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メダリストのスイマーが引退し、始めた慣れないコーチ業。
次代のエースは、なぜか頑なに孤立を選び、選手たちの仲も悪いまま。
さらには、日本が積極的に取り入れていた水着が認められないことに……。
東京オリンピックの水泳はどうなってしまうのか?
コーチとなって変わっていく姿、チームのキャプテンとして変わっていく姿、もがくエースの姿、それを見守る水着メーカの姿、それぞれが描かれていて面白いです。
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堂場さんのスポーツものは、やっぱり最高に面白い♪
ラスト50~60ページくらいから、物語は一気に加速。一瞬たりとも目が離せなくなり……最後の20ページ前後はもう、息苦しくなる程だった。
小泉の変容。
それを受け入れるリレーメンバー。
そして、決戦。。。
正直、上巻を読んだ時点ではこれ程までの面白さを期待していなかった。冗長だなぁ…と。
アスリートの選手生命の短さ、世代交代、水着のレギュレーション問題、傲慢な若者との向き合い方・・・テーマが盛り沢山に詰め込まれ過ぎじゃないか?とも思っていた。
しかし・・・あの、長く長く、長ぁい上巻と、下巻の前半3分の1があったればこその、ラスト60ページの感動があったのだなぁと、読後の今は思える。
(上巻が長~く冗長に感じて退屈なもんで)再読したいとは思わないけれど、(きっとしないだろうけど)最っ高に面白いスポーツ小説だったということは、保証できる。
★4つ、9ポイント。
2019.12.11.古。
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一気に読んだ。 僕も水泳をするし、息子はずっと水泳をやっててメドレーリレーのフリー(アンカー)もしてるので、読んでて手に汗握る! 確かに小説としては奥が深いとは思えないが、やはり男としてスポコンものは単純に好きなのか、こういった内容は理屈無しに心に響く(百田直樹の「影法師」みたい)。 たまにはこういう本を読んで、純粋な気持ちを思い出すのもよし! ※ 近藤史恵がこの題材で小説を書いたらどんなふうになるか興味津々?
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2010年の本、当時読んでたらもっと面白かっただろう。
堂場瞬一のスポーツ小説をマラソン5冊→野球2冊と読んでからこの上下巻ときた。最初から全部読むと決めて、発刊順に読んだ方がいいと思う。
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もともと堂場瞬一さんのスポーツ小説のファンなので期待しすぎていたのか、ドキドキ感が物足りない気がしました。
これはスポーツ小説というよりもスポーツ選手たちの青春小説って感じかな?水泳のレースそのものの描写が弱く、文量も少ないのでイマイチ入り込めず残念。
小泉選手が変わった理由も、なんか納得できるようなできないような……
読み終わった後の気持ちよさがなかったです。
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小泉の人格形成について謎を持たせすぎた感はある。ミステリ的な作風が個人的にはミスマッチに感じた。
でも、水泳競技者の心情描写は緻密で思わず頷いてしまうほど引き込まれた。
ツールに頼ることを頑なに拒否する大河の在り方と ツールに依存する小泉や他の選手たちの在り方に、スポーツとはどう在るべきかを考えさせられる。
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水泳は個人競技
こんなにも繋がりを感じるとは思わず
心に響くとも違う
なにかを感じたが言語化できない感情になった
自分を強くしようと創る『自分』を
突き詰めて突き詰めた先の世界のお話
選手目線、コーチ目線、営業目線
色んな目線で描かれる競泳が面白い
全ての泳ぐ人の人生が茨の道