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「化合 エピソード0」
STが出る前の話し!
検事の力ってものすごい威力を持ってるんだって初めて知った!
検事が有罪と決めれば裁判官も高い確率で有罪判決を出す。
判事に至っては研修で無罪に持っていく勉強をしないとか。
小説なんで盛ってるのかもしれないけどこれで冤罪になってる人って多いんだろうか?
ともあれ、話はとても面白くてSTシリーズでは一番面白かったかも!
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2016/4/26
菊川さん若かりし頃。
三枝さんも若い。
キャップもSTのメンバーもまだいない、ごく普通の刑事の物語。
とんでもない人はいないけどこれはこれで硬派で面白い。
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STシリーズを読んだ上でこのエピソード0を読むのがいい。まだSTと出会う前の、捜査官の菊川のお話。あの菊川も、最初はこうやって操作方法などを学んでいたんだなーとなんとなく微笑ましい。
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STが出来る前の菊川さんや三枝さんがメインの話。まだ科学捜査が証拠として正確性をそれほど持っていなかった頃、もっと科学が進化すれば、冤罪が防げると感じる三枝さん。菊川さんはまだ刑事としては若く、いちいち動揺する様がちらほら。STメンバーが出ていなくても、十分楽しめました。
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STが設立される以前の物語である。
同時に、何故STが設立されたのか。その謎が物語の中に提示されている。
菊川は30歳半ば。まだ捜査一課にきて一年という駆け出し刑事だ。
三枝は同じ捜査一課の先輩刑事として登場している。
ある夜、普段の生活圏とかけ離れた場所でひとりの男が刺殺された。
目撃者の証言から、事件現場から走り去る黒っぽい上着の男が犯人として有力視される。
被害者には膨大な借金があり、返済の目処も立っていない。
性急に事件を解決しようとする鳥山検事。
集められた証拠の中から都合のいいものだけを取り出し、取調べを強行しようとする。
自白さえ取ってしまえば・・・そんな検事の思惑は現場の刑事たちを困惑させる。
菊川と組んだベテラン刑事・滝下のマイペースさに戸惑う菊川。
しかし次第に滝下が優秀な刑事だと気づいていく。
過去の出来事が影をさしているものの、滝下はけっして刑事としての本分は忘れてはいない。
検事た起訴した場合、ほとんどが裁判で有罪になるという現実。
刑事の良心と誇りをかけて、真実に迫る滝下たちの捜査が始まる。
いまどき自白にこだわるなんて、と思った。
だが、現実に起きていることを考えると笑ってもいられない。
法は確かに誰に対しても平等だろう。
けれど、その法を司る人間たちが平等とは限らないのだから。
誰もが納得する客観的で説得力のある証拠。
間違いを犯さないための、そして、捜査員も、検事も、判事も、誰もが納得する裏付け。
そのためにSTは設立された。
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若い頃の菊川さんが新鮮。STの序章という感じはあまりしなかったけど(ラストの三枝さんのセリフがとって付けた感じがした)、若い菊川さんと滝下さんのお話は楽しかった。
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現場は検察の暴走を止められるのか?エリート検事は殺人事件を異例の陣頭指揮と鑑識結果の強引な解釈で早期解決を強行する。疑念を抱く捜査一課の若手・菊川と所轄のベテラン・滝下は独断で動き始める。拘束された被疑者が“落ちる”までに二人は証拠を捜し出せるのか!?「ST警視庁科学特捜班」シリーズ、序章。
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めちゃめちゃ面白くて一気に読んだ。
S Tのメンバーは出てこないけど 今まで読んだS Tシリーズの中でこれが1番面白かった。正確には これはS Tシリーズじゃないかもしれないけど。
もともとS Tを読んでて 菊川刑事が1番好きだったし。
滝下刑事 三枝刑事とのやりとりや捜査 検事との対立 そして殺人事件の真相 すべて面白かった。
自分の意見に固執する検事には本当イラっとしたし こわいと思った。その検事にある時はオトナの対応 ある時はハラをくくった対応。カッコいいし 真っ当。この辺りの対応はフツーの会社組織でも十分役に立ちそう。
見習わねば 笑。
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今まで私が読んだ本では、刑事物では刑事が、弁護士が主人公なら弁護士が事件を解決してました。が、この作品では刑事が主人公なのに、検事が捜査を仕切っている為、刑事は補佐役みたいな扱いでした。事件=犯人は誰か、というお決まりのパターンではなく、検事と刑事の対決が前面に出されてて事件的要素は終盤にしか動きません。この作品の世界観に入るのが難しかったです。
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STメンバーは出てこなかった!
