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十九世紀までの花形学問は天文学や科学であった。しかし二十世紀のスターは間違いなく物理学だ。相対性理論や量子学など神の領域に触れるアイデアが無数に生まれた。
我々の実感や常識と相容れない理論上の概説を、時に哲学的に、物理学は投げかけてくる。特に量子論の時間や空間を超越した同時性や無限のパラレルワールドの可能性の提示は、あまりに壮大過ぎて途方に暮れるほど圧倒される考え方である。
本シリーズは極力平淡に書かれているものの、決して万人に完全に理解を保証するものではない(例えば本書ならひも理論など)。しかし物理学がこんなにも知的興奮に溢れ魅力的な学問なのだと感じさせるには十二分な本である。
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時間とは何か、重力とは何か、そして量子論とは何かなど、物理学における「ビッグクエスチョン」に専門家が答えるQ&A。本書が多くの類書と異なるのは、著者が「物理学最大の秘密は、宇宙はビッグクエスチョンにあふれ、すべてを理解できる人など誰もいないということなのかもしれない」と語るように、科学万能主義から遠いところにいることだ。それでも、というかだからというべきか、かの難解な「シュレーディンガーの猫」の解説は、今まで読んだどの本より一番わかりやすかった。
人はすべてを知ることはできない。けれども、世界は今この瞬間にも、「どこかで、何か信じられないようなことが世に知られる日を待っている」。
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時間とは?重力とは?光とは?そして物理学とはなにか?誰もが一度は考えたことのある大疑問とその答え。
「BOOKデータベース」より
物理はロマンだー
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時間とは?量子とは?重力とは?という物理の基本的な問いから始まり、数学や哲学的な問いにまで発展する展開が、物理と数学と哲学が関連しあった学問である事を表してると思う。
数学の本は割と面白かったが、物理は少し話が浅いと感じてしまったので、若干星は減らして。