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信玄の軍配者の続き、謙信軍配者のタイトルがついているが引き続き山本勘助が中心、著者も勘助のキャラが気に入ったと見える。足利学校3部作の3作目。今まで謙信好評価寄りの書物を読んできたのもあるが、本作は一歩引いてみているので、異なる視点も感心。なるほど、戦国時代前半はこの3人が活躍していたのだなぁ。
3人の軍配者の友情も心にくる。著者の力を改めて認識、他の作品も読んでみたい。
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下巻を読んでみても謙信の軍配者とは余り面白みが無いと思いながら、四回目の川中島の戦いで漸く軍配者らしい場面が登場してきた。
召し抱えられて今までは良き相談者でしかなかった。
三人の軍配者の中で残されたのは冬之助だ。
しかし一番軍配者としては面白い戦さが出来なかったとは思うが、一番物事を達観していたと思う。
この三人の後にも時代が大きく変わっていくが、その後の時代も軍配者の視点で見てみたいとも思う。
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『謙信が軍配者』と改名してもいいのでは? 専門的な知識も重要だが、自分の頭で考え、判断し、行動できることが世を生き抜くうえで必要なことだと改めて認識させてくれる。著者の設定、楽しませてもらいました。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2012/09/post-2d1d.html
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足利学校三部作とは知らず、三部目から読んでしまいましたが、それなり楽しめました。歴史に名高い川中島の合戦の様子が、改めてよく解りよかったです。一部二部も機会があったら読みたいです。
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毘沙門天の権化、長尾景虎。
その強さゆえに、今川、武田、北条を同時に敵に回し、二回目の川中島の戦いで敗北を喫する。
途中、景虎は全てを投げ出し、突如、高野山へ出家。
迫り来る武田軍を前に、いかに軍配を振るうか。
軍配者。
現在ならば、ラリーランスの軍事コンサルタントとでも呼べる職業。
男たちの熱い友情が綴られる。
自分の生きてきた過去を振り返った時に、今の自分があるのはこれらがあったからだと思えるものは幸せですね。