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危機感と不安は違う。
正しい危機感を持ちながら、かつ自分に期待をして前向きに進もう、そんな気分にさせてくれるすばらしい一冊。
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ビジネスにおいて、そして、生きることにおいて大切なモノは何か?
これらを柳井さん自身の経験や気づき、考え方から学べる本です。
2011年6月15日読了•35冊目
2011年7月9日再読
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とても興味深かった。零細企業の社長のつもりで、とか、女性も社長を目指せ、とか、自力でどうにもできないことにくよくよ悩むな、とか、危機感と不安は違う、とか、示唆に富んでいた。彼の他の著作も気になる!
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ユニクロを一気に国際的な企業に押し上げた柳井正さん。彼の新書が発売されていたので買ってみました。
内容としては、柳井さんが考えるこれからの企業のあり方やビジネスマンの心得、自身が社会に出たころの話とユニクロの今年度の販売計画の話が書いてあります。
面白かったのが日本企業の問題点について書いてあるところ。
柳井氏は日本の製造業について、問題点を二つ述べています。
まず一点は、「すべてものづくり精神で解決しようとしている。職人気質は重んじるが、商人気質を重んじていない。」と述べられていたこと。
韓国や中国の製造業が躍進する中で日本企業がイマイチ伸びない理由がここにあるのかもしれません。
もう一点は意外なんですけど、国ごとのローカライズに徹しすぎないこと。小手先のローカライズを行い、企業のDNAが入っていない製品を売っても無駄なんだそうな。
アップルのipodは世界共通のデザインですよね。コカコーラだって世界共通の味です。そうした世界でも受け入れられるワールドスタンダードを目指せということなんです。
あと最近流行っている朝会などの人脈作り活動についてもこんなことが書かれています。
「人脈作りに夜の付き合いに励む人がいるが、普通に仕事をしていれば人との出会いがある。大酒を飲んだからといって肝胆相てらすわけではない。そうしたことに熱心で立派な業績を上げたとかすごい仕事を成し遂げた人はいない。」
「結局、本当の人脈は仕事を通してのみ作られる。まず自分の仕事を一生懸命やる。そして相手の力になれることを認めてもらう。」
ある程度の飲みュニケーションは必要だと思いますが、異業種交流会などたった一日会った人と仲良くなれるかといえば中々そんなことはないわけで。同じ会社の文系理系ですら、一日だけでは深い縁にならない。
そんなことよりも、人から頼られるくらい力をつければ、自然と人脈は作れると。自分を磨く行動は、実は異業種交流会よりもよっぽど効率的な人脈作りなんですね。
全体の内容としてはそこまで眼を引く内容はないものの、所々に自分の仕事(特に接客業)に役立てる言葉がありますので、興味がある方は手にとってはいかがでしょうか?
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朝日新聞土曜版『be』に連作されていたコラムをベース再編集された、ユニクロ柳井社長の新書。
急成長したユニクロの経営哲学と柳井社長のマインドがたっぷり詰まった1冊。前著『一勝九敗』があまりにおもしろかったので、読んでみたのだがやはりおもしろかった。
仕事に疲れることがあったとき、もう1度読もうと思う。
P.25
「自分自身を変えていき。どうやって成長していくかを真剣に考える。ほんとうに成長を考えて、準備をしている人間にしか未来はやってこない。自分で取りに行く人にしか成功の果実は手に入らないのです。」
P.49
「顧客のニーズに合う商品をつくるための「マーチャンダイジング」、良い商品を提案するための「マーケティング」、良い商品をしっかりと供給する「サプライチェーン」、そのすべてを構築しなければ、小売業は生き残っていけない。」
P.134
「本質的な社会の仕組みは、みんなで働くことにある。仲間、上司のことも考える。考えたうえで、仲間、上司に対しても要求を出す。相手に何も要求しない人は、自分にも要求しない人だ。自分がやるべきことや、やれるだけのことをやっていないから、周りにも要求できないのだ。それでは成長するわけがない。」
P.183
「MBAは資格だ。他の人よりは経営者になるためには有利になるかもしれない。けれども、MBAを持っているからといって、その人がイコール経営のプロであるとは限らない。どちらかといえば、プロでないケースの方が多いと言える。こうしたキャリア志向の人は自分のことしか考えないタイプが多いように思う。そして、自分の考えがすべてと思いがちで、なかなか他人の意見を受け入れようとしない。」
⇒なかなか耳が痛い。ぼくもMBAホルダーではあるけれど、他人の意見は聞く方だと思うのだが…。
P.188
「私は年代ごとのロールモデルはすでに崩壊していると感じている。30代で課長になって、40代で部長になってと皮算用するのは、その人の都合に過ぎない。成功は若いころから準備をしてきた人だけが勝ち取ることができるものだ。」
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■ビジネスマインド
1.Change or Die.
