投稿元:
レビューを見る
待ちに待った、約4年?ぶりのヨネダさんの新刊!!読み切りかと思いきや続刊あるんですね。
期待をしていた通り、面白かった…!!
Don't stay goldの影山久我コンビが愛おしい。おっさん攻め若者受けいいなぁ。
本編は百目鬼の天然具合がツボでした。そこに座れ、のくだりは流石に吹いた。
矢代さんが飄々としているので物語な淡々と進んでいるイメージ。(妹が出てくるまでは)
漂えど沈まず~のラスト、矢代が泣くシーンは胸を掴まれた。寂しい、寂しくない、恋しい、恋しくない。
前作の時も同じく、ヨネダさんの選ぶ台詞って素敵だなぁ。
次巻はいつ発売なんでしょうか。楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
好きな作品は、読んで速攻レビュー書くか・何度も読み返してレビュー書くタイミングを逃すか。 これは後者(笑)
ヨネダコウさんの4年ぶりの新刊ということで、かなり期待と不安が渦巻く中で放たれた秀作。 やっぱり滲み出る男の色気を描かせたらピカイチ…
しかも主人公の矢代は、ヤクザに似合わない綺麗な顔した変態・ドM・淫乱の三重苦。 そしてインパクトでは負けない無表情でインポの百目鬼。 2人の歪んだお互いへの執着は、端から見れば恋に似ている。
この物語がどんな風に着地するのか全く予想がつかないのが面白い。 いゃ、なんとなく…でも読者の願望かな…なんて、妄想が暴走して大惨事。
しかし何故★4つなのか?
それは、収録作の『Don't stay gold』の2人で燃え尽きてしまったから(・∀・)
いや〜、好みとしたら断然影山×久我だわ!! 枯れかけたオッサンが若いカワイ子ちゃん(若干狂暴)にガツガツする姿大好きっ(≧∇≦)
しかも一回り以上年下の男に手玉に取られてるあたり…ちょっといろいろ見失ってる情けない感じが、堪らなく可愛いく見えてしまった(笑)
それでも、次巻が待ち遠しい作品には変わりない。 あの百目鬼がどう動くのか。 どんな表情を見せるのか。
矢代にどんな表情をさせるのか。
投稿元:
レビューを見る
昨年、この作品を初めて読んだ時は、矢代を抱いてやる為に何にが何でも不能を克服しろよ、百目鬼…なんて思ったんだが、コミックスになって一気に読みなおすと、矢代はそれを望んでないかもしれないな、と言う気がした。百目鬼が不能であったからこそ、自分に明ら様に好意を向けてくる百目鬼を放り出しもせずに自分の傍に置き続けられるのかもしれない。過去に自分に性的な意味合いも含めて、好意を剥き出しにしてきた人間達とは違う種類である、と言う絶対的なものがあればこそかもしれない。矢代は決して弱くはないので、力任せに迫って来るようなゴリ押しの行為を上手い具合に排除できるだろうし、組織の中でもそれなりの地位にいて力でねじ伏せられるだろうから、性的な満足を得る為に無理強いされる必要性はなくなっているんじゃないだろうか。心底淫乱であったなら、部下には手を出さないとかそんな制約を自分に設けたりしないだろう。矢代は、自分の欲望をコントロールできる程に冷静なんだろうなぁ…。対する百目鬼は性的なものをきっかけに不能になったにも関わらず、一見性的には無節操に奔放に男を食っている矢代に対して、嫌悪感を全く抱かずにいる点で、この作品は下事情を下世話に想像して萌えてどうこうと言う作品ではないと思う。
百目鬼が無条件で一目見ただけで矢代に惹かれて止まなかったのは、矢代の本質を一瞬でスキャンするように読み取ってしまったからではなかろうか、と。
矢代は肉体的には変態だけど、精神面は至極真っ当なんだよ、これだけ肉体的には淫らに汚れてるのに、純粋に同性を愛せる自分と言うのを自覚して、影山に恋した時に絶望したんだと思った。肉欲が欲するから影山を愛したのではないんだよ…
影山がさぁ…矢代の恋心に気付いてないよな、今も。いや、薄々は気付いてるけど、矢代の中では終わったものではなくてずっと引きずってるものだよな、影山への初恋は。大人になった時点で、学生~大人の間で一区切り着いた様に振舞ってるけど、やっぱこのお話は矢代と影山の話なんだな、って気がする。矢代が百目鬼を可愛いと思うのが恋愛感情ではない、と言う部分を恋愛に変えるには、百目鬼がどんなに「頭、好きです」って尽くしても覆せないかもしれない。性的なものに晒されて中毒みたいになってしまった矢代と、性的を目の前に晒されて不能になってしまった百目鬼と…矢代、百目鬼をカタギの世界に戻したいんだなぁ…ずっとそれが引っかかってるだろうな、矢代の心の中で。
影山って火傷フェチの種類の中でも煙草の痕が一番興奮するんだろうなぁ、煙草で肌焼かれると言う状況を考えると、それは普通じゃないと言う事も想像できていると考えると、影山はかなり歪んでるなぁ。中途半端に常識人なんだよなぁ。矢代の気持ちに気付かない訳だよ…歪みを解放できずに内側で腐らせて、干からびてたとこにぎらぎらする久我が現れた、と…
一番知られたくなかった影山に一人である事を知られてしまった矢代の孤独はいかほどだったろうか…泣ける…
投稿元:
レビューを見る
何度も読み返してる。なんか切なくて、何を何と表現して言いのか言葉に詰まる。寂しさを自覚する、恋しさを自覚する、その瞬間の圧倒的な孤独感、身も心も削り根こそぎ剥ぎ取られたようで涙が出てくる。強くなりたい。
投稿元:
レビューを見る
ヨネダコウ先生の4年ぶりの新刊です。待ちに待った新刊!!どうしても触れたくないでヨネダ先生の作品に惚れて本コミックも購入しましたがよかったです!次巻だ楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
前作「どうしても触れたくない」が大好きで、今作の発売を楽しみにしてました!
