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●内容
・「300人以上の経営者を取材した」ジャーナリストによる社長図鑑。
・大企業、2代目、外資、中小、ベンチャーのジャンル分けで、それぞれの特徴などを語る。
・一部有名経営者のエピソードの引用などもあり、巻末の参考文献とあわせて読書を展開できる。
●感想
・タイトルは広告チックだが、そのココロは「社長は朝からトップスピードで活動するからエネルギーを欲する」というもの。
朝4時からランニングをするマクドナルド原田社長や、寝起きのままスポーツジムへ向かう社長の話が紹介されている。
・自分が役所勤めなので、「大企業」の事例に興味が湧く。
大企業で出世した人たちに共通する要素、特に「なぜ総務部門の出身者が出世するのか」という分析には納得させられた。
(引用 大企業)
・総務部門出身者が出世する理由。
調整力が重宝されるから。
大企業というのは、チームプレイができるような組織をまとめられる人が社長に最も向いている。
・社長の地位に就くまでに一番大切なことは、「我慢をする」ことだ。
なぜなら、課長から部長、取締役と進む中で、必ず上と下からの突き上げがあるからだ。
(引用 ベンチャー)
・起業は、ルビコン川をいつ超えるか。
起業家の半数以上は大手企業出身。
・友達のようなマネジメント陣は決裂する。
社長と同じ思考方法を持つ者ばかりを集めても、組織は進化しない。
●これやってみよう
・朝からトップスピードで動く。
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社長の生態を知るにはいい資料。
タイトルに関連する記載は、はじめだけで、あとは、結構、まじめに過去の社長たちの特徴を整理整頓している。
・社長になったら自腹の機会がほとんどなくなる
・社長のパーティや会合での過ごし方
・社長のカネと女
・どうやら社長経験者の方が、その他取締役よりも長生きする
・司馬遼太郎や塩谷七生を読むが、二代目は経営ビジネス理論書を好む
などなど、あるある、と思う事例が書かれている。
経営者の名前がどんどんでてきて、いったい何人の話がでてきたものか。
第四章の中小企業社長の話のところから、すこし悲しい現実を目の当たりにする。
・・・・引用
日本電産グループを率いる永守重信社長は、新聞のインタビューで次のような主旨のことを語っている。銀行から融資を受けようとしても担保がなく、生命保険に入れと言われた。その意味するところは、会社をつぶしたら自殺して返さなければならないということであり、死に場所も決めていたという。永守氏が創業した頃には、周囲の知人7人が事業を始めたが、そのうち3人は自殺。二人は残っているが、残り二人は行方が分からなくなっているとのである。・・・・・
なんとも社長といっても、大企業のサラリーマン社長、同族系オーナー社長、外資系社長、中小企業社長とでは、まったく違う生態であることがよくわかった。
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東洋経済、GQジャパンの記者であった著者が出会った「社長」という種族を、日本の大企業、中小企業、外資系、同族二代目等のカテゴリーで生態をまとめた本。
タイトルよりも中身がずっといい。
古くは松下電器の「山下飛び」の山下社長から、最近の大王製紙まで新聞や雑誌には記事にされないエピソードも満載で世の中の見る目が広がって勉強になる。
ちなみに、エネルギッシュな社長達が朝からステーキを食べるからといって、ステーキを食べると出世するわけではない。それはイチローが毎日ブランチにカレーを食べるからといって、カレー食べたらイチローになれるわけでないのと同じ(笑)
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「大企業系サラリーマン社長」「同族系オーナー社長」「外資系社長」「中小企業社長」「ベンチャー企業社長」に章を分けて、社長の生態?、特徴を書いている。インタビューなど実際の経験をふまえてのものなので、思ったより真面目な内容。新発見があるのか、というと、それほどではないが、いろいろと納得することも多かった。
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これタイトルで損してると思う...w
創業社長、サラリーマン社長、中小企業の社長、ベンチャー社長など、いろんな社長のタイプに分けて特徴や考え方を解説。
実際の人物のエピソードとかも豊富に出てきて、読み物として普通に面白い本です。
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筆者がインタビュー相手として観察した膨大な数の「社長」を分析したもの。冒頭の「社長は50代、60代の人でもちゃんと?肉を食う。しかも早く、きれいに」という観察は象徴的です。いろいろな会社の抗争史の部分は省いてその辺のことだけを抽出してくれればもっと面白いインパクトのある本になったのでは。☆4つに近い3つということで。
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タイトルが奇をてらっていて誇張しすぎですが、
本の中身は結構真面目な内容。
面白かったです。
(最近、こういう派手なタイトルの本が増えてきましたねぇ。
決して肉を食べれば、出世できるわけではないと思います。。)
主なテーマは会社の社長の実態を明らかにした本。
面白いのが社長といっても、
大企業・中小企業・外資系企業・ベンチャー企業で
社長の考え方・哲学や生活スタイルや
出世までの道のりが異なる点。
筆者の主張がどこまで正しいのかはよくわかりませんでしたが、
色々な本を調べたり、社長にインタビューして
導き出しているようです。
社長になりたい人、興味のある人は、
一度は読んでみると楽しめる内容だと思います。
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大企業からベンチャー企業まで様々な社長の実態を、豊富な事例となるほどと思わせる分析で紹介した実に読み応えのあるお得な一冊。ただタイトルと内容がアンマッチな印象でもったいない。断定口調のタイトルが間口を狭めているのでは?
