紙の本
腑に落ちないラスト
2016/11/06 19:16
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投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヤミス系の前川裕作品だが、今作も様々なエピソードが提示されるが、途中まではそれらが最終的にどう結びつくのか、謎が謎を呼ぶ展開で、頁を繰る手が止まらないと言って良い。しかし、謎解き、落ちは失速する。えっ?そういうこと?と、何時も腑に落ちない。
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この作品を一言で表すなら『狂気』である。始終、血生臭いのでグロが好きな私には最高の作品だった。いろいろ交錯しているので注意深く読む事が必要。専門的な話が出てくるのでそのジャンルをかじっていると楽しめる。かなりグロテスクな作品なので苦手な方はかなり注意した方がいい。一つ気になったのがレズビアンではなく、レズという記述がちょくちょくあった事。レズビアンと記述もあったのでそちらで統一すべきではないだろうかと思った。セクシュアルマイノリティーに関してはやはり、デリケートな問題なので表記に関してはしっかりすべき。
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表紙の絵が残酷なミステリーを印象付ける。
怖いお話し、苦手なワタシ・・・どうしようかと思いましたが、今日の本が他になく読み始める。・・・失礼ですよね、すみません(^_-)
テレビドラマのようにすぐに、事件が!
表紙絵の血のついた斧で殺人が起きるのに、怖がりなワタシが怖くない・・・想像力の欠如か?^^;
テレビドラマや映画にする時は、どうするんだろう?
本を読んでいて良かった ホッ、・・・
一気に読みたい気にさせてくれるミステリー(^~^)
良く書けてます。本日の読書、満足、マンゾク!
映像化するときの、配役とか、残虐シーンのカモフラージュ度合いなど想像する楽しみもありました。
4点なのは、ワタシでも犯人が分かってしまったことかな?
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すべてのシーンに手掛かりが散りばめられている点では読み進めやすくわかりやすい。一方、もう少し細かく登場人物たちの生活感を滲ませればより現実味を与える作品になったかもしれない。読者を撹乱させ想像を膨らませる「無駄さ」があってもよかった。
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文体や作品の雰囲気は重厚かつ硬質で悪くない。
警察関係の登場人物間に個人的なつながりがあり過ぎる感があり、簡単に人を殺し過ぎる感じもする。
犯人に意外性はない。個人的には2/3読んだところでわかってしまった。
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新婚夫婦連続殺人。しかも凶器が手斧。なんとも猟奇な雰囲気で幕を開けた物語は、ミステリとしてはオーソドックスながら、なかなか読めない展開。うーむ、誰も彼もが怪しい……。
犯行の動機等を突き詰めていく過程は、異常心理ものとしてのぞくぞく感も感じられました。理解できるような、だけどやっぱり理解できない狂気の世界が魅力的です。
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平塚京介は2年前に発生した事件の捜査に新たに加わることになった.夫婦が手斧で殺された事件だ.数年前に同様な事件があり、それとの関連を調べ始めた.今回の荻窪事件ではキャリアの上村が管理官として指揮をとっているが、古参の刑事とうまく行っていない.上村が失踪し、田園調布で同様の事件が発生.2つの事件の関連性を調べていると、高級な結婚式場が共通点として浮かび上がる.平塚は以前にお世話になった元警官の相良と接触を始めた.犯人は身近な人物だったが、後半での展開がテンポよく進み楽しく読めた.
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みんな怪しい・・・。
うーん、最後にもう一つオチがあれば最高に
なった気がするけど・・・。
そこが残念★
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夫婦が手斧で殺害される凄惨な事件。
登場人物みんな怪しく思えてきて、疑心暗鬼になっていく。犯人や関係者の心理に共感できず、薄気味悪さを感じ、ゾワゾワする。でも、先を読まずにはいられない。
犯人が分かっても、気味の悪い・後味の悪い事件でした。。
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前川さん3冊目・・・、クリ―ピーは面白いと思ったんだけどな。もう、新刊でても読まないかな。
性的な部分が、なんだか気持ち悪い。服装の説明も。
表現がおっさんくさくて、キャラと合わない感じ。
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2月-18。3.0点。
20年前に発生した、新婚夫婦を手斧で惨殺した事件。
類似事件が発生。キャリア刑事、20年前捜査した元刑事
と主人公。捜査、軋轢などなどあり。
相変わらず人間の狂気が、上手く描かれている。
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元来、読後感の悪い、ホラー調の読み物は苦手な性質なのだけれど、前川さんの作品はリーダビリティも手伝って、ついつい読んでしまう。今作も相変わらずの薄気味悪さ、スリリングな展開で一気読み。面白かった。
ただ、人間関係が集中し過ぎていて、そこのところはちょっと不自然さを感じないでもないかな。あと、変態的な描写も読めないわけじゃないけど、ちょっと引く、、。
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大筋は面白かった。
細かいところで
・伏線が回収しきれてない(それ伏線じゃなかったんかーい!っていう回収のしかたかな?)
・色彩が多用されてるのに色味が感じられない
・読点が多すぎる
辺りが気になった。
なんかいまいち情景を思い描けなかった。
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いろんな意味で「酷な」警察ミステリ。一部の伏線と結末にいささか不満は感じるのですが、それを補って余りある迫力がありました。「クリーピー」が映画化されましたが、本作も映像化されると良いな
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クリーピー』が面白かったので、期待して2冊目。
申し訳ないけれど、期待はずれでした。
犯人の殺意に全く同感出来ず、そんな子どもみたいな理由で!?
手斧で惨殺!?してしまう割りには
したたかに罪を他の人になすりつけようとする狡猾さ。
離人症ならぬ乖離性障害を患わっているといえども、
納得できない犯人像。女性の人格を甘く見すぎているのではないの?
もっともっと深く抉るぐらいに犯人を描いて欲しかった。
父娘関係も曖昧で母の存在をも薄くて、何ひとつ共鳴できなかった。