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栄養科の経営戦略を考える。
戦略は、品質戦略として患者QOLの向上と、地域の疾病予防教育をして社会貢献することにより、業界で最も利益率の高い組織を実現すること。
財務の視点では栄養指導件数の目標を達成し、栄養科としての売上率の最大化が重要成功要因となる。
顧客の視点ではマーケットシェアの拡大。
そのために、分業し、担当を明確にし、生産性の向上が業務プロセスの視点となるのかな。
そのためには経営方針と栄養教育に対する目的の共有化が必要であり、そのためには栄養科内でのコミュニケーションが不可欠である。そしてスキルアップのために、資格取得や研修会、学会への参加や学会発表などが目標になっていくのかしら。
楽しくやりがいのある仕事をしたい。みんながハッピーになるためにどうしたらいいのか考えて行き着いた本だ。セミナーなど行ってじっくり勉強してみたい。私の頭にはちょっと難しく、まださわり程度の理解だろうと思う。そんな自分が悔しい。
けれど、すごく面白いと思うし、理解し活用できたら働きやすい職場を作ることができる確信がある。
すごく面白い。けどまだ自分の知識は乏しい。
だから☆は自分の理解度と解釈。
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経営を高めるツールとして脚光を浴びるバランス・スコアカード。
PHPの新書ながらBSCの基本がわかる本でした。
管理会計や予算管理、経営計画策定など、経営や財務などでその活用の効果は様々に紹介されています。
我々の所属するTKC全国会の研修でも、BSCの基本や活用法について数年前の研修で大々的に行われました。
でも、実際には我々のクライアント企業にはいまだに導入ができていないというのが現状です。
BSCは、いってみれば経営目標や課題、それらを達成するプロセスを可視化したもの、またはコミュニケーションツールであるといえます。
BSCによって経営理念を見つけるというよりは、すでにある経営理念やビジョンの達成のために何をするべきかというシナリオを作って、共有化するツールとなります。
BSCは、4つの視点を区切って、それぞれに重要成功要因を探し出し、さらにそれらの因果関係を戦略マップという紙にまとめるというものです。
4つの視点とはすなわち、学習と成長の視点、業務プロセスの視点、顧客の視点、財務の視点です。
後にいくほど上位の視点となり、上位の視点から下位の視点に重要成功要因をおろしていくことになります。
そうすることで下位の視点から、人材・業務プロセス・顧客満足・利益確保という感じにボトムアップとしても考えることもできることになります。
重要成功要因には、成果指標を設けます。
その成果指標を達成するためにどうすればいいか…というところをさらにつめていくことで、戦略マップが埋まっていくことになります。
バランス・スコアカードは会社経営だけでなく国家から各プロジェクトや部課、個人、家計まで様々な立場で作成、活用が可能です。
例えば、自分自身のミッションをBSCで考えてみようということも可能となります。
BSCは万能ではないかもしれませんが、キャリアや勉強にも役立つツールといえそうです。
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文庫本ではありますが、わりとコンパクトに内容がまとめてあったと思います。特に念を押すように何度も出てくる、「財務・顧客・業務プロセス・学習と成長」という4つの視点をBSCのキーワードとしていることがよくわかりました。特に会社の上層部と現場が共通のゴールをもち、これを達成するための各自(各レベル)での目標に向かって邁進するためのツール?手段?として利用できるものであるといった点も論理的には理解しました。
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たぶん自分が人事・組織に極端に興味を持っているからかもだが、BSCの導入は「従業員のモチベーション」という点から非常に有効であるように思える。最終的目標(財務はさておき)である「顧客へ与える価値の最大化」に「自分の努力」が「どのように」つながっていくか。これを可視化することで、「誰かの役に立てている」「ちゃんと未来につながっている」という人・未来との関係性を感じられるようになるのでは(と思ったり思わなかったり)
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スコアカードによる業績管理という側面よりも、戦略マップによる全社的戦略の共有のためのコミュニケーションツールという側面に今後の利用可能性がある。
BSCが今後、どのように活用できるか、そのヒントは最終章の第7章の物語りの中に隠されているところがおもしろい。
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前半はBSCの目的や有用性がとてもよく理解できる。
前の会社の目標設定のベースがBSCだったのだが、うまく運用されていたとは言い難い。そもそもBSCをベースにしていることの周知もされていないし、各視点の因果関係も全く考慮していなかった。
因果関係を重視して戦略マップをイメージするだけで、こうも印象が変わるとは思わなかった。BSCは目的に向かったベクトルを合わせるためのコミニュケーションツールとしてとても有用だと感じた。
ただ、後半触れられていた既存の経営管理ツールとの整合だとか、情報システムへの導入だとかといったところについてはいまいちイメージできなかった。その辺はもう少し勉強が必要か。
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まさに入門編といったところ。経営ツールとしての、バランス・
スコアカードの概要や、導入・活用の仕方が簡単に描かれていま
す。
「財務」「顧客」「業務」「社員」という4つの視点を網羅する
ので、全体の整合性を意識しながら議論ができる、よく出来た
ツールだと思います。ステークフォルダーとの関係性も、ここに
内在されている面もナルホド、と言った感じ。
同時期に下記のようなノウハウ本も購入して、参照しました。
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「バランススコアカード実践ワークブック」
/ 中野明
/ 秀和システム
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ビジネスエクセレンスモデル:従業員満足→高品質な業務→顧客満足→利益・株主満足ってのと、BSCの4つの視点が関連するってのが分かりやすかった。従業員満足って、会社が従業員に媚びてるだけじゃんとか思ったけど、こういう目的があったのかと理解できた。
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学術書をわかりやすく翻訳しましたという本。
