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養老さんはクラシックをよく聴くそうです。モーツァルトが好きだそうです。理由は邪魔しないからだそうです。いかにも聴いてくれと言う音楽は好きじゃないらしいです。俺は常々モーツァルトのいいところは邪魔しないところだと思ってたんですが、まさか同じ感想を持つ人がいるとはね。どうりでこの人の言っていることが妙に納得出来るわけです。多分物事をまっすぐ、世間と同じ角度から見てないんでしょう。一度テレビでも言ってました。「私は、まずハイって言わない」みたいなことを。これをその辺の天の邪鬼がやってるのと同じレベルで見られるとアレですが、大事なことです。本の中身でも触れていますが、目は見るため耳は聞く為についてます、当然ですけど。でもって、それぞれは違う解釈をする為に存在してると言ってます。耳で考えると言うことは、目で見た情報を処理して考えることとは又違うわけですね。
しかし、この人の本はいっぱい書店に並んでますが、だいたいどこかで田舎暮らしと虫に触れています。そして、人にとって大事なことが多く含まれています。是非読んでみてください。
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養老孟司さんと久石譲さんの対話本。
養老さんの話す言葉は本当に好きで。
特に、宮崎駿さんとの会話は何度読んでも面白い。
今回も久石さんとの、という事で期待していたんですけど・・・・やっぱ面白いですねぇ。
2方とも違う分野を突き詰めている方なので、面白くないわけがないですね。
養老孟司先生の本をもっと読まねば、と思いました。
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共感性と創造
他者、時代、音…共鳴→ミラーニューロン、対話、リズム
・オリジナリティは共感性の中にある
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おもしろい!!
色々な身の回りの事柄が、音楽や脳科学や体のつくりに絡めてあって、
へー!!っていう新しい発見がいっぱいあった。
養老孟司みたいに、もっとどっしりと構えて、ちょっとした世界の変化になんか負けないくらい客観的に物事をとらえられたら、楽しいやろうなーって思った。
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解剖学者の養老孟司と作曲家の久石譲の対談。
都会では人々は脳化しているそうで、田舎に参勤交代しようと言っています。ほかにもためになることをたくさん話しているので、お勧めです。ホイヘンスの振り子時計の話もおもしろいし、新書なのに読みやすい点も良いです。
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養老さんの知の深さに感服。久石さんの教養の深さが窺い知れる。サマセット・モームの本が読みたくなった。
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養老孟司と久石譲の対談形式.
音楽関係かとおもいきや,関係ない雑談がだいぶある.タイトル詐欺か?
どちらかというと,文化について二人が自分の意見を言ってるだけの対談か.
養老が白熱してきて久石がちょっと引いてる場面が面白い.
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古代ヨーロッパ人は数学、天文、幾何、音楽を四科として学びました。
音の連続に法則を発見し数学的に捉える。
それを革命的に再構築したのが音楽の父と呼ばれるバッハであり、現在のPOPミュージックもバッハの延長線にあるわけです。
と薀蓄を書いてみましたが、音楽を元にお二人が色々なことを論じ合っています。
音楽は学問でもありますからこういう学び方も面白いと思います。
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当たり前といえば当たり前だけど、
音楽を作る人は、他のいろいろなことにも考えを巡らせて生きていて、
「音楽バカ」などというが、決して音楽だけではない。
これを読んで、そういえば、久石氏が昔ミニマルをやっていたことを、
久しぶりに思い出して、
本文中に出てきた、新作を聴いてみようかと思う。
養老先生の本は、もういくつか読んでみたい。
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養老先生の本の中で個人的にはベスト!
後半の「呪いのことば」のところはまさしくその通りだと思ったし,久石さんのその表現の仕方,養老先生との感性のリンク,読んでいて引き込まれる本だった。
すばらしい。
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[ 内容 ]
わたしたちはなぜ“耳”の重要性を忘れてしまったのか?
聴覚の持つ神秘の力を、第一人者が問う。
[ 目次 ]
第1章 なぜ人は音楽で感動するのか
第2章 感性の土壌
第3章 いい音楽とは何か
第4章 意識は暴走する
第5章 共感性と創造
第6章 人間はみな芸術家
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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学者と芸術家の融合♪
耳で考える、
って言葉では終わらない内容なので、
理性派も本能派も読んでみることを
オススメ♪
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タイトルからもっと音楽に特化したものかと思っていたけど、そんなことなくて日本社会の様々なことに触れていた。
養老さんの白熱具合に久石さんが少し引いてる感じがおもしろかった。
脳化の箇所で自分もほんとに「ああなれば、こうなる」って考えてばっかで、そら色々つまらんわと思った。
田舎と自然との触れ合いの重要性は十分にわかった。それでも、僕は田舎に参勤交代はしたくないけど。
にしても、音楽だけじゃなくて普遍的な所からとても示唆に富んでいて目から鱗やったなー
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こういう対談ものは結構好きです。
文明批判みたいな内容もありますが、全体的にエピソードが面白かった。
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売れる、売れないの話、興味深かったです。
売れる音楽というのは、共感性というものが強いから売れるのだといいます。それで、共感性ばかりが強ければいいのかといえば、それは作り手としても、芸術作品という観点からしても、そうではないんじゃないかと、久石さんも養老さんも疑問を持っています。僕もこの意見には賛成で、共感性だけではなしに先見性や説明的なものや新しい概念が含まれているほうが、たとえ売れなくたって価値は高いと思いますし、大体、売れるものだから価値が高いかと言えばそうじゃないでしょう。よく売れる安いハンバーガーがあったとして、その価値は否定しませんが、それに至高(あるいはその近辺)の価値があるとはいえないのに近いような気がしました。