投稿元:
レビューを見る
稲盛さんの経営哲学の本質が凝縮されている感じ。
人生の豊かさは仕事に打ち込むことで生まれる
労働を通じてこそ真の人格が形成される
日々の創意工夫が地味な努力の積み重ねを支える
→成長
率先垂範
常に創造的な仕事(やり方)
明確な目標→自ら燃える
毎日の小さな「創意工夫」の積み重ねが偉大な技術開発へとつながっていく;自ら窮地に追い込んで苦しみながらも与えられた課題を解決するということで,1つ1つの経験が自信となって蓄積される。独創性というと難しく思えるが,毎日の創意工夫の積み重ねなのです。ちょっとした工夫や改善を連綿と続けていくことが,偉大な開発,偉大な技術へとつながっていく。
潜在意識にまで透徹する強い持続した願望を持つ:どんな課題であってもまず,「何としてもやり遂げたい」という思いを心に強烈に描く。
投稿元:
レビューを見る
成功者のセオリーなので否定のしようがないけれど、この社長と一緒に働きたくない。環境がどうあれ、うまくいかないのは努力と信心が足りないといわれ続けるだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
京セラのフィロソフィに興味があって読んでみた。前に読んだ”生き方”をより細かく解説したような感じでなかなか興味深かった。基本は仏教の思想を元にしているが、ポイントで自らの解釈で決断してきている。内容的には重複しているところが多々見受けられるが、そこはとても伝えたいポイントだと感じた。リーダー論や経営に迷ったときに、一度は読んでおいたほうが良い1冊。
投稿元:
レビューを見る
一言で言うと「全力で考えろ!」
己の人生を!
仕事を!!
そして会社を!!!
著者の人生と経験から、その思考のとっかかりになる事をまとめたのが本書である。
何を考えているかが人生を作る。
本書は経営者向けの側面もあるのだが、社会人として、人として生きていく為の思考の出発点をこの本から学ぶのだ。
投稿元:
レビューを見る
いい本に出会いました。京セラ名誉会長の稲森和夫氏の「京セラ・フィロソフィ(=哲学)」です。
この本の内容を端的に紹介すると、稲盛さんが京セラを「京都一・日本一・世界一の企業」にするにはどうしたらいいのか、苦悶と熟考のうえ結論を出した哲学である。
1959年の創業時、資本金300万円、従業員28名で始めた会社を当時、経営の経験のなかった稲盛さんが「どうしたら、正しい判断をし、会社を発展させることができるのだろう」と悩んだ末にたどり着いたのか「人間として何が正しいのか」を貫くことだった。
だれもが、子供のころ学校の先生から教えられるプリミティブ(=原始的な)な倫理観、「欲張るな」「騙してはいけない」「うそを言うな」「正直であれ」という普遍的な倫理観に基づいて、すべてのことを判断することにした。
それを稲盛さん風に経営哲学として、まとめたのが「京セラ・フィロソフィ」である。
まず、「経営者はそのもの自身、立派な考え方を持っていないといけない。そうでないと決して人をひきつけることはできない。したがって、立派な経営をするにあたっては、私自身(稲盛さん)の考え方・人生観・哲学というものをみがいていかないといけないのではないか」と結論付けた。
しかし、本来自由である思想・考え方というものを、「われわれはこういう考え方をしよう」といったものだから、従業員からは、当初たいへん反発を受けたとのことだ。特に大卒のインテリは。
稲盛さんは、大変悩んだ挙句「京セラ・フィロソフィ」に同調できない人に対しては「ほかの会社に行ってもらっても結構」というしかなかったそうだ。
そこで、この哲学の内容を2、3紹介しておく。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式であるとのことだ。
つまり、いくら能力が優れていたって、熱意が低かったり、ネガティブな考え方を持っていると、結果は低くなるどころか、マイナスになるとのこと。
稲盛さんは、自身の経営塾である「盛和塾」でこういうそうだ。「誰にも負けない努力をしなさい。本当に「誰にも負けない努力をしなさい」」
つまり、人が寝ているときも、起きて頑張れということだ。