菊川さんの若かりし頃の話
警察の捜査方法とか、検事との関係性がわかって面白かった。
刑事事件99.9%の有罪率は恐ろしいと思った
科学捜査も何もないし、STメンバーは出てこないけど、面白かった。科学捜査の必要性を感じた。科学捜査が発展すれば、完全犯罪はないんだろうなって思った
滝下さんはすごく切れ者でかっこよかった。真正面からぶつかればいいもんではないんだなって学んだ。
菊川さんはやはりすてきだった。
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警視庁捜査一課の捜査により、殺人事件の重要参考人が浮かびあがった。功を焦る検事は身柄確保に拘るが、菊川らは確証を得られない。絶対的な検事の指示に刑事は何ができるのか? ST警視庁科学特捜班シリーズの前日譚。
板橋の公園で殺人事件。容疑者、闇金系の男が任意同行。
検察官が自白させる。刑事が別の容疑者を見つける。
自白があるが逮捕状がでた。
被害者はキャバクラ譲を別の客とりあっていた。
別の客と被害者が口論になり、持って行った包丁が刺さってしまったと自白。トドメを刺したのはキャバクラ嬢。
刑事が急行。手首を切っていたが、早い発見で助かる
現場で発見された血液、DNA判定が優れていたら、捜査を混乱することはなかった。
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「ST 化合 エピソード0」つまり、警視庁科学特捜班が登場する前の話が描かれている。若かりし頃の捜査一課の菊川とベテランの滝川が活躍する話だ。最近の今野氏の作品では、捜査本部に検事や刑事調査官が登場する話は殆どないが、そういう意味では、この作品で登場するエリート検事や刑事調査官が捜査本部をかく乱するというのは少し変な気がしたが……
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STシリーズでは味あるベテラン刑事で登場する菊川さんが活躍するのが面白い。
滝下さんも味があって素敵だし、刑事たちを束ねる課長たち3人、そして、上司の三枝さん、ラストで潔く非を認めた検事さんもそれぞれ一癖ふた癖味わいがあって、とても面白かった。
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STが出来るまでの前日譚。本編より私は楽しかった。特殊能力を持った人たちの活躍も楽しいけれど、基本、地道に自分の足や、積み上げた経験で詰めていくタイプが好きなんだと再認識。菊川さんが優秀な刑事なんだと知れて嬉しかったです。滝下さんも実は熱いし、三枝さんも素敵でした。烏山検事が余りにも頑なで、この人が真犯人なんじゃないの?と思うくらいの横暴っぷりでした。最後謝罪してちょっと良い人のポジションに上がってる雰囲気ありますが、ちょっと問題ありすぎる検事さん。STが必要だと思った三枝さんの気持ちがよく分かりました。
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久々にちゃんとした警察モノを読んだ気がする。
自分で残り4冊をまとめ買いしたSTシリーズのエピソード0。
まだSTチーム結成前の菊川さんが若かった頃のお話。なんとST結成の10年前とのこと。
このため、まだまだ科学捜査が活用しきれておらず、地道で泥臭い捜査を刑事さんたちがしっかりとやってくれる本格的警察小説だと思えた。
この事件をもとに三枝さんが科学捜査の必要性を強く意識していったのね。
のほほんとしたベテラン刑事と真面目で堅物っぽい若手刑事という王道の組み合わせ。でも、のちの菊川さんを思わせる融通が利かないというわけでもないところがよい。
また最後の最後、結局嫌な人が誰もいないというのが清々しくて良かった。
さて、あとはプロフェッションの一冊のみ。
名残惜しい気がするけど、早速読もうかな。