中小企業がBSCを「導入してみる」分には参考になるかもしれないが、それ以外では物足りないのではという印象。
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経営の管理手法に バランス・スコアカード(BSC)
というものがあります。
この経営ツールは、1992年にアメリカで紹介され、
まもなく日本でも紹介されたものです。
本日ご紹介する本は、
BSCを最大限に活用する方法を教えてくれる1冊。
BSCは奥深いものですが、
ツールの使い方がわかりやすく書かれていて、
仮にBSCを導入しなくても
目標の立て方や、実行管理のやり方のヒントが得られ
とても参考になる内容になっています。
ポイントは
「業績評価指標」
最終的な目標は、売り上げや利益
ということになりますが、
コレを目標に行動しようとしても
漠然としてしまいます。
そこで、BSCでは、財務目標を達成するための
小目標をいくつか立てて、その目標のが達成されたかどうか
がわかる評価指標を決めます。
この小目標とその評価指標がBSC管理のポイントになります。
「BSC4つの視点」
BSCでは以下の4つの視点で目標設定します。
①財務の視点=売り上げや利益など
②顧客の視点=①を達成するために、顧客に何を提供できればいいか
③業務の視点=②を達成するために、社内で何ができればいいか
④学習と成長=③を達成するために、どのような能力が必要か
④→①へ向かって、目標が達成されていくことが基本です。
BSCに関わらず、今やっている仕事は、
この中のどこに当てはまるのか
常に意識することが重要です。
「戦略マップ」
ベストな目標達成への仮説を、
1枚のシートに表したものが戦略マップです。
1枚で表すことで、常にやろうとしていることの
全体が把握できます。
BSCに関わらず、仕事の全体を
把握しておくことは、大切ですね。
「評価指標」
評価指標は、数値で表せることが重要。
達成できたか、できなかったかを判断するために
測定できるような評価指標にして、常に数値管理します。
BSCに関わらず、できるだけ数値で管理、把握することは
仕事においても重要なことです。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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BSCを作成する場合には、それを活用して達成したい「戦略目的」があることが前提
重要成功要因=戦略目的につながっていくか。いかないかで判断する
会議では、もっぱらレッドの業績結果項目に絞って議論を進める
戦略マップ=ベストな戦略目的実現への仮説を、効果的に構築するためのツール
新たな経営管理の手法を導入するときには、「なぜ導入するのか」「どんな効果を狙っているのか」をきちんと説明しておく
改善目標は日常業務に落とし込むこと
ファシリテーターの育成は、BSCを下位展開するときに必要な成功要因
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◆目次◆
第1章 BSCを学ぶ前に知っておきたい事前知識
第2章 これだけは押さえておこう!BSCの5つのポイント
第3章 戦略マップの作り方をマスターしよう!
第4章 現場の視点から考えるBSC導入のツボ
第5章 BSC導入でこんなに変わる!コミュニケーション
第6章 身近な経営情報や記事でBSCを作ってみよう
第7章 BSCが人を、組織を、企業を変える!―ストーリーで学ぶBSC入門
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/1a4e8b41d70b3223.png
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2014/02/04
大枠をおさえるには必要最低限のことは書かれてるかなぁ。結局KPIどーやって決めるんだとか他部門とのBSCとの整合性はどーするんだとか、なんで5,6,7章にはまとめがないんだとかいろいろあるけど。
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医療現場におけるBSC(バランスト・スコア・カード)についての情報には幾つか接していたのだけども、ビジネス現場のBSCについての本は初めて。
ビジネスにおけるサービス(商業サービス)と医療におけるサービスとは違うと思うので、医療現場には当てはまらないかもな・・・なんて思って読み始めたのだけども、ドッコイ(!)かなり参考になった。
「思い」や「ビジョン」を大切にして、その上でBSCを作成していくことの大切さや、組織の中に浸透させるためのアイデアが詰まっていた。
それぞれの現場において有効活用するには、やはりそれぞれの工夫が必要になると思う。
BSCの入門書としても実践書としてもかなり参考になる良書!
第7章は小説仕立てで、面白く読めた!
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【内容(「BOOK」データベースより)】
ビジネスの現場で、バランス・スコアカード(BSC)が改めて注目されている―かつては業績管理のみが目的とされていたが、戦略・リスクマネジメントに、さらには内部統制にも有効であるとの期待も集めているのだ。しかし、「BSCは難しい」との声も絶えない。本書は、BSC導入指導のプロが、その一枚の表を最大限に活用する方法を教示する。会社が元気になる、究極のツールの“正しい”使い方がわかる。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
高橋/義郎
BSCフォーラム運営委員、日本経営品質賞認定セルフアセッサー、欧州品質賞(EFQM)社内セルフアセッサー、ISO9001品質マネジメントシステム審査員補、日本大学大学院非常勤講師(2004年度から2005年度)。現株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンメディカルシステムズ経営品質部部長。1983年日本フィリップス株式会社(当時)に入社。国際調達部門材料機械部部長などを経て、2006年より現職
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【目次】
第1章 BSCを学ぶ前に知っておきたい事前知識
第2章 これだけは押さえておこう!BSCの5つのポイント
第3章 戦略マップの作り方をマスターしよう!
第4章 現場の視点から考えるBSC導入のツボ
第5章 BSC導入でこんなに変わる!コミュニケーション
第6章 身近な経営情報や記事でBSCを作ってみよう
第7章 BSCが人を、組織を、企業を変える!―ストーリーで学ぶBSC入門
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