これは「モーレツ!だ、ブラックだ!」と言われるかもしれないが、ここまでやらないと部下はついてこないし、仕事の本質はわからない。つまり経営のことが分からない、というのだ。
この京セラ・フィロソフィ手帳は京セラの社員が全員携帯しているものだが、あまりにも評判がいいので、加筆して書籍化することになったのだ。そう、この本を読んだ方は、稲盛さんに、近づけることができるのだ。
最後に「京セラフィロソフィ手帳」では最初このようなことを掲げている。
「経営理念で高らかにうたわれているように、京セラでは全従業員の物心両面にわたる幸福と人類社会の進歩発展に貢献することを経営の目的としています。」
「私たちが目指す物心両面の幸福とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事の場での自己実現を通して、生きがいや働きがいといった人間としての心の豊かさを求めていくものです」
「また、私たちは、常に技術を磨き、次々にすばらしい製品を世に送り出していくことによって、科学技術の進歩に貢献するとともに会社として利益を上げ続け、多くの税金を納めることになどを通じて、公共の福祉の増進に貢献していくのです」
「今後もこうした経営目的をはたしていくために、私たちは自らの力で、京セラをさらに発展させ続け、社員一人一人が安心して将来を託せる会社にしていかなければいけません。。。」
とある。ここまでは京セラ・フィロソフィの総論である。では具体的にどのように経営上の問題にあたっていくかの各論は各自、本書を購入して掴んでほしい。私はこの本の購入を決定しました。
投稿元:
レビューを見る
稲盛和夫さんが京セラをどのようにして大きくして行ったのか。それについて、心構えをどのように持つのかについて書かれています。社内で共有されている「京セラフィロソフィ」について、一つ一つその内容を紐解かれています。どのような経緯で、この言葉がフィロソフィに上がっているのか。非常に分かりやすい解説で、読みやすかったです。特に経営という観点から腑に落ちやすく、自身に取り入れることもできるものも多くあり為になります。
投稿元:
レビューを見る
JALフィロソフィに触れる機会があり、ぜひオリジナルを読んでみたいと思って購入しました。
仕事で不平不満を言いそうになったら、
いや、毎日でも読み返したいくらい素晴らしい本です。
特に、稲盛さんの人生・仕事=考え方×情熱×能力のベースとなった、「袁了凡」の話が気になったので、ネットで検索しました。
人生観が変わるくらい、目からウロコです。
私も日々、善行に励もうと思います。
投稿元:
レビューを見る
稲盛和夫さんのまじめな人柄がよくわかる。
慎重に、かつ、シンプルに物事をとらえ、核心を突いた経営を理想とする。
投稿元:
レビューを見る
・自分にとって耳の痛い言葉こそ、本当は自分を伸ばしてくれるものであると受け止める謙虚な姿勢が必要。
・人格とは、仕事に打ち込むことによって身についていく。
・一つの物事を究めれば万般に通じていく。
・「土俵の真ん中で相撲をとる」=「余裕のあるときに、全力でことに当たる」
・話を聞く時は、すべての意識を集中させなければならない
・構想を練る時は楽観的に、
計画を練る時は悲観的に、
実行する時は、楽観的に取り組む。
・有言実行とは、言葉を実行のエネルギーに変換する
という作業。
・人格は変化する。
・立派な人格を維持するために、謙虚で、反省のある
毎日を送る。
・「心の手入れ」を怠らない。
・透明性の高い経営を進めることができ、従業員みなが、経営者マインドを持つことができた。
投稿元:
レビューを見る
はるか昔、大学を卒業したあと友人の男の子が京セラに技術者として採用され、
たまたま集まったときに
「うちの会社こーんなのあるんだよ」
と見せてくれたのが、生徒手帳のような「京セラフィロソフィ」でした。
「社員はみんな家族と思え」
という内容に、
「なにこれ〜校則みたい〜〜」とみんなで爆笑しました。
その後京セラはぐんぐん大きく成長しちゃいましたね。
あらためて読み返すと、その言葉の重さにびっくりします。
ほんとうに企業経営には「フィロソフィ=哲学」が欠かせないものなんだなあ、と実感しました。
真面目にやっている者を笑ってはいけません!
