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2008/3
ブランドの本というよりもシャネルの一生をたどったといえる内容。確かにそこから理念が引き出されているが、最強ブランドの秘密という副題には大いに疑問を感じる。
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タイトルだけ見ると、ありがちな内容だとおもいますよねえ。
私も中身を確認することなく通り過ぎた本でした。が。
会社の某BOSSに薦められ、読んでみたら最高でございました。
通勤&LUNCH時くらいで速攻読めます。
ココシャネルさんってこんなにかっこいいんだ。
しかもあの時代だもんな。
ブラント論の軸で読むとかなり覆されます。それがいいのね。
タイトル見て読むの止めた人には読んでほしいなあ。
中身に触れるときりないし、エキス言うとネタバレになるだろうし。詳しくは是非読んでみてください。
痛快です。
今で言うと誰だろう。思いつかん。 だれもいないな。 こんな人。
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シャネルというブランドに関する議論ではなくシャネルがいかに自分をブランド化していったかという視点で読むと解りやすい。ビジネスに対する考え方や20世紀に対する分析は面白い。著者の愛と気合が伝わります。
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『クチュリエの役目が時代の空気にただよっているものを素早くとらえることだとしたら、ほかの人間が同じことをして、わたしの真似をしても不思議ではないし、わたしのアイディアにインスピレーションを得てもおかしくないわ。わたしだってパリに散らばりただよっていたアイディアにインスピレーションを得たのだから。そうよ、いちど発見されてしまえば、創造なんて無名のなかに消えゆくものよ。わたしは自分の考えを全部ひとりで開発するわけではないし、時にはそれが他人の手でうまく実現されているのを見るのはとてもうれしいことよ(ココ・シャネル』
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▼ 100文字感想 ▼
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男なら誰しも「シャネルのバッグ買ってぇ〜」とせがまれ
たことがあるだろう。シャネルの強烈な語録で綴る、天才
企業家の伝説の生涯。自分が伝説に、シンボルになる
には、凄まじいまでのハングリー精神と嫌悪感が必要。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■シャネルは自分のライフスタイルをそっくりそのまま
商品化した初のビジネスウーマンだった
■「貧しい土地に宿命づけられた」人間たちの知恵を
その血に継いだシャネルの贅沢は、明白にアンチ・
ゴージャスであり、アンチ・新品である
■女性はみなそろって同じ一つの型を身につけてこそ、
それぞれの個性を発揮する
■クチュールというのは商売であって、芸術ではない。
われわれは才能がどうのこうのというより、服をおさ
める御用商人と思えばよい。自分の作った服を壁に
かけ展示したりしない。売るだけだ。
■人が真似してくれれば結構じゃないの。アイディア
というものは広まるためにあるのだから
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ココ・シャネルの生涯について書かれた本。
今度映画化されるというのを耳にして、読んでみようと思った。
シャネルの生涯は本当に面白い。
まるで自伝に書かれると分かっていたかのよう。
孤児として生まれ、あまたの恋人を作るも生涯独身を貫く。
あくまで男性の“ステータス”であった女性のファッションを、
働く女性の実用的なアイテムへと昇華させ、新たなモードを作った女性。
だけど、その事実を知るにあたってこの本を読む必要は一切ない。
著者の書き方というか、言い回しが鼻につく。
著者自身のシャネル観や、意見は一切ないにも関わらず。
あとがきでは、著者は
「本書は一種のシャネル語録でもある。その語録の中でも好きな言葉の一つに、
「オリジナリティなんかに惑わされては駄目」というのがあるが、この言葉はそのまま
本書の方法ともなっている。下手なわたしのオリジナルな文章を連ねるよりも、シャネルの言葉を
引用して、シャネル自身に語らせたかった。」
と言っている。
ならば、なぜ数々のシャネル本が出ている中でこの本を作ろうとしたのか理解に苦しむ。
ともあれ、映画は見に行こう。
【ひとくちメモ】
・女はみなそろって同じ一つの型を身につけてこそ、それぞれの個性を発揮する
・モードは芸術ではない、ビジネスだ
・はやりすたりを糧にして、ファッションビジネスは反映する
・コピー製品が氾濫するほど、流行はピークに達して廃れやすい
→だから、コピーさせろ。
