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うっかり涙してしまう良作。
真夜中の町を徘徊する子供達と真正面からぶつかるのではなく、ただ傍らにいてくれる『夜回り先生』こと夜間高校教師、水谷修のドキュメンタリー小説を漫画化。
元のストーリーが素晴らしいだけに、土田世紀のオリジナリティが少し欠けるか。(無理を言っているのは承知の上、土田先生なら突き抜けるとの期待を込めて)とはいえ、漫画界を見渡して、この原作を損なわずに漫画にできるのは土田世紀以外にはいないだろう。題材、作り手のチョイスはこれ以上のものはない。GJ!
原作者のコラムが多いのは残念。漫画作品である以上、漫画として完結して欲しかった。
名ゼリフ「いいんだよ〜」はTVで見た方がインパクト大らしいっす。
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フィクションとは書いてありますが、
夜回り先生水谷修先生の実際の経験を描かれています。
子どもは・・・大人が考える以上に、親を思い、自己犠牲が強い。
心がつまります。
闇金ウシジマくんが大人の闇なら、これは子どもの・・・というよりも社会の闇を描いた作品。
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ある新聞の片隅で知った水谷先生の活動。ぜひ漫画にしたくて、『俺節』依頼、久々に一緒に仕事をすることになった土田世紀氏も含めて3人タッグで作った作品です。IKKIでは編集長業務が主で現場はあまりやれないのですが、これは取材・入稿含めて僕が担当しました。「自分が入稿している時、涙が出てこなかったら、その回は失敗!」というくらいのハードルで臨んだ、自分としても渾身の作品ではあります。ぜひぜひ読んでください。これはフィクションではありません!
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実話をもとにしたフィクションだけど、怒り悲しみ祈りはフィクションではない。
夜回り先生の漫画化。
水谷先生の講演でも泣いたけど、漫画でも泣けた。
本当に泣ける
花粉症だといってごまかしたけど
土田さんありがとう。
優しくなれる
自分もそんな大人になりたい。
もっと優しい社会、つくりたい。
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よくここまで生きて来たな…って凄い言葉だ。依存症は病気、愛の力では治らない…重い…病気を治すのは医者の仕事、専門家の仕事なんだね、愛と言う名の元に迂闊に出を出してはいけないんだなぁ…
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とても感動した。「夜回り先生」の話しは、土田世紀の絵にとてもよくマッチしている。「夜回り先生」をマンガにするには、土田世紀以外の筆者はあり得ないと思うぐらいのハマり方だ。小説も良かったけれど、この作品は、マンガ化して更に素晴らしくなったと思う。
この、夜回り先生こと水谷さんの活動がスゴいと思うのは、自分の活動を組織化することをせず、決して群れることをせずに、1対1で向き合うことだ。それは、大人が二人以上集まると、それだけで子供にとっては圧力になり、心を開くことがなくなるからだという。
サイトを見ていて知ったのだけれど、水谷さんは「リンパ腫」という病気にかかっていて、あまり長くない体であるらしい。
それでありながら、今も変わらず、毎日夜回りやメールの対応や講演活動を、ほとんど睡眠をとらずに続けているという。
実在の人物の活動をマンガや物語にするにあたっては、構成の都合などで、多少の脚色が入ることもあるだろうし、どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかは、わからない。
だけれど、そういう細かい部分はどうでもよく、ただ、一人の信念を持った人が、自分の体と時間を極限まで酷使して、多くの子供に向き合い続けているということは事実で、その気迫と覚悟がこの作品からも伝わってくる。