2.解決できない事を悩んでいる時間はもったいない。それよりも、精一杯生きることを頭の中に描いて日々を過ごす。
3.Be daring(勇気を持って)、Be first(誰よりも先に)、Be different(人と違ったことをする):クロック
4.マンネリに陥らないためには、常に「お客様の視線」を意識する事が欠かせない。
5.若い人は恐れずアイデアを出すこと。アイデアを出さなければ、働いてないのと同じだとさえ思うべきだ。
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ユニクロの社長である柳井さんの著書。ビジネスマンであるという誇りがひしひしと伝わってきました。
―25歳を過ぎたら、ビジネスマンはみんな対等だ。「若いからわかりません」なんてことは許されない。
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T常務よりいただき、即読了。
商売の基本として、お金を払ってくださる方の声にしっかりと耳を傾け、くれぐれも提供者側の考え方に凝り固まらないように、というアドバイスでしょうか…
「気を付けないと」という言葉が随所にちりばめられていました。
儲けは一枚一枚、お札を積むことだ。
Change or Die. 他者に先んじて変わること。自分でとりに行く人にしか成功の果実は手に入らない。
自分たちの「いいもの」はお客様が望むものなのか、本当に欲しがっているものなのか。
大衆は馬鹿でもなければ、情報の入手が下手なわけでもない。私は大衆と呼ばれる、普通の人々の持つ力を尊重すべきだと考えている。
大衆のほうが物事を見極める目は上だと心したほうがいい。
大衆は「この程度の商品で満足するだろう」という企業側の思い込みをはねつける。
現実の延長線上をゴールとしてはいけない。ビジネスの経営は終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。(ハロルド・ジェニーン氏)
「おもい」を起点として、形にしていくことが経営ではない。(そのアプローチでは)ちょっとでも障壁があると、すぐに方向転換したり、目標の修正をしてしまい、経営の「ブレ」が生まれるメカニズムとなる。
Be daring(勇気を持って), Be first, Be different.(レイ・クロック氏 マクドナルド創業者)
最初にあるのがビジネスチャンスであり、そこにヒト・モノ・カネが集まり、会社という形式を使ってそのチャンスを実現しようとするというのが本質
会社組織は一人のスターのために存在するものではない。上司も部下も「ひとつのチーム」として機能するようになっているから組織と言える。
25歳が人間のピーク。25歳を過ぎたら、ビジネスマンはみんな対等。「若いからわかりません」なんてことは許されない。
商売人は金がなくても、持っているように振舞え。
金のない人間がぼろ儲けを狙って冒険してはいけない。
わかるとは身に沁みること。大事なのは一度、失敗してもまた次の成功を目指すこと。
小手先のローカライズなどやっても無駄。グローバル企業を目指すのなら現地適応ばかり考えるのではなく、世界に通用する商品およびマーチャンダイジング、マーケティング、サプライチェーンを確立すること。
失敗の認識を持ちながら、自分の仕事を点検しろ。
「オレは能力がある」と思い込んでいる店長ほど失敗する。
店長十戒
1.店長はお客様の満足実現のため的確な商品と隙のない売り場づくりに命を懸けろ。
2.店長はサービス精神を発揮し、目の前のお客様のために全力を尽くせ。
3.店長は誰よりも高い基準と高い目標を持ち、正しい方向で質の高い仕事をしろ。
4.店長は鬼となり、仏となり、部下の成長と将来に責任を持て。
5.店長は自分の仕事に、誰にも負けない自信と異常なまでの熱意を持て。
6.店長は社員の模範になり、部下と本部に対してリーダーシップを取れ。
7.店長は販売計画を考え抜き、差別化と��加価値を売り場で生み出せ。
8.店長は経営理念とFR WAYに賛同し、全員経営を実践しろ。
9.店長はほんとうに良い服を良い店で販売し、高い収益をあげ社会に貢献しろ。
10.店長は謙虚な心で、自分に期待し、どこでも通用する世界の第一人者になれ。
