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[江東区図書館]
マンガで読むタイプ。学研から出ている本書は少女まんが系なので、天野慶シリーズが好きな子などが、より内容が充実しているその次に読む本としておススメかも。
マンガ系にしてはハードカバーでぶ厚い理由は、各首への解説も多く、各決まり字などを意識した取り方(覚え方)があるからで、実戦向けの一冊。
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初めて百人一首に向き合いました。漫画である必要性はあまり感じませんでしたが、百人一首の情緒を感じることはできました。
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和歌の情景が漫画で再現されているので、イメージしやすいかも知れません。
少し前に他の百人一首の本を読みましたが、解釈する人によって、多少イメージするものが違うのだな、と感じました。
詠み人についての解説や歌の中の言葉の説明や、それにまつわるこぼれ話的なものもあり、興味をもって読めるのではないでしょうか。
百人一首をする人なら、かるたで勝つ方法、歌の特徴を覚える方法が全部の歌に載っています。
和歌も古典的な読みが現代の読み方で書かれており、至れり尽くせりです。
これなら、百人一首を堅苦しくなく、子どもから大人まで楽しみながら知識を深められそう。
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「和歌の意味や成り立ちを、まんがでわかりやすく説明。歌がよまれた当時の恋愛スタイルや年中行事など古典常識を解説したコラムもあり、初めて百人一首に触れる人でも楽しく内容を理解することができる。歌の覚え方のコツや遊び方、競技かるたのルールも紹介。」
【主なコラム】
・和歌の形式と歴史的仮名遣い
・百人一首に出てくる年中行事
・平安貴族の恋愛と結婚
・歌会と歌合
・京都周辺の歌枕地図
・平安京
・百人一首かるたの遊び方
・かるた大会で勝つコツ
・決まり字一覧表
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(安倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)〔ほか〕
著者等紹介
吉海直人[ヨシカイナオト]
1953年長崎県生まれ。同志社女子大学表象文化学部特任教授、小倉百人一首文化財団理事。百人一首の研究者で、百人一首グッズのコレクターとしても知られている