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行動分析学という心理学分野を概観できてよかった。行動分析学は行動の原因を追求することが目的であり,その行動随伴性の系統付けを考えていくものであることが理解できた。本書によって実践的な心理学分野って面白いと思えたことは収穫だった。
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すっきり簡潔に書かれている行動分析学の入門書。オペラント条件付けについて学びたい人にはかなりおすすめ。
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心の分析がしたいと心理学に進んだものの、「行動」の分析も面白そう。
ばかな自分でも、少しは行動分析について触れることができました。オススメ。わかりやすい。雑学にも使えるし。
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図書館情報学でも「情報行動論」という研究があるけど、心理学の行動分析論とはアプローチが全く違うことに気がつきました。
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行動分析学の第一人者である杉山尚子氏による行動分析学の入門書。
人が行動をする際に、どのような心理的養親をもって行動しているかなど、行動自体の分析と、行動を行う心理的要因を詳しく解説している。
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人を心からではなく、行動とそれに随伴する環境から見ていこうというスタンスの本。
なぜ自分が悪い癖から抜け出せないのかを第3者的視点から理解し、改善していくヒントが満載だった。
行動療法にかなり近いものがあり、その入門としてはかなり良いと感じた。
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人の行動は心により決定されるのではなく、トリガーとなる条件があり、そしてそれは制御できると。簡潔にまとめられた良い言葉があったので引用。"心は行動の原因となる独立変数なのではなく、それ自体、従属変数そのものである。"最近の頭のもやもやを少なからずすっきりさせてくれた。ちょっと時間をおいてまた読もうと思う。
著者の杉山教授が時々入れるユーモアある文章も結構楽しめるというおまけ付き。
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2007.08 行動分析学という学問の入り口に立てた感じです。奥が深そうです。心理学関係も洞察していきたい。
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行動随伴性(行動と同時に起こる状況の変化)によって人間の行動を見る。
”ラベリング的人間観”からの脱却が本書を読むことでできる。
強化随伴性がなければ、行動は消えてなくなるし、なかなかしない行動を少しでも増やすためには、人為的に強化随伴性を増やせばよいのである。
オッカムの剃刀ならぬ、その理論は極めてシンプルである!
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これを読むと、人とコンピューターって結構同じじゃんって思うこともあり。行動に実は法則があるってことが分かる。
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行動分析学は,米国の心理学者B・F・スキナーによって創始された心理学です。
ぼくは学生時代にそれに出合い,これまでいろいろその理論をもとに動いてきました。
塾の生徒にたいするときも,いつもこの理論が頭にありました。
そういう意味でもこのような入門書が出たことをとても歓迎しています。
この生徒はなぜこのような行動をするのか。そして,それを変えるにはどうすればいいのか,そのことがこの本の中からある程度は読みとることができます。
でも,やはり入門書なので,それで十分ではありませんが,とりあえずこれで入門し,さらなる知識をつけていくことが大切だと思います。
さて,入門書として成功しているかどうかですが,「あとがき」に
どうしても教科書的になるのを避けえなかったことは,痛恨の痛みである。
とあるが,その通りだと思います。
ぼくはこれまでいくつも行動分析学の本を読んでいるので,この本はやさしく書かれているとは思うのですが,初めて学ぶ人にとっては少し難しいかもしれないと思います。
でも,それをかくごしてじっくりと読んで,行動分析学について多くの人が知ってもらいたいです。
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2008年100冊計画!!
その24
「行動」って単語に惹かれて読んだ1冊。
「どうしてあの行動をとったのか」ってことを心理学ではなくて、それまでの行動からアプローチして解説していく本。
といえども、心理学の要素が入っていることには否定できないような気がする。それほど難しい表現ではないので、読みやすいには読みやすいが。。。
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▼ 100文字感想 ▼
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人の行動を知る事はマーケティングやマネジメントに欠か
せない。ステーキは無理矢理そのまま食べさせるのでは
なく、小分けにしてあげることが大事。行動をプロセスで
分析するための教科書。子供に行動させる方法は納得。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■いたずらを叱ると、エスカレートするが、行動しても
何も起こらなければ、いずれ行動はしなくなる
■やり方がわかり、なぜやらなければならないかが
わかれば実行するとは限らない。わかっていても
やらないのが人間である
■自覚できないような微々たる状況の変化や、発症
の確率もわからず、何年かあとに訪れる状況の変化
は、行動に影響を与えられないのである
■課題を与えられても結果を出せない人の多くは、
解決までのプロセスでするべき仕事の中身と量を
把握できず、段取りができない
■人々の会話の60〜70%は社交的な話題、すなわち
ゴシップである
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勉強になった本。
・行動の「強化」「弱化」「消滅」「復帰」
・行動による事前状況から事後状況への変化がある行動の原因と考える。
・「勉強嫌いだから」→「勉強しない」等の「医学的」アプローチ(意識の身体の分離)による説明の拒否
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かなり噛み砕いて書かれた入門書。
行動分析学自体は興味深いなぁと思いました。
行動療法のようなものも書かれていて、日常生活に応用できそう。
でも文章が読みにくかった。
文法間違いとか、間違ってはないけど妙にややこしい文が多かった。
行動分析学:「行動の原因を解明し行動の法則を発見する基礎科学」
「現実社会における人々の行動の問題を基礎科学で発見された法則に基づいて解決していく応用科学」
p17