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お仕事をし始める人、お仕事をしている人、必読の書。
めからうろこがおちまくりで大変でした。
仕事は大人のいやらしさが関係するから、子供にはあんまり教えない。だけど就職しなくちゃいけないから、大人に聞くと、苦労とか戦場だとかさんざん脅される。仕事をしてもしなくても、人間的に優れているとかないからー!
皆平等じゃなかったっけ?この国は?というとこか
人の評価も、自分との関係だけ見るのでいいのじゃないか。好きか嫌いでもいい。ただ悪口言ったりせず距離を保てばいい。
大人すごいぞ感の捏造が赤裸々に語られる。子供だって大変だぞ、と。大人は仕事を辞めてもいいしね。世界を股にかけた仕事も、その立場を利用したいわば遊びの延長だし。
仕事がごっこ遊びに見えてしかたがないわたしにとって共感するところ。
日本を憂いながら仕事をしてもしなくてもなにも変わらない。てか今の日本はそうやって考えて来た人が作った結果こうなったのだし。
だからといって、仕事のたのしさ、もよくわからない。楽しいってなんだ。そんなのを吹き込むからギャップに苦しむのではないか。
でも戦場だとかは言い過ぎ。仕事は仕事でしかなくて、それより上でも下でもない。
ただ!生きるのに仕事をする必要がある人が世の中ほとんど。生きるためには働くのが一番手っ取り早くお金がもらえるから。
そうだよなあ、と思う。仕事すればお金くれるもんね。なにかしらすればくれる。いっぱいかどうかはわからないけど。
じゃあ好きなことを仕事にする?嫌いになったら続けられないかもしれないけれど。というか、仕事の場合はやってないから本当に好きかどうかわからないのが曲者。
適正があるかもわからないし。自分のことはとかくわかりにくい。
コミュニケーションが得意だと思っている人は、ただしゃべるのが好きなだけかもしれないし、考えるのが好きな人は、相手のことを考えながらしゃべれるかもしれない。自己評価は逆だと思ったほうがいいのかも。
あとは会社選びだけど、今流行ってるものはいずれ廃れる。変わろうと動ける会社がいいのかなあ。
それを決めることを恐れず、自分のせいにできるように大人になろう、とのこと。意外と誉められたくて決めてしまうことの多いことといったら。自分で自分を誉められるようにいこう。
自分が譲れること、譲れないこと、対価にしてもいいことを自分で決めておくことが必要なのかも。
そして、長く会社にいたい、とおもうあまりに、今のイヤなところをなんとかして解消したいと思いすぎることもやめとこう。それは、妄想の理想と、思い込みの現実とのギャップだから、もうファンタジーなのだ。
楽しいことは仕事の目的でないから、犠牲になりやすいと知っておくだけで、優しくない人にも覚悟できるかも。
楽しさが充満した職場はこわいよ。いつまで続くか心配したほうがよい。
まずは理想の矛盾とか無謀なところを修正したり先伸ばししたりして、現実の捉え方も悪く考えすぎじゃないかと再考する。
新人はできないことコミで新人だから安心して悩んだり試行錯誤しよう。会社はそのつ��りで雇っています。
問題はだいたい人間関係に集中しやすい。みんなで仲良しとかおよそ無理。適当にあしらうこと。
あとは自分を客観視できていないからでないかしら。
やりがいをとるか、給料をとるか?
どっちでもよいw自分が納得できる方でよい。そもそもやりがいって、骨のある仕事をこなしたときに生まれるものだから、楽しい仕事かと言われればそうでもないんじゃないか。ルーチンに落とし込めるほどのほうがスムーズな仕事なんじゃないのか。
徹夜の仕事が気持ちよくてやりがい、とかんじているのは勘違い。
自分が勝手にやりたいことがやりがいになるにすぎない。
メリハリは体の調子と関わるから、ある程度は仕方ないんじゃないのか。
強く生きるとは、胸を張ることでなく、頭を下げ続けられる人なんじゃないか。絵としてはカッコいいけど、その程度のプライドは浅い。
情報について。ほとんどの情報は願望によって歪まされている。だからそれに一喜一憂しすぎないこと。
宣伝でものが売れる時代はもう過ぎ去ろうとしている。
スペシャリストは重宝されるが業種が廃れれば潰しがきかない。
ジェネラリストはなんでもできるが替えがいる。
ということはマイナーなスペシャルを開拓しつつ、ジェネラルな見方を忘れないでいるのが理想か?スーパーマンはむりだなあ。
休日が楽しくないのは趣味がないから。楽しいことを探してみたらきっと仕事のことも忘れていられるさ。
社会人の幸せとは、何か。それを見つけるのが人生、か。アンパンマンみたいなこと言うね。さがし続けるものなのだなあ。
未来への不安も、生きていることと同じ。準備したりしつつ、一生付き合うしかないのだ。
昔の企業戦士は生き方そのもので、それ以外は臆病と言われた。でもいまは違う。価値観は移り行く。
幸せを見せびらかす人も、言わないといられない、幸せじゃない人。貧乏を惨めだと思う人も、幸せを人に言わないと幸せだと感じられない人。根は一緒。
やりがいがないと嫌だ、というけど、みんなが幸せだったと言う子供の頃にはやりがいを感じて生きていたのか?
