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今回の話は成立させるのが難しいように感じた。これだけ人数がいると、身勝手な行動をとるやつが絶対出るから、こんなにまとまって行動はしないと思う。あと、人数の関係から終盤の人質による支配も成立しないような気がする。
あと、こんな事件の後に何事もなかったかのように日常には戻れない。そういう意味でも、ややご都合主義的な印象が拭えない。もうちょっと捻りは欲しかったかな。
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学校を舞台にしたデス・ゲームの下巻。
今回の内容はゲーム部分よりも、極限状態に置かれた高校生たちの醜い部分や心が壊れていくさまを描くことに比重が置かれている気がした。
なので、これまでのようなゲーム的要素は結構薄い。
妹を助けるためなら他人を死なせることも厭わない主人公、人質という立場を利用し、まるで宗教の教祖のようになる女生徒、自分の心を守るため、思考を放棄し自らの殻に閉じこもってしまう人気生徒等、醜さをさらけ出す登場人物に薄ら寒さを覚える。
そして意外な「ジャック」の正体。
面白かったけど、デス・ゲームとしてはちょっと物足りなかった。
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生贄のジレンマよりも
中身が薄い気がした。
なんっで、高城が死んだのだろうと思ったけど、必要不可欠事項だったんだね。
うむうむ。
それより、高城妹がなかなかに、ダークな人間だと思った
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いつもの土橋の、人の命がかかった醜いゲーム。だがそれが良い。カリスマ性をもつキャラの描写も素敵。ドキドキして読んでいる間は他のことを忘れられた。毒はきつく清涼剤はないけれど、薬も毒になるというしこれは必要なものだ。ということにしておく。10巻くらいの大長編を読んでみたい。今の気分がそうなのかも。夢中になって現実を忘れたい。
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宗教色を出してきましたか・・・
ま、人間は極限状態になると何かに縋りたくはなるわなぁ
その前の人質たちが迫害されていた時期もあったりするので、一般的な宗教の成立課程とも似ているので納得できる
あと、その振り返しとして過剰なまでの他者への迫害とかもね
主要なキャラクターを無駄なく配置しているので、サクサク読めた
そんなわけで、ジャックの正体も消去法である程度はわかる
しかし、結末がああなるとは思わなかったよ
死体がすぐ隠れるだけなので、生贄のジレンマみたいなもんだと思ってたけどね
あと、出てきたアイテムは使われなければいけないというのはわかるんだけど
もっと救いのある結末にもできたはずなんだけどなぁ
ま、最後の人質ゲームエンドのためにはそうするしかなかったってことか