投稿元:
レビューを見る
親から借り読破。
悪くない一冊だが、衝撃的なくらい冗長な一冊。
とにかく長く、同じ話、同じエピソードが
これでもかと言うくらいに繰り返される。
600ページも不要。もっとコンパクトにして欲しかった。
各項の最初の枠内の文章だけ読んでいくのがベターかもしれない。
第1章で「宇宙の意志」なるものが出てきたときに、
この本大丈夫かなと不安になったが、
述べられていることは至極まっとうな内容であった。
ただし冗長。
正直、第1章はさらっと読み飛ばし、
第2章以降をじっくり読むべきと感じた。
第2章以降は、仕事に直結する内容で、大変参考になる。
投稿元:
レビューを見る
稲盛一夫が、サラリーマンしてどのように社会の役にたつか、をかいた本。
考え方、能力、熱意という考えをベースに、どう働いていけばいいか、を書いてある。
車座、因果応報、責任感をもたせよ、など働き方に留まらずにどう生きるか、ということにも言及してある。
なぜ、そこまで働き方から生き方まで一貫した信念があるのか、それは仏教が根底にあるから。
たとえば因果応報など、その影響が強く見られる。(時代?)
すごいと思ったのは、団体交渉にも柔軟に対応したこと。逆に言えば、わたしが持つ繋がる力が彼も動かせるのか、と感じた。
仏教に裏打ちされた信念を学べる。
1.考え方×能力×熱意
2.仏教の影響
3.技術の挑戦→社員の幸せを追及すると同時に人類に寄与すること。きっかけは高卒社員の団体交渉。
4.シルバーバーチと仏教、長いスパンでの因果応報、心の投影
5.アメーバ経営、事業別よりもさらに細かく。
6.お互いを知り合うには車座での酒、社員旅行。
7.自ら燃えない人には責任感と使命感を持たせること。
投稿元:
レビューを見る
京セラ、第二電電、JALと経営者として成功を続けてきた稲盛和夫氏の経営哲学・人生哲学のエッセンスが詰まった本。稲盛氏が、常に「人間として何が正しいのか」と、自分自身に問い、真摯に仕事や経営にあたり、人生を生きていく中から生まれてきた考え方が「京セラフィロソフィ」であり、本書は、その「京セラフィロソフィ」の内容をコンパクトにまとめ、京セラ職員に配布している『京セラフィロソフィ手帳』を、稲盛氏が一項目ずつ解説していくという形態になっている。
基本的に、ためになる話が書いてあるとは思うのだが、自分の感性に合わず、あまり納得できない内容も少なくなかった。ただ、実際、稲盛氏は経営者として大成功を収めているわけで、本書の内容に聞く耳を持ったほうがよいのかもという思いも拭いきれない。でもやはり、京セラフィロソフィの根幹ともいえる精神主義的な部分に、何か違和感を覚えてしまうというのが実際のところである。
投稿元:
レビューを見る
経営指南書のみならず、人生の指南書として非常な良書だとは思うが、こういう類の本はもういいや…。サンマーク出版だし。
個々のフィロソフィはともかく、稲森和夫さんが京セラで功成り名を遂げた後、KDDI (当時の第二電電)を創業したのが 52才のときと知って驚いた。50才くらいでリタイアしたいなぁと思っている僕とは、志が違い過ぎるな…。
投稿元:
レビューを見る
日本の優れた経営者の一人として必ず名前が挙がる稲盛和夫さん。京セラを大企業にしたその経営哲学と人生哲学に触れる事が出来る本です。読んでいると判るのですが稲盛さんは仏教の教えからも大きな影響を受けた様です。仕事と宗教、全く別物と思いきや密接に関係しているんだと感じました。