、人事権を持っている人に会いに行ったりする前に、先ず自分が一体何をしたいのか、はっきり理解して置かなければならない。
■6:本音のコミュニケーション
112私の見方(私の真実)があれば、相手の見方(相手の真実)がある。これを理解する事こそが円滑なコミュニケーションの第一歩だ。唯一絶対の真実など先ず存在しないのだから、自分だけが真実を話していると思い込んでいる人は、他人に黙れと言っているのと同じことに成る。
■7:辞めなければならない時まで辞めない���
145確かに保育費はかさむし、一生懸命働いても全部保育費に持っていかれるのでは虚しい思いもするだろう。だが保育費を考える時に対比させるべきなのは、現在の報酬ではなく将来の報酬である。
■8:パートナーを本当のパートナーに
■9:スーパーママ神話
176「完璧を目指すより、まず終わらせろ」
■10:声を上げよう
■11:ともに力を
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少し訳が上手く合わない感じもありましたが面白かったです。
いかに女性は働くということに障害があるかがわかります。平等な社会を作るためにはどうすれば良いか。
自分の子供は父親が働いても母親が働いてもおかしくないと言える子供に育てたいなと、そう思いました。
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ジェンダーについての学術書であり、女性が無意識に抱える問題を意識化してくれる、男女問わずの必読書です。刷り込まれすぎている性差に関しての概念や、自分の選択肢を無意識に自らつぶしてしまう女性の思考とかとか、ハッとしてゾッとするようなことも書かれています(ホラーに近いかも)。
ただ簡単に言えば、女子よ、イケイケゴーゴージャーンプ!的な超のつく良書です。男性にとっても、確実に有益。
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この本が向こうで出版された時、部数で争っていたのが、勤務先のNY本社の人間の書いた「アテナドクトリン」。どちらも、女性がリーダーになることについて論じているが、内容はちょっと違う。こちらは、ジェンダーによる差別について、自分の経験で語っていて、USでもまだ、そうなんだと考えさせられる。FBのCOOになるのも大変なんだなあと。性差別の統計上の比較では日本のものも記載されていて、USよりも低い。いろいろと考えさせられる。
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"働く女性全員に読んでほしい本です。
そして女性をスタッフとして使い、育てている経営者の方全員に読んでほしい本です。
Facebookという、急成長したIT企業のトップとして、育児と両立させながら成長する姿。
ここには感動・共感を覚えます!!"
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とても感銘を受けた。「成功した女性だからでしょ」という批判もあるようだが、私はそうは思わない。働く女性なら共感できる部分があるはず。外部環境や男性の意識の問題と、女性が自分に対して持つバイアスとそれに伴う犠牲を両面から論じていて、議論としてバランスがよい。筆者が主張するような社会になったら本当にいいな、と思う。
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良い本だと思う。
著者の仕事とは異なる社会学者のような人がかかわっていたり、専門的な研究が参照されていたり、ビジネス本には珍しく(?)詳細な註がついていたりと、一つのプロジェクトとして出版されているようなところがある。
仕事に意欲を感じられない時に読むと、遠い世界のことだと思うかもしれない。そこそこ仕事にやりがいをもって打ち込みたいと思っている人であれば、男でも女でも得られることはあるかもしれない。そういった意味では、読む時期に依存するかもしれない。
それから、著者がやってきた世界銀行、グーグル、フェイスブックの仕事と、この本の読者になるだろう一般の人がやっている仕事とが、どれくらい同じ土俵で論じられるのかについても、言及があってもよいかもしれない。メンターについて論じられた5章は面白かったが、メンターが必要となる仕事というのも世の中、そんなにたくさんあるのだろうか。
著者の失敗談などが豊富に盛り込まれているあたりはうまいと思う。こういうのは開示するのが恥ずかしいこともあるが、著者自身が楽になるのと同時に、読んでいる人を安心させる効果があるかもしれない。仕事観の男女差についてはもう少しいろんな研究を読んでみたい。それから、仕事観の女性内部での差を説明するような理論もあるはずだがよく知らない。
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彼女が恵まれてるというバイアスをかけてしまうとやっかむことにはなってしまうだろうけれど、女性の特性や弱さを自分自身のエピソードと共に語っているので、すっと入ってくる。ザッカーバーグがハグしようか、っていう話は心に残った。実際傷ついてしまったら、大泣きするなりしてしまえばいいのだ、という話も、結局そういう乗り越え方以外ないのだな、と安心した。転職する時、地位にしがみつかない方がいい、という考えも同感。いろいろつらいことも沢山あるけど、あとちょっとがんばってみる、Lean inなんだな、と。
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とりあえずって感じで軽く読んだもののとってもいい本だった。きっと仕事している女性が手にすると思うが、仕事していなくてもすべての女性に読んで頂きたい。もちろん男性用も。この人の問題発見能力、解決能力素晴らし過ぎると思った。
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クローズアップ現代で、サンドバーグ氏が紹介されていたのをきっかけに読んでみることに。ワークライフバランスをどうとっていくかー。女性が主張をしていくことは、まだまだ難しいと感じますが、社会の立ち位置や家庭での役割のあり方について考えさせられました。
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将来に対しておぼろげに抱いていた思いが的確に指摘されていて非常に興味深く、一気に読み切ってしまった。
サンドバーグ氏の、なにごとも楽しみ、全力で取り組む姿勢にも元気づけられたし、彼女自身も悩み続けているということが伝わってきて、悩んでいるのは自分だけではないのだと思えた。これからはもっと自信を持ち、積極的に生きたい。『恐れがなければ何ができる?』と心の中で唱えながら。
女性はもちろん、周りの男性にも勧めていきたいと思う。
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フェミニスト、という言葉の概念を正しく理解し使おうと思う。
女性は社会的弱者であることを認めることからはじめよう。
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メンターになってくれませんか?
の章はドキっとする章でした。
言ったことはないし、はっきりとした行動にも移したことはないですが。
私は憧れという感情が強いので、そのような人が現れると救世主のように感じてしまう。なので心の中では、その人の前でそう叫んでいるかもしれない。
ただ、やはり、こういった女性の依存的なメンターになってほしいという行為は、まずうまくいかない。
女性の依存的な例として、講演後の質疑応答があげられている。
男性からの質問が事業経営に関わるものだったのに対し、女性からの質問は許可あるいは助けを求めるものだったという。
読んでいて女性としては悔しい気持ちになりましたが想像もつきました。
ただそれも、女性の特性以前に社会を反映しているようにも感じました。
まず、乗り越えなければならない壁が男性の前にあるものとは違っていたり、ひとつ多かったりするのではないか。
まだまだ女性がリーダーとして生きていきやすい社会ではないんだと、そう感じさせるものでもありました。