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ひろさちやさんの新書。
労働を懲罰とする考えに賛同し、社畜と化した日本人を畜生であり餓鬼であると批判(非難?)する。すべての労働は時間との交換によって成り立つのは当然だが、時間・賃金の交換という観点以外にも様々なものがあると思う。たとえば社会への貢献や、天職という概念など。まあ僕は労働によって社会貢献したいなんてミジンコにも思ってないし天職はないと思っているので、この本を読むと全肯定してくれていて慰められるのですが。そのような意味では危険な書物かもしれないけど、マサカ本気で信じ込むひとはいないでしょう。
ひとつの芸として楽しむ分にはよかったです。
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人間が人間であってこそ、人間らしい心を持っていることができるのです。
働きたいやつは勝手に働けばよい。働くからってなんで自慢するkとおがある?もし、働くことで人間の相場あきまるものなら、馬にかなうものは一人だっていあやしねえな。エコノミックアニマルは畜生より餓鬼です。
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書店で立ち読みした程度であるが、「ワーカーホリックごっこの時代は終わろうとしている。本当に大切なものに目を向けよう」というメッセージが感じられた。特に、就職を控えた学生にお勧めである☆
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ひろさちやは読みやすく、頭にすっと入ってくる。いろいろよみたいけれど、彼の著書は500を記録。。。よめるかな。
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明日できることは今日やるなということ。
江戸時代の人々はまるで趣味で貧乏をしているかのよう、という記述が印象的。
満足度4
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「お金持ち」ではなく、「時間持ち」になる事を勧めていましたが、とても難しいことだと思う。
なぜならば、そんな思考転換をする余裕がないからだ。
私のような平民は日々の生活に追われているからだ。
生活スタイルが変わるにつれ、日本人はスローライフを捨てて
しまい、崩壊的な慌ただしい生活を続け嘆き、古き良き時代が
望ましかったと振り返る事はあるものの、革命のような大きな変化がない限り、スローライフを取り戻す事は出来ない現状がある。
作者のような生活基盤がしっかりしているか、信仰深い信者でない限り、作者の声は届かないかと感じたが、無宗教の私にもこの本は素直に読めた。
その理由は、仕事が嫌いな私の生き方を後押ししてくれるような、「労働懲罰説」の説明があったからだ。
この本を読むまで、キリスト教が仕事に対して否定的だということを知り感動した。そして「般若」の意味(少しの損をする事)を知り勉強になった。
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幅広く宗教を学んでいる人の話は、おもしろい☆
特に宗教好きな私はわくわくしちゃいます(^^)♪
でも、この本はあまりマニアックな部分はないので、一般的にも楽しめるでしょう。
お金より時間が大事ということを、おもしろいエピソードで紹介。
仕事に追われている人にぜひ読んで欲しい一冊です。
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こういう本好きだなぁ。
現在を生きる。
現在を大事にする。
過去にとらわれず、将来に期待しない。
あとは実践ね。
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” 「未来がどうなるか、人間にはわからないのだよ。
本当に迷っているのであれば、サイコロで決めな。」
だって、迷っているということは、どちらでもいいからです。
どちらでもいいことを、理屈でもって選ぶことはできません。 ”
未来をサイコロで決める、という話がおもしろかった。
実際に著者が大学から講義を頼まれたとき、お寺でサイコロを振って受けるかどうかを決めたそう。
確かに、「やりがいがあって給料の良い会社」と「やりがいがなくて給料の悪い会社」のどちらかに行くとしたら、どんな人だって悩まないはずだ。即断即決するだろう。
けれども「悩む」ということは、天秤の左右の重さが拮抗していて、どちらに振れてもいいということなのかもしれないな、と思った。
(まあ、極端な例ではありますが・・・。)
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著者の ひろさちや さんは、1936年生まれ大阪府生まれ、
東大文学部印度哲学科を卒業され、博士課程を修了。
気象大学校教授を経て、大正大学客員教授。
仏教を中心に宗教や生き方を分かりやすく説いている。
―本文より―
「時は金なり」ということわざがあります。ちょっと変なことわざだと思っていましたが、それもそのはず。これは日本のことわざではなく、英語の“Time is money.”を訳したもので、「時間は金と同じように貴重なものである。だから時間を無駄に過ごしてはいけない。そのように教えたことわざです。―中略―
わたしは「時は金なり」は大嫌い。だって時間を金と同一視しているのだから、これは明らかに拝金思想です。時間は金なんかよりも、もっともっと貴重です。金なんかなくたっていい。われわれはもっと時間を大切にしようではありませんか。
ひろさちや さんは、1936年生まれ、仏教を中心に学ばれてきたかたですから、どうしても経済至上主義的な考え方に対して否定的です。その辺を、「まあ、そんな考え方もあるでしょう」と客観的に受け入れながら読むことができれば、得るモノ(概念)は、多いと思います。
どちらかと言うと、人生のベテランにおススメしたい内容です。
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過去を追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
未来はまだやって来ない。
だから現在のことがらを、
現在においてよく観察し、
揺ぐことなく動ずることなく、
よく見きわめて実践すべし。
ただ今日なすべきことを熱心になせ。
誰か明日の死のあることを知らん
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頭ではわかってるんだけどね。
問題は実践なんだよな。
宗教を持たない人間は「美学」に走る。
というのは考えさせられた。それもひとつの生き方だとは思うが、宗教を持っているからと言って、じたばたして醜く生きるのもどうなのかと。