いちばん厳しいお客様になったつもりで自分の店を点検する。(悪い状態になっている)根本的な原因は店長がお客様のほうを見ないで、本部を向いていることにある。
「売れない経験」が人を成長させる。
「売れる店」ばかりで商売をしていると、商品は店頭に並べておけば自然と売れていくという錯覚を起こすことがある。
店長の仕事でいちばん大事なのは、部下に作業を割り当てること
たった一人で全部の仕事をするわけではない。何に気をつけ、誰を使い、どうすればよいかわかっていれば問題はない。
上司が部下を叱るときは「なんとしても、こいつを変えてやろう」と思うしかない。
ダメ上司の典型は「ほめもせず、叱りもせず」
若い上司にありがちな勘違い
自分自身が成果を出せばいい、と思っていること
上司は自分で何か成すよりお部下に実績を作らせたり、チームとして結果を出すことが求められる。
正しい指示さえすれば、人は動くと思っていること
人を動かすには何千回といい続ける必要がある。
そのとき大事なのは、あなたを認めている、という姿勢を部下にちゃんと示して、伝えること
経営とは実行。経営者の評価は「結果を出したか出さなかったか」で決まる。
もっとも自己変革すべきは組織トップである経営者
いちばん上にいる者こそ働かなければならない。
事実をチェックすること以上に重要な経営上の仕事はほとんどなかった。数字は企業の健康状態を測る一種の体温計。(ハロルド・ジェニーン)
もし数字を読むことを得意としていない経営者がいるとしたら、その人は単に怠惰なだけ。
店長・管理職の役割
会社を儲けさせること、そして部下を教育し、育成する責任
いまの自分の地位よりも高いポジションから、仕事を俯瞰して観察すること。俯瞰して考えて、自分の代わりになる人を育成するのが上司たるものの責任。
本部と店舗は対等な存在
本部でもほんとうに優秀な人間は現場に行って問題点を発見してくる。それを上司に報告するのではなく、現場で店舗の人間と一緒になって解決してから帰ってくる。
また現場の人間が「困っている」と言ってきた場合は、すばやく解決へ導く。「問題を解決する」という本質から、遠く離れた仕事に生きがいを見出してはいけない。
販売現場がよくなれば会社が成長する。本部がいくらエリート集団化しても、売上は伸びない。
人の気持ちがわからない人間に経営はできない。
人間が持っている性格は、すべて個性の一部。
ユニクロの服の定義
ユニクロの服とは、服装における完成された部品である。
ユニクロの服とは、人それぞれにとってのライフスタイルをつくるための道具である。
ユニクロの服とは、つくり手でなく着る人の価値観からつくら��た服である。
ユニクロの服とは、服そのものに進化をもたらす未来である。
ユニクロの服とは、美意識のある超合理性でできた服である。
ユニクロの服とは、世界中のあらゆる人のための服、という意味で究極の服である。
MADE FOR ALL UNIQLO
人生は希望を持たなければ生きていけない。
明るさを暗さは合わせ鏡のようなもので、世界は常に両面性の中にある。
自分の心の内側ばかりを見つめようとするのはやめたほうがいい。結局、何も生まれないし、解決もできない。
不安とは漠然としたもので、正体を突き止めることさえできれば、たいていの人はほっと一安心する。一方「危機感を持つ」とは、自分の状態や成績を客観的に評価しながら、慢心しないよう努力を続けること。
本当の人脈は、仕事を通じてしか築くことはできない。
読書について。大切なことは活字を追いながら、経営を考えること。
増税が成長の阻害要因だというのは、事実ではない。税金の使い方が問題なのだ。(欧州復興開発銀行の初代総裁アタリ氏)
(現在の国の借金を返済するには)人員を3割減らし、残った7割の人が1.5倍働く。加えて過剰な支出は一切止める。
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印象に残った言葉
・自分達が言う「いいもの」はお客さまが望むものなのか、ほんとうに欲しがっているものなのか。
・まず最初にやったのは日々の業務の文章化、次にやったのは売上品目の記録を付けること。
・本を読むときは初めから終わりまで読む。ビジネスの経営とはそれとは別だ。終わりから始めて、そこからできるかぎりの事を行うのだ。
・Be daring,Be first,Be different.
