紙の本
物足りない
2015/06/24 00:19
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物はあまり多くなく
それぞれ書き込まれているのですが、
私は感情移入できたり、
心を添わすことのできる人物が一人もいませんでした。
推理小説として一定以上のレベルにあるとは思いましたが、
私は推理小説にサッカーのゴールの瞬間に感じるような
カタルシスを求めてしまいますので、
そういう意味では読後感はいまひとつでした。
紙の本
前半と後半の印象の違いが…
2015/08/23 09:25
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の自意識が透けて見えるようなわざとらしく創り上げられた謎解きの作為的な有様にどうにも居心地の悪さを感じ取ってしまった前半に比べて、その作為的な部分を逆手にとって構築された後半の鮮やかさに唖然としてしまった。そしてこの物語が名探偵を何故必要としたのか?因果や運命を否定する彼女に架せられた宿命を悲哀とともに感じずにはいられない。どうかこの迷探偵に薔薇をあげて欲しい。
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この作品の魅力は第二部であり、瀬川みゆきである。第一部で解決したはずの事件が、第二部で違う様相を見せる。ミステリの手法としてはありがちだが、その真相は余りにも哀しい。そして、その真相と向かい合わなければならない名探偵とは、なんと強く、なんと孤独な存在なのだろうか。
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いままで色々名探偵であることに悩んでいる探偵役を見てきたけどこれほどまでに世を諦観し、自分を律している探偵はいないんじゃないかってくらいストイック。第一部の「メルヘン小人地獄」は名探偵の本領発揮、といった感じで読み進めていくのが止まらないくらいしっかりできてるんだけど第二部の「毒杯パズル」はとてつもなく痛い。名探偵であるがゆえに起こった悲劇と付随するように起こった更なる悲劇。
ただ、本格としてどうかと言われれば第一部のほうが優れているのではないかと思う。ストレートな謎に対して解決もきれいにすっきりとまとまっているし。
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漫画「スパイラル」の原案者が書いたらしい推理小説。メルヘン小人地獄とか毒杯パズルとかゴシックっぽい雰囲気だけどそんな事はない。私は推理小説初心者ですけど毒杯パズルはなかな楽しめました。メルヘン小人地獄はそれの序章のようなもの。トリックも複雑じゃないので読みやすいです。
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むかしむかし、それはかっこいい、とてもかっこいい探偵がいました。名推理の限りをつくしたあげくあっさりどこかにいってしまいましたので、続きを読みたい僕は読書欲のはけ口がありません。話し合いのけっか、初版、二版、三版の三冊を友人知人にあげることに決めました。めでたしめでたし?
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いろんな所ですごいおススメしてるで借りてみた☆市内の図書館では何故か1冊も借りられてなくてもしや失敗?と思いましたが・・・小人の気持ちわるいぃ〜
そして最初主人公以上に出てきてた人が犯人???嫌違うあれ?って感じで何度もくつがえされ楽しめた
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この薄さで二部構成。いいですね〜!!内容もかなりおもしろいです!!二部が好きかな〜「問題は、誰が何故毒を入れたか」謎が解けたときこの文章にぞくっとする。小人地獄という名の恐ろしい毒を廻る家族と家庭教師、その友達の名探偵。☆☆☆この作品なにかの賞をとれなかったらしいんです。選考委員が有栖川・綾辻で、このオチはもう出てるってことでだめだったとか。確かに法月さんのにありましたね・・・
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中一の時に読んで印象に残っていたから、ブックオフで見つけた時に購入
ほぼ内容は覚えていたけど、それでもハラハラしながら読めたし展開の仕方が素晴らしいなと
犯人頭いい!なんて素直に思ったり(笑)
ただ、表現がわざと小難しい言い回しをしているように感じた
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なにも期待せず読みましたがすっごい面白かったです。名探偵とは悲しくて孤独なんですね。瀬川みゆき好きです。
けっこうグロかったですが謎も謎解きもよかったです。特に二編目はなかなかにややこしかったです。
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(内容)
怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に?
2部から成り立つ本編。
正直1部を読んだ時は、「ハズしたかな」と思う程でしたが、2部を読んでその全体が見えた時の衝撃はすごく、とても悲しいものでした。
こういう本にまた出会いたいな。
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タイトル買いしました、正直に認めます。
スパイラルって推理ファンタジー漫画の原作者さんだそうです。
いやでも普通に好きですこれ。
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「スパイラル〜推理の絆〜」の原作者城平京さんの小説です。
「メルヘン」恐えぇ・・・。
城平さん、結構作品書いているんだから、もっと書籍化してくれないかなぁ・・・。
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スパイラルが好きだったので。
おお、思ったよりグロイです。
アイテムのリアリティはともかく
謎解きとしては
しっかり地に足がついていると思います。
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マンガ原作もされておられる城平京先生の小説です。当時から運命をテーマにした小説を書かれていたことに、作家性を感じます。