▼『ジセダイ』140文字レビューより
http://ji-sedai.jp/special/140review/20120206.html
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栄養学的な内容と思って読んだのだが、出世するための処世術が書かれていた。
でも、それなりに面白かったかな。
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本書を書くために用意された著者の取材資料はどのくらいの分量だったのか?とどうでもいいことに興味を持ってしまうくらい、たくさんの『社長』に関するエピソードが満載されている。
読み物として、単純に面白い。加えて名経営者の哲学に触れることができるので勉強になる。さらにITベンチャー勃興の歴史なんかにも触れているので、知識も入ってくる。ということで、個人的に一冊で三度おいしい本であった。
特に引き込まれるのは、大企業における社長人事における駆け引きの箇所。ワタシもそれなりの規模の組織に身を置いており、『分かるなぁ』という納得の部分はあった。しかし『まさかそんなことあんの?』という内容も数多く紹介されており、驚かされる。業界内の人にとっては、当たり前の話ばかりなのかもしれないが、門外漢にとっては、まるで小説の一部のようなドラマの数々に、かなり引き込まれた。
印象的だったのは、著者の言葉なのか、著者の言葉を借りたどこぞの社長さんの思いなのか分からないが、大企業のような組織では、みんなが優秀なビジネスマンである必要がない、であるとか、企業の差は汗をかく営業の差であったりする等、総力戦であることを強調されていることであった。当たり前ではあるが、全員がMBAホルダーである必要はないし、英語が話せる必要はない、とも言及されていた。昨今のビジネス書は、とかく個人としての成功を目標にしているように思えるが、著者の主張によれば、特に資格などなくても、縁の下の力持ち的な社員の存在は大きいということになる。ダメ職員のワタシでも、組織の役にたつことがあるのではないかと、なんとなく、勇気が湧いてきた。
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自分の会社が対外的にどう見られているか、社内だけでなく社外にも興味を持つ。そのバランスをきちんと取っている人が結果として出世する。
中小企業の社長は人間の機微に通じ、有限実行型。実践を重んじ、具体的な話を好む。
ロックフェラーの言葉
「大事業を成し遂げられない者が多いのは集中力ー成すべきときに成すべきことに心を集中し、それ以外のことを心の中から排除する術ーに欠けているからではないだろうか」
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タイトルで避けてたけどなんとなく中身をめくってみると、想像したのと違ったので購入。
様々な会社の社長人事や内部抗争などがあって面白かった。それぞれが短くコラムのようなので読みやすかった。
後半は、ベンチャー企業の創設者の簡単な人生などで、少し持ち上げ過ぎな感もあった。
前半の社内人事の話が個人的に好き。
少し価値観が古い感じもするけど、現実の社長はそんな人ばかりなんだろうと思う。ビジネス書としてもいいことを書いてある箇所もあり。
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多くの名経営者を例にあげて論理を展開しているが、あまり新鮮な感じはしない。あまり真面目に受け取り過ぎずに、軽く読み流すのが良い。
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「肉好き」は単なる釣りで、実際は日本の社長について分析した一冊。
大企業から中小企業、外資系、はては最近のベンチャーまで丹念に綴っているのは著者の取材力のなせるわざかと。
ただ、社長の生態を確認するには良いが、これを見て社長になれるわけではないので、その点は割引いて読む必要があるかと。
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・早朝からエキサイティングに運動したりホテルでランチをして出社する
・常に見られてる意識があればカリスマ性を帯びてくる
・偉人と自分を重ねる。ナポレオン等を読み漁る
・ 世の中は人間で成り立ってるから人間を知らなければならない
(心理学)