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2017年19冊目。
ショルダーバックやリップスティック、シンプルで実用的な洋服、ショートカット、ブラック。これらを全てシャネルが生み出したものだったとは。
彼女の時代に対する強いアンチテーゼがこの伝説の存在にさせたのはいうまでもなく、またその常識にとらわれない自由な発想力や、自分のセンスを信じて突き進む推進力の凄さにも感嘆した。
シャネルの残した力強い言葉の数々は、ブランドだから、高価だからという理由でシャネルを身につけている浅はかな女たちにも衝撃を与えるだろう。
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言わぬが花の美学、「知らない」のが贅沢。色んなことに葛藤してる今だからこそ響く言葉があった。「高価な宝石をつけたからって、女が豊かになるわけではない」は心に刻んで生きていきたい。シャネルのような女性になりたい、と思う一冊だった。
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著者は本当にシャネルが好きなんだと思う。
ただそれだけがわかる本。ブランドに詳しくない人には読みにくいだろう。
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シャネルは以前のクチュリエたちのモード(メイドに着せてもらわなければならない服)を、働く女の為のモードに塗り替えた。
飾り立てることを嫌い、実用的なものを好んだ。
エピソードとして面白かったものは、
以前の飾り立てたモードのアンチテーゼとしてイミテーションジュエリーを考え出したこと。
現在のアクセサリーはシャネルが作ったのだ。
こういったブランドの本質を少しとはいえ知ると、今まで興味がなかったにも関わらず欲しくなるのが
一般人の性だ。しかし、ココ・シャネル自身は「着たきり雀」で同じスーツを何年も愛用していたという。流行を作り出すことは彼女にとって、商売でしかない。
「廃れるのがモード」と言いつつも、自分自身は
上質なものを長年使い続ける。
シャネルというブランドを追うミーハー側の人間ではなく、ココ・シャネル自身のように自分を持つ、強く美しい人物に少しでも近づくことができるように努力していきたい。
シャネルというブランドではなく、ココ・シャネルという人物について知ることのできる一冊。
ただし読み終わったあとは、シャネルが欲しくなるのでご注意を。
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淡々とシャネルの生涯を綴っている。山口路子氏のココ・シャネルという生き方と対照的に学者らしいというのか、感情を交えない語り口である。シャネルのデザインは付き合った男性(どちらも、公爵級!)から着想を得ているというのが面白い。サロンの傲慢さの一端に触れることができたのも収穫。宝石商のカルティエがベルギー大使に間違われてサロンに招かれても、サロンに入ることができずに、屋敷を見て回るだけなら良いと言われたとのことだ。そんなサロンに請われて参加したシャネルという人は改めて、すごい人なのだなと思った。