楽しいか楽しくないか、ではないのか。
ひとつのものに打ち込まねばならない、という呪縛にとらわれているのでは
見通しをたてることと会社をやめないことは似てるようで違う
どうだっていいじゃん、と自分にいってあげられる人
元気なんか無理に出さなくてもいいから、ちょっと元気のあるふりをして、ちょっと笑っているふりをして、嫌々でもいいから仕事をしてみたら?それで金を稼いで、あとでその金を好きなことに使えば、それが人生かもよ
やればできる、みたいに、知ってれば解決できる、ということはない
人間の価値はそんなもので決まるのではない!
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ちょくちょくほのめかされる近況に一憂一気するのが正しい楽しみ方?
五月病な頭に少しだけやる気が現れたけど、お便りコーナが意外と面白くなくて残念。
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就活を控えた学生、仕事が面白くなくて悩んでいるような若い社会人に向けて(書くように編集者に請われて)書かれたエッセイです。でも、著者の言うとおり、身も蓋もないことばかり書かれています。いかにも大学の先生らしいものの言い方です。そもそも働くとはどういうことか?というような議論をして、好きにしたらいいじゃん、的な突き放しばかりです。個人的にはその意見、考え方には賛同しますが、本当に悩んで切羽詰まっている人にはあまり役に立つ本ではないかもしれない。しかし、森博嗣ってもう大学辞めてたのを知らなかった。十分稼いだし、大学運営の仕事はしたくなかったようです。そういう好きに生きている人が言いたい放題言っているっていう内容です。
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「やりがいのある仕事」とは何か。
仕事をする上では、「自分がどうありたいか」というのは考えたほうがよい。
時代が良く、その時代にマッチした職業であれば、たとえば給料が良くなったり、(残念な)人から素晴らしいと思われるかもしれない。
でも時代は変わる。
結局「自分がどうありたいか」を考え、そうなるための仕事を選択すれば良い。その「ありたい自分」になるために少しずつ自分を改良していく行為が仕事のやりがいである。
最後に、森博嗣はこの本を書くにあたり、普段思考をしているものを言語化するにあたり、新たな発見がありその面白さについて言及している。
僕は本の中でこの箇所が一番好きだ。
森博嗣は他の本でも執筆中に発想できた内容が自分にとっての価値のあるものであったので、それだけでも書いた価値があったということを書いていた気がする。
発想の仕方やおもしろさを共有してくれているようで、僕は少し嬉しくなるのである。
楽しそうに生きている人は素敵だ。
http://unreconstructed.dtiblog.com/blog-entry-64.html
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このタイトルで、著者が森博嗣でなければ買っていなかったと思う。
森博嗣の新刊(朝日新書)。
終止、森博嗣節でたしかに身もふたもないと言われそうな感じだけども、あくまでも森博嗣の主観による論理的な意見。
このような視点を違えた話は勉強になる(森博嗣はそれを期待していないかもしれないが・・・)。
これから社会に出る人、出た人、部下を抱える人・・・これを読んで悩みを解決できることはできないかもしれないけども、新たなる問いかけができるようになるかもしれない。
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【内容(amazonより)】
私たちはいつから、人生の中で仕事ばかりを重要視し、もがき苦しむようになったのか? 本書は、現在1日1時間労働の森博嗣がおくる画期的仕事論。自分の仕事に対して勢いを持てずにいる社会人はもちろん、大学生にもおすすめ。
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【目次】
まえがき
第1章 仕事への大いなる勘違い
第2章 自分にあった仕事はどこにある?