・流行のサイクルはなるべく早くまわす
・実用主義の服
・働きやすい装い、実用的、それがシャネルがモードに求めるもの
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ココ・シャネル入門書といった感じ。
分かりやすくまとまっている。
私はここからシャネルに
近づいていきました。
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シャネル史の概要を知るにはいい本かもしれない。
しかし著者の主張というか、偏った意見が不快すぎるため、星2つ。
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シャネル自身の言葉がふんだんに散りばめられながら、ココ・シャネルという女性の生き方や信念、ブランドの歴史が語られた1冊。ブランド論という側面も持ちつつ1920年代から戦後のパリを生きた一人の女性の、ココ・シャネルというあまりにも有名な女性の人生論としても面白い。
彼女の放つ言葉はとても力強く、時代を超えてドキっとさせられるものばかり。シャネル語録。
また彼女の生きた時代背景やファッションの歴史を通してファッション/モード史、フランスの歴史や文化、業種問わずブランド論のお勉強にも。
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[ 内容 ]
リップスティック、ショルダーバッグ。
創ったのは一人の天才起業家だった。
その名はシャネル―。
貴族趣味を時代遅れにし、大衆消費社会の寵児に。
ひた隠しにした出自とセレブとの交流、大国アメリカへの親愛感と悔蔑。
辛辣な「シャネル語録」から伝説の生涯に迫る、ファッションブランド研究の第一人者、待望のまるごと一冊シャネル論。
[ 目次 ]
第1章 贅沢革命1―アンチ・ゴージャス
第2章 贅沢革命2―偽物のチカラ
第3章 著作権無用論―マスの思想
第4章 起業家シャネル―ブランド・ビジネス
第5章 スタイルはライフスタイル
第6章 はたらく女
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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いやあ、なんでしょうね。
素材は悪くないはずだし、シャネルという人に興味が持てるくらいには、
面白い本ではありますよ。
実際、時代背景や、個々のエピソードは、
それなりに楽しめました。
でも、なんと言いますか、味付けがくどいんですよね。
人工調味料を振りかけた様な誇張めいた文章は、
せっかくの素材をだいなしにしている気がします。
癖のある素材であるのも事実なのでしょうが。
いや、しかし、繰り返しになりますが、シャネル本人の話は面白いですよ。
有名なのかもしれませんが、知らない人は、まぁ、楽しめるかと。
素材は良いんですよね、素材は。
ただ、それだけに、
もっと主観を排して書いて欲しかったといいますか、
まぁ、なんとも惜しい本ではあります。
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著者は山田登世子。
ファッションブランド論の大学教授らしい。
シャネルについて僕が知ってたのは、あのロゴマークだけ。
読んでみて、
「女による女のためのモード」
「古く、長く続くものを良きとする」
その一方で「モードは早く死んだほうがビジネスになる」
「著作権無用論」
著作権無用論は新鮮でした。裏付けとなるオリジナルへの絶対の自信っては、シャネルならではなのかもしんないが。
商品サイクルの短さは、ビジネスリスクの高さを示すものだと思っていたが、シャネルの考えは逆。
だからこそ、次の流行・次の需要が生まれる→ビジネスが成り立つ。
ふーん。
なるほど。電機メーカーもそうだろうな。だから多額のR&D費。だから無借金。そうかも。
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シャネルのことを何も知らなかった私には色んなエピソードが新鮮でした。ただ、同じエピソードが繰り返し出てくる感じで、味付けがくどいという、他のレビューに共感。ココ・シャネルの凄さがわかったのは収穫。
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ファッションというものは、人間の感覚においての先鋭的なものをくみ上げられるんじゃないかと思うのです。言葉も論理も追いつかない感覚の早さ、その最上級の早さでもって動く世界が、当時のファッション業界だったかもしれないです。
それゆえに、1920年代のファションの世界に、ポストモダンが見えたりします。
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シャネルという女王の凄まじい哲学の片鱗を感じさせる本書、テーマが面白いだけで著者の力量は感じかなかった。別書にてシャネルを訪ねたい。