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【仕事】早く正しく決める技術/出口治明/20141117(86/260)
◆きっかけ
・日経広告?優柔不断な当方としてはタイトルに惹かれた。
◆感想
・長年日本のセイホを勤めた後に生保ベンチャーを立ち上げた、かつ読書家の著者から学べるものは多く、説得力がある。
・決めること、と提案を通すことは別のゲームというのは納得。分けて考えることが重要。
・早く決断する要は、数字、ファクト、ロジックの三点セット。その上でどちらがベネフィットが高いかで決めるのが原則。しがらみは決断を遅らせる根源。どう提案を通すかの方にもってく?
・7割の成功確率で動く、あとは動きながら考える。トライ&エラー
◆引用
・決めること、と提案を通すことは別のゲーム
・提案を通す、話を切り出すタイミング=①上司が自分の提案に類似するテーマの話を始めた、②上司の仕事がひと段落して余裕がある、③上司が機嫌いい。
・リスクは恐れるなといってもそれは自分の体力に見合ったリスクの話。
・数字、ファクト、ロジックで決める。どちらがベネフィットが高いかで決めるのが原則。考えなくてよい余計なことが決断を遅くさせる。=上司の顔色、社内政治、自分の経験の有無、過去の成功体験、仕事の哲学等々
・数字:タテ(時系列推移)、よこ(地域別)で見る。元データにあたる。
・ロジック:どちらがより多くの変数を持っているか。
・ロジック:幹と枝葉に分ける。
・決めるために、最初に捨てる総量を決める。
・7割いけると思ったら動く
・迷ったら直感で決める。
・大量のインプットで直感の精度が上がる。=旅、本、人。
・愚痴を言う、人を羨む、人に褒めてほしいと思う、人生を無駄に過ごす3要素。
・失敗すれば多数派。エジソン流に言うなら、うまくいかない方法を発見しただけのこと。
・結論を知ろうとするのではなく、思考のプロセスを知る。なぜそう決めたか?
・世界経営計画のサブシステム:この世界をどのようなものとして理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を担うのか。
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テンポよく一気に読める。目新しい内容ばかりではないが、例え話を交えて、わかりやすく展開されている。時間と空間、変数を増やす、岩盤まで掘り下げる、多様性など。同じことをしては勝てないには改めて共感。著者のスピード感と実行力はすごい。講演会の話には驚いた。
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基本的に、私は、ビジネス書の類でライターさんが書き起こした本はあまり好きではありません。
本書は、「はじめに」の1ページを読んだだけで、ライターさんが書いたものだとすぐわかりました。ちょっとガッカリしながらも、「うーん、それでも出口氏の哲学は尊敬に値するので、最後まで読んでみるか」という気持ちになり、結局読了しました。
すると驚きです。担当したライターさんが、編集後記として想いを綴っているではありませんか。しかも、納得の記述。その内容は、皆さんが手にとって読んで頂くとして、「ああー、やっぱり出口さんって、スゴイ方だな」とますます好きになりました。
出口さんのことはさておき、内容ですが、納得できることが随所にちりばめられています。とくに目からうろこが落ちるような記述ではありません。
でも、時々忘れてしまいがちなこと、目先のことに追われて見失ってしまいがちなことに対して、ハッとさせられ、軌道修正ができそうなアドバイスがちりばめられています。
「なぜ自分はそう考えたのか」を伝えることが大切だということを本書から改めて感じました。私は、話がくどいのですが、「くどくて結構! いいじゃない」と胸を張っていようと思いました。
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1.心構え
⚫︎仕事は人生の3割。たいしたことはないのだから、思いっきりやればいい
⚫︎ 小さく産んで、大きく育てる
⚫︎締切を設定する
2.計画
⚫︎最初がいい加減だとあとで時間がかかる。PDCAのCAができないのは、Pが足りないから
3.方向性
⚫︎数字・ファクト→ロジックから決める
⚫︎与件から整理、誰にでもわかるように表現する
⚫︎変数を増やす、そのためにたくさんインプットする
⚫︎変数は元データにあたる、時間軸と空間軸で意味を考える
4.具現化
⚫︎すぐにでも実行に移せそうだと感じさせるところまで具体化する
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なぜ早く決断できないのか
余計なことが決断を鈍らせる
数字 ファクト ロジックできめる
決断できない人の共通の特徴は、時間も人も無限にあると錯覚してること
時間がなくてできないというひとは、ルールを決めておらず、たとえば、時間があいたらやろうと考えているからできない
決めるのがリーダーという人もいますが、ぼくはそうは思いません。リーダーは方向を示す人であって、なんでもかんでも決めるのがリーダーではない
部下が取ることが出来る範囲内で、部下に決めさせることが大切
直感で動くことが出来ない理由 人にどう思われるかといった、仕事に直接関係のないことを考えてしまうこと
行動して失敗したら、それはあなたが多数派であったという、ただそれだけのこと
フランスでは、カップルが喧嘩をしたら星を食べに行けといわれている 星付きのレストラン
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どちらのほうがベネフィットが高いかを考える
話を切り出すタイミングが重要
数字、ファクト、ロジック
期限を決めて仕事を依頼
少数にするから精鋭になる
直感を信じる
直感を磨くには、旅、本、人
休めるときにはしっかり長期休暇をとる
仕事は人生のうちの3割
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ライフネット生命の会長兼CEOの著作ということで、同社のPRもかなり入っており、会社のマニフェストまで読ませてしまうが、アピールする勘所をとらえており嫌味には感じない。一方、テーマである「早く正しく決める技術」については、数字・ファクト・ロジックに基づく判断、本質とは関係のない余計なことを判断材料としないこと、身の丈に合ったリスクをとること、前提や常識を疑い素人発想も交えて岩盤まで掘り下げること、捨てる総量を決める、締め切り時間を区切る、幹となる計画をしっかりと練る、小さく生んでトライ&エラーで大きく育てる、上司は答えを出さない、直感も生かす、人生の3割の仕事を世界経営計画のサブシステムにつなげる、など、明快かつ有用な情報に、さくっ触れることができた。
