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[ 内容 ]
「年金」と「お金」の基礎を知り、将来のマネープランを立てる。
「見えない不安」が「見える希望」に!
加入者全員に送付される「ねんきん定期便」。
サラリーマンのために厚生年金に絞って知っておくべき知識を厳選して紹介。
制度の仕組みから年金額の計算方法まで「初歩の初歩」をわかりやすく解説する。
定期便を使えば個々人の「稼ぐ力」と「貯める力」がわかるなど意外な活用法も伝授。
すぐ役に立つ入門書の決定版。
[ 目次 ]
序章 「年金」を味方につけよう
第1章 年金、基礎の基礎
第2章 「ねんきん定期便」はこう読め!全マニュアル
第3章 もらえるのか、もらえないのか―「25年」をクリアせよ
第4章 いつから、いくら、もらえるのか―自分で計算してみよう
第5章 「稼ぐ力」と「貯める力」が分かる―マネープラン大作戦パート1
第6章 足りているのか、いないのか―マネープラン大作戦パート2
第7章 足りない時の対策―マネープラン大作戦パート3
第8章 そのほかの「年金」重要事項
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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一時期は騒がれたものの、最近はあまり聞かなくなった年金問題。
問題は何も解決しておらず、ただメディアが報じなくなっただけである。この国民煽動とそれに煽られる国民問題は問題だが、この本とは関係ないので、特に触れない。
そして、年金記録漏れなどから、その解決を目指して国民1人1人に対して加入記録などを伝える「ねんきん定期便」が開始された。
今なお、政治には胡散臭い権力闘争があり、官僚にも負のイメージがつきまとう。
これを主導しているのは、厚生労働省からの派生した独立行政法人である「日本年金機構」
まあ、組織とは往々に巨大になると動きにくくなるものだ。
このように切り離した方がよいというのは、官僚の優れた洞察によるものではないだろうか。
本書を読み、届けられるねんきん定期便の役割などは理解できた。
記載にもあるが、目に見えないことに対する不安があることで、国民は煽動される。じゃあ、可視化すればいいではないか。
このように加入履歴に基づいて、自身の年金額まで出してくれているのだから。
本書執筆の時点ではないが、現在、年金ネットという形でこのねんきん定期便はネット化されている。
http://www.nenkin.go.jp/n_net/
20歳以上のすべての国民が対象である。
ぜひIDを取得してほしい。
だが、年金がわかるだけでは不十分。
それを日常のお金管理と結びつける必要がある。
マネールックというお金管理サービスがある。
https://www.moneylook.jp/
こちらでは、銀行や証券などかなりの金融サービスが管理できる優れもの。こちらで前述のねんきんネットも管理が可能だ。
国民の金融リテラシー教育の欠如は問題となっているが、未だ解決策どころか方向性すら出せていない状況。
1人1人が意識改革をすることでしか、もはや状況は脱せない。
自主自律。これが大切である。
本書は年金に興味のある方には大変おすすめです。
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書名のとおり、ねんきん定期便を活用してご自分の年金について理解を深めることができます。後半のマネープランは中途半端な内容に感じました。
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家族が増えるに伴い、将来の生活設計を考え直す一環として読んでみた。老齢年金に限らず、遺族・障害年金にも言及しており年金制度の基本を理解するには一定の良書と言える。特に老後に実際いくら必要で、いくら受給が見込め、いくら足りないか、計算根拠・方法を示しており、気付かされる人も多かったのではなかろうか。もう一歩踏み込んだ、サラリーマンを対象に具体例を盛り込んだ、社会保険・民間保険・マネー全般の指南書を続編で読んでみたいものだ。
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年金の基礎が丁寧に説明されている。
国民年金の保険料は性別・年齢・所得に関わらず一律で、2017年に1万6900円(改定により16,490円)になって、それ以降は固定される。保険料を40年間納めた場合に支給される満額の老齢基礎年金は、年間79万2100円。
マクロ経済スライドは、物価上昇率から0.9%下げた率で年金額を改定する制度。ただし、物価上昇率が0.9%に満たない場合は年金額を改定せず、物価が下落した場合は、物価の下落率にあわせて改定する。
年金は支給申請をしないと支給されない。年金の受給を繰り上げる場合は、繰り上げた月あたり0.5%減額される。60歳から受給する場合は30%減額され、65歳から受給する場合と比べると、受給総額は76歳の半ば以降少なくなる。受給を繰り下げる場合は、繰り下げた月あたり0.7%増額される。70歳から受給する場合は42%増額され、82歳以降に受給総額は多くなる。
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「ねんきん定期便」が届いたので、どういうものか調べてみた。
すると、日本年金機構のホームページには、
「年金制度への理解を深めて頂くこと等を目的に、毎年誕生月に、ご自身の年金記録を記載した「ねんきん定期便」をお送りしています。」
と書かれている。
ということは、毎年、受け取っていたのだろうか?
受け取っていた記憶はないのだが、もしかしたら、それは、私自身の関心度が低かったからかもしれない。
ともあれ、60歳になったこともあり、今回は、関心度が高い。
見込額を見ると、う~ん、という感じ。
●2023年1月11日、追記。
ねんきん定期便が、到着。
間もなく、62歳の誕生日を迎える。
65歳からの年金見込額は、1,517,029円。
1か月当たり、126,419円。
こんなもんですかね。
●2023年1月21日、追記。
「特別支給の老齢厚生年金」を調べておく。
私の場合は、64歳になると、支給されるようだ。
年額は、817,299円。
1か月当たり、68,108円ですか。
この「特別支給の老齢厚生年金」だが、男性の場合は、昭和36年4月1日以前に生まれたことが、支給要件の一つになっている。
昭和24年から昭和36年にかけて生まれた男性の場合は、支給開始年齢が異なってくる。
私の周辺の人々との会話で、支給開始年齢が嚙み合わないことがあるので、整理しておく。
・昭和24年4月2日~28年4月1日生まれ 60歳から
・昭和28年4月2日~30年4月1日生まれ 61歳から
・昭和30年4月2日~32年4月1日生まれ 62歳から
・昭和32年4月2日~34年4月1日生まれ 63歳から
・昭和34年4月2日~36年4月1日生まれ 64歳から
それから、著者情報を引用しておく。
---引用開始
ファイナンシャル・プランナー(CFP)。埼玉大学経済学部非常勤講師、社会保障審議会専門委員。1959年生まれ。84年、慶應義塾大学経済学部を卒業、朝日新聞に入社。「AERA」「論座」「週刊朝日」などを経て、現在「朝日新書」編集長。「週刊朝日」時代にマネー担当記者としてマネー取材を開始。自身もファイナンシャル・プランナーの資格を取得する。
---引用終了