・いつでもどこでも消費されるものは、ビジネスチャンスが大きい。
・人間相手の取引の鉄則は、まず自分が約束を守ること。
・本部が行うべきは分析、計画策定ではなく、問題解決の実行
・理不尽な状況に直面したら反発心を持つ。
・常に上には上がいると意識する。
・チームワークの基本は他人の立場に立ってモノを考えること
・ビジネスマンは悩んではいけない。悩みを引きずってはいけない
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ユニクロの経営者としてのスピリッツが詰まっています。先の松下幸之助の書籍と合わせて読むと面白いかもしれません。先の書籍がリーダーに向けてのものなら、今回のは全てのビジネスマンに向けてのものです。ビジネスを行うとはどういうものであり、ビジネスマンはどうあるべきか柳井さんの考えが書かれています。「ものを売る」とはどういうことであるのか。
他の経営者の書籍と違うのは、隣にいる人と話しているような文体で非常に読みやすい点です。というのも、新聞に掲載していた記事をひとまとめにした書籍だからです。しかし、大震災の影響もあり一部加筆修正がなされているようです。だからこそ、今読んでおきたい一冊だと思います。
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久しぶりに良い本に出会った。
ユニクロを立ち上げたころの苦労や今も気をつけていること。柳井さんがどういった想いで経営しているのかそういった本心が描かれた本のように思う。
メモしたいページが多すぎて、本を折っていっていたら、かなりの量になった。これほどページが折られた本は久しぶりな気がする。
今の自分と照らし合わせながら読み、継続して努力することはできる気がしたし、そうあるべきだと感じさせられる本だった。
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著者が伝えたいことは?
人生は、希望を持たないと生きていけない。希望とは、理想や人のためという崇高な思いである。
頑張らない人には価値はない。生きることは、すなわち頑張ることである。
希望を持つには、人生は、自分が主役だという信念、自分に期待するという姿勢が不可欠である。
他社にせんじて変わること。
人間は、到達する目標がなければ、成長しない。夢や理想がなければ、そこに近づきようがない。
ヒット商品の共通点
①これまでになかったもの、あるいは、あったとしても、性質、価格が高くて、一般の人が手に届かなかったもの。
②売る側が、信じて売っている商品。
人間は、競争意識がないと進歩しない。人間は、自分が相対的にどの位置にいるかを知ることで、自分の才能を把握することができる。
才能は、人から誉められたり、足りないものを指摘されたりして、伸びていく。競争が、なければ、才能もまた伸びていかない。悪いのは、競争ではなく、勉強に重きを置いて評価すること。
人は、直接的な動機がないと、頑張ろうとは思わない。今の子どもたちは、競争しないが、ゆえに頑張ろうという意識も育っていない。子どもは、そもそも、自分がどのような人間かを知らない。他の人との比較で、初めて、強みや弱みを知る。
どこが優れているかわからなければ、努力のしようがなく、成長もしない。較べないことは、自分以外への無関心につながる。
何もかも与えられ、自動的に成長する人はいない。競争と向上心と努力だけが、結果を生む。
わかるとは、身に沁みること…
まっすぐなことばが、身に沁みる本です。
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恥ずかしながら、柳井氏の著書を読むのは初めてだ。
もちろん気になる人だったし、何度も著書を購入しようかと思ってはいたが、「いつでも読める」と後回しにしてしまった。
一言で言えば「バイタリティーの熱がギッシリ」の本だった。
持ったら火傷しそうな感じがする本だった。
正直なところもっと偉そうな事をを書いていても、受け入れられる位の人ではあるが、威張ったところが無く、共感できるところが多々あった。
しっかり自分で考えて、使っていきたい。
近いうちに別の著書を読んで、さらにしっかりモノにする。
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震災をテーマにしたことが前半あたりに書かれていますが、本書は朝日新聞にて連載していた内容を一冊の本にまとめたもの。
本当に素晴らしい一冊。経営とはなんぞやというのを理解し、それを実践し、店舗に徹底させる。
先日、開店前のユニクロをみたところ、入口前をひざまずいて掃除していた店員さんがいた。
綺麗な売り場、整理された店内、明るいお店。
商売とはこういうことを言うのだということを端的に述べられている一冊。
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来年から働く、のでそれにむけての教科書として購入。就活を終えてほっとしたのは間違いでした。会社は今後の安定した人生を約束してくれるところじゃない。一生懸命働いて、時代にあわせて変化して、あるいは変化させて…そんな気持ちでやってやっと対価をもらえる、そんな基本的なことを思いださせてもらった。
女としてどう働いていくのか、もし部下をもったら、管理職になったら…と考えるいい本をでした。