14-129
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日常において、色々と選択して決める事が多いですが、場合によっては悩んで決めかねる事も。本著では、どのように決断するか、その選択となる物は何か。
タイトルにある「早く正しく」と言うのが、この内容からして当たっているのかは個々によるかと思いますが、一つの選択としてあるのかもしれません。
この手のハウツー本的なものは、書き手の経験に依るところが大きいので、読者は良いと感じれば真似てみる。そんな感じでしょう。
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ライフネット生命創業者の出口さんの著書。
図書館で予約したのは数ヶ月前だったのでどういうモチベーションでこの本を読もうと思ったかは忘れたけど、
「聴衆が10人以上いれば全国どこへでも手弁当で講演しにいきます」とTwitterで呼び掛け実際年200回以上講演しているという、60歳を超えた生命保険会社社長というイメージとかけ離れたところが気になってのことだったような。
・ビジネスの判断は何事も「数字・ファクト(事実)・ロジック(論理)」で考える。上司をどう説得するかはそれから考えること。
・インプットは人・旅・本から。
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どちらの方がベネフィットが高いかで決める。
その次にその提案をどうやって通すかを決める。
つまり、意思決定と提案を通すことの区別をしっかりとつける。
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「数字・ファクト・ロジックで決める」というのはシンプルでいい。
即実践できることも踏まえ、考え方を学ぶ上で名著だと思う。おすすめ。
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自身の決断にムダ時間が多いと感じているため、自分のスタイルを見直そうと読んだ本の一冊。意思決定する日を決める、決めるために最初に捨てる量を決めるなど、簡潔な言葉で決める技術を表現している本である。真面目気質だが新しいことに挑戦したくて思い悩む方に、特にオススメしたい。
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数字×ファクト×ロジック。
それでも、最後には直感。
締め切りを定めて、集中力を高める。
仕事は、人生のたかが3割。
そして、正しいリスクの見積もり方。
よかったわ、この本。
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・決断ができないと思っている人は、意思決定と、提案を通すこととの区別がついていない。大切なのは正しい提案(決断)をすることと、提案を通すこととはまったく別の領域の話だということを理解しておくこと。意思決定の「あと」の話を一緒に考えてしまうから混乱する。
・「新しいことをやる」ことは、「既存勢力に嫌がられる」ことと同義。既存勢力に嫌われるのがイヤなら新しいことをやらなければいい。世の中「いいとこどり」はありえない。トレードオフ。捨てるものがあってこそ得るものがあるのだから必要以上に怖がらない。客観的に。
・社内で正しく早く決めるためのルールとして、「数字(データ)・ファクト(データに関連する事項や過去の事実)・ロジック(実証的な理論)」で決める。国語でなく算数で考えろ。全世界共通のビジネス上のルール。
・優れたロジックとは、論理的に筋が通っていることは当然のことで、「どちらがより多く変数を持っているか」で決まる。例えば、お客様の所得、年齢、承認のニーズという点からロジックを組み立てようとする場合と、さらに流行や海外の影響という点も加えてロジックを組み立てようとする場合とでは、結論が異なる。
・問題が発生した時、思うように物事が進まないときにはロジックを振り返って考えるべき。計画の段階でロジックの幹と枝葉を分け、幹の部分を明確にしておくこと。だんだん枝葉の部分に気を取られて骨組みを忘れてしまうことがよくあるため、「コレが幹」というものをあらかじめ書き出しておく。枝葉がおかしいのであれば試行錯誤を続ければいいだけだが、幹の部分がおかしいのであれば最初に立ち返って計画を検討し直す必要がある。
・PDCAのCAまでいかない場合、「Pが足りない」。結果の検証ができないというのは、往々にして計画が甘い。
・ダラダラと考え続けてもよい答えは出ない。まず意思決定する日を決める。それまで多いに悩み、考える。その日が来てもまだ決まらなかったら10円玉を投げて決めたらいい。締め切りまで結論が出ない場合はメリット・デメリットを考え合わせても甲乙つけ難いということで極端な話どちらでもいい。
・決めるために最初に捨てる総量を決める。最初に捨てることはとても大切。
・部下から「決められなくて困っている」と相談されてもそういう相談には一切乗らない。部下が抱えている仕事については当の部下が一番良く知っているはず。だから「自分で考えなさい」と言って押し返す。本人の決断とその根拠が示されているときにのみ相談に乗りアドバイスをするようにしている。上司に「どうしましょうか?」と聞くのは考えていない証拠。考えず決断できないというのは、仕事をしていないということ。上司は決してその部下の代わりに決めたりしてはいけない。自分で考えて自分で決める訓練を日常からさせることが必要。
・愚痴を言う、人を羨む、人に褒めてほしいと思う、人生を無駄に過ごしたかったらこの3つをどうぞ。天知る地知る我知る人知るであれば、それでいいではありませんか。
・仕事は多くて人生の3割位。
・本を読むときも人の話を聞くときも結論だけに注目するのではなく、その結論に至った至高のプロセスを理解する努力をしてみる。思考のプロセスを追体験することによって初めて思考力が身につく。
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あれよあれよと読みきってしまいました。1日もかからなかったかも??
何かの本からだったと思うのですがこのライフネット生命と出口さんのくだりを少しだけ知っていて、なので今回はまさに出口さんが誰かの話を聞くように、出口さんの考えを知ることが出来た貴重な1冊かなと思います。