第3章 これからの仕事
第4章 仕事の悩みや不安に答える
第5章 人生と仕事の関係
あとがき
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「今の仕事を辞めて、やりがいを持てる仕事にチャレンジすべきでしょうか」という著者への質問に対して、「どっちでも良い」と答えているのを読んで笑ってしまいました。(著者は終始そんな姿勢)
仕事の中に楽しみを見つけてもいいし見つけなくてもいい。仕事が楽しくなくても、稼いだお金で楽しいことができればいい、という考え方は、とても面白いと思いました。
就いた仕事で一生が決まってしまうような強迫観念にとらわれてしまうのは、とても狭い価値観の中での思考だと気付かされました。
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驚いたのは、1日1時間を8日間続けて脱稿したということ。
著者の作品は初めて読んだが、かなり突き放して書いている。
同感するところもあれば、そうでないところもある。
わかったことは、著者はとても賢明で、先を見通すことができ、人生を楽しんでいる人だということかな。
(2013.5.12)
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これまで森博嗣のエッセイは読んだことがなかったけれど、森博嗣で、このタイトルだから、読んだ本。
タイトルから想像していた物とは全然違ったけれど、面白かった。半分くらいは同じように思っていてそうだよねと同意する話で、半分くらいは、さすが思考が鋭く、なるほどと思う内容だった。
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森さんがこういう仕事系の話を書いているのは珍しい印象。昨今、就活が上手く行かなかったり、仕事が上手く行かなかったりして、悩む人が多いけど、仕事ってのはあくまでも「生活の手段」でしかない。仕事に人生の8割とか9割の意義を持たせるのは違和感があるし、そうやって仕事仕事仕事!みたいなスタンスで生きて成功できるのはごく僅か。これを読むとゴリゴリのタフさではなく、ゆるさが全体的に行き渡っているので、読んでいて心地良い。ただ、仕事は必要。そして、日々スキル習得のための持続的な学習も必要。問題は、その塩梅。
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この本はいつの間にか「こうあるべき」と刷り込まれているものがあるということを気づかせてくれる。絶対的なものなんて存在しないがそういう空気が出来上がっていると。
周囲に合わせて流された方が楽だと思う一方で、なーなーで生きていくのも何か違う気がする。生きがいを求めてまた時間が過ぎる。
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森博嗣さん大好きな人にはたまらない、森節。
仕事のことで悩んでいる私には、とても染み入る言葉がたくさんありました。かっこいいなぁ。
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当たり前のことが当たり前のように書いてある.僕が疑問なのは,どうして一般人が著者に質問を送ろうと思ったのか,其の動機である.どうしても理解できない.
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自己啓発本、ビジネス本だと思って読むと混乱します。あくまでも、森博嗣のエッセィです。
これまで「マジメに」やってきた人ほど面食らう本です。
大学教授や作家なんて、浮き世ばなれしてるし参考にならないんじゃ?と思ったら、第4章のQ&Aから読んでみて判断すると良いです。
「本当に楽しいことは誰にも言う必要がない」というのは、リア充アピールをする場面が多い若者(自分を含む)にガツンとくる言葉でした。
身も蓋もないことがたくさん書いてありますが、「そりゃないよ、森先生~」と思いつつも自分の中に入ってくる不思議。
仕事というより、生き方を見つめ直すきっかけになる本です。
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「森博嗣ってこういう人なんだ」
っていうのがしみじみと味わえる一冊。
特に自分の場合、小説等を読んだことがなかったのでなかなか新鮮な感覚で読むことができました。
扱っているテーマは、ありきたりで面白みがないようなものだけれど、それでもページをめくらずにはいられない。
そんな気持ちにさせてくれる作家さんでした。
機会があれば、小説にも挑戦してみようかな。
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本の帯にある「働くことって、そんなに大事?」という言葉、そしてタイトルが、この本のすべてを表しているように思う。
仕事でどれだけ失敗しようが大したことない、死ぬこたない、最近ようやくそう思えるようになった。自分も、周りも、仕事にいろんなものを求めすぎなのかもしれないなと思う。
就活で汲々としている学生さん、なかなか仕事が見つからない人、働く意味を見失いそうな人たちにおすすめ。