紙の本
常識があるからこそ
2016/01/13 10:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書収録の4つの短編には、うんざりするほど非常識な人々が登場する。しかし作者自身はいたって常識的な人間なのだろう。物事の正しさがわかっているうえで、あえて正反対のことを書く。それでこそすぐれた小説家だ。
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ロック商売の不条理、ボランティアの高慢、各方面の外道を語り尽くしています。とにかく皮肉たっぷりで面白い。芸術の熱い息吹を感じよ、と強要される町田康。文化ブローカー、略してブンブロの説明も面白い。ブンブロって、悪いやつやなぁ。ひとつ賢くなったよ。
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流れ流され、あっちうろうろこっちうろうろ。
シロート目から見て「勝ち組パンクス」だと思ってた町田康(しかもコワモテかと)ですら、こんないいように扱われてるんだと思うと、ますます真面目に仕事やるのが馬鹿らしくなります。
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大好きなエッセイの一つ。
この人も真面目でなかなか痛い人です。
でも、こんなに面白く日常を書けるのはやっぱり才能なんだろうか、それともこの人に特異な災難が降りかかってるだけなんだろうか。
松尾さんと同様そこが疑問。
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まだ夢も希望もキダキダしていた頃に読んだ初の康さん。
あの頃は「よくわからん!」で終わっていたけれど21になると分かるところが痛い
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マーチダ節が素敵に炸裂しよる逸品ですな。久方ぶりの町田文章にヤラレタ。
その脳髄から紡ぎ出される意思・判断・言論が、コチラが何歩となく譲りまくっても歩み寄っても、まったくもって理解不能かつ、当の本人は真面目も真面目・大真面目に己の言動の正しさを信じて疑わないのだけども相手をするコチラとしては大迷惑な方々を総じて「外道」と称し、我らが町田康が、曇りなき眼でコレを見定め、其の上に、その方々の思考回路のなんたるかを我々に解る形で分析・解読・解説するとともに彼らの被害にことごとく遭い、苦悩し、心の悲鳴を上げ、理性的な判断を泣く泣く下し、何故だか独り損な役回りになっているのは何故だろう主人公であらせられるはずなのに、なぜ、なに、どーして。とまぁ、こんな感じの悩ましい文章を洗練して精錬したら、こうなる。みたいな一冊なのではないかな、と。
養老 孟司先生の『バカの壁』を、町田テイストに焼きなおした感じ、と表現してもよろしいかと。
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この世には外道がいっぱいおるわけです。マーチダさんが出会った外道はどこか憎めず、キャラが立っている。富山しゅず子の由来に、思わず「くほほ」。
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こんな外道が、自分の周りにいたら、、、ウザ!
公共の場で読んで、声を上げて笑わないようご注意を。
ワタシは電車の中で、我慢できずにブフッと。
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限りなくノンフィクションに近いフィクションであろうと思います。
「ああ、いるよね、こんな人間」
といった感じを受けるのですが、そのような面々に対する主人公の諦観を含んだ洞察がとても面白い。
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表紙がすき!!
内容は〜、ああ、芸能人になって売れるためには、こういう経験いっぱいしながら流されずにはいあがっていくもんだな〜きっと。って思いました。
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大国町の交差点、あの角にあるトミヤマシューズの前を通る度必ず呟いているのです、知らず知らずのうちにトミヤマシュズコと。そうするとしゅず子は今、どうしているのかナ。なんて思ったりアメリカってあっちかナ。と空を見上げたりするのです。そうしたら家に帰ってマーチダ氏の本を手に取ったりするのです。
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許さん。復讐の鬼と化した俺は三年間洞窟にこもって本稿を書き綴った−。
約束の場所に行ってもおらず、携帯に電話してもつながらない記者。
撮影現場で目もあわせず、紹介されても挨拶もろくにできないヘア&
メイク。などなど以下延々と続く。鞭無能な各種マスコミ、業界人へ
怒りの町田節!
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初作品。
本作ではまだ作者の味がフルに出ていないのかもしれませんが充分面白いです。
文体が独特なので好き嫌い分かれるかも。
もっと他の作品も読んでみたいな、と
思いました。(音楽も)
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世間には私も含めネジが何本か外れたような外道がいるわけだが、この本の著者が仕事の中で出会った様々な「外道」とのカラミとそこから考えることを綴ったエッセイ。地獄のボランティアには多くのことを考えさせられた。
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ゲラゲラ笑いながら読んだ。
これにヌノブクロさんが出てくるとすれば、どのようにデフォルメされるのかなぁ、などと余計なことは考えなくて良い。
十分面白い。