ヤクザもので、内容は結構重めでシリアスですが、すごく面白かった!ストーリー構成の巧みさと、各々のキャラの魅力に惹き込まれ、夢中で読みました。
ヨネダさんはどちらかといえば、堅い感じの絵柄だと思うんだけれど、主人公のヤクザの色気が目線とか仕草とかでびしびし伝わってくるのが不思議でもあるし魅力的だと思う。次巻がとても楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
話の構成がずるい!最初に影山の話を読んでいた時は矢代に特に感想もなくさらっと読んでしまったのですが、最後の話を読んでからまた影山の話を読むと・・・矢代ぉ(´;ω;`)ウッ
投稿元:
レビューを見る
はやく次巻が読みたい。これにつきる。
ドМ受けだと想像のつく表紙でしたが、飄々とした受けの組長さんがかっこいーよーなかわいいような、ともかく人間的にすきな感じのひとです。
投稿元:
レビューを見る
ビターでもスイートでもない独特の読後感。矢代と言うキャラクターをしっかり中心に据えた構成で、厚めの一冊ですがとてもわくわくしながら読めました
投稿元:
レビューを見る
ヤクザでドMで変態で、という若干とっつきにくそうな要素満載でも、ヨネダさんの描く漫画は関係性がすごくせつなくてぐっとくる。
絡みのシーンはそこそこ出てくるけれども本当に好きな人とのセックスではない。淫乱とみせかけて(いや実際淫乱なんだけど)その実一途…的なところはツボすぎて悶えた。
話の進みはゆっくりですが読み応えのある1冊でした。
投稿元:
レビューを見る
ヨネダコウさんのことは「どうしても触れたくない」で知った。本当にこの方の描く人間模様が好きだ。現実味がある。矢代の高校時代、光が差し込む部屋で一人涙が溢れて止まらないシーンに胸が苦しくなった。次作が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
これからの展開にも期待。
主に矢代と百目鬼の(笑)。
西田東作品を思い浮かべた。似ている点もあるような気がして。
投稿元:
レビューを見る
イ○ポの朴訥な用心棒×ドM淫乱ヤクザ組長です。何と言ってもこのカップリングの妙は組長矢代の魅力につきます。淫乱な裏の顔とは逆に美人でキレ者、自身の淫乱さも武器に出来る懐の深さ、ブレない強さがあります。
そんな彼をノンケながら美しいと評し敬愛する百目鬼。それぞれがトラウマを抱えて出会い互いに好意を持っているのに、そのトラウマ、性癖ゆえに中々一線を越えられない二人がどのように距離を詰めていくのかとても気になります。
矢代の誰かに酷いセックスをされる事でしか生を実感出来ないような刹那的な生き方が哀しくも美しい。彼の幼馴染みである影山も、今の彼を形成する上で欠かせない存在で、その恋愛未満の微妙な関係が気になるところです。
丸々一冊連作なのでとても読み応えがあり引き込まれます。ヨネダさんのエロ美しい絵柄もさることながら、心理描写が見事で心にきゅーんと響きます。続きがとっても楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
表紙、ガン見してしまった…!シンプルモノトーンでスタイリッシュなのにエロス。矢代の全てを物語っていて、インパクトあります。
もちろん、中身も心をわしづかみです。
付き人兼用心棒として雇われた百目鬼×ドMで淫乱の変態893矢代。
導入部分が影山の話というのが、さりげなくすばらしいです。
矢代はノーマルな影山が何に弱いのか、わかっています。その伏線的な流れが、ボディブローのようにあとからジワジワ効いてくる展開に、ヤラれました。
矢代という人物にとても魅かれます。ドMでびっちなくせに、本音は決して他人に見せず、実はめちゃくちゃ頭が切れる男。
周囲の893たちは彼をナメてかかっているところがあるのですが、いつの間にか逆にやり込められています。
そんな彼の前に現れたのが、百目鬼。
パッと見、堕落した893としか思えない矢代のことを、「綺麗だ」と素直に白状するあたり、彼だけは本質を見抜く力がありそうだと感じさせます。
淫乱と不能という相反する関係性がすごい。どうしてそうなったか?苦しみ、切なさ、理不尽な怒りに翻弄された過去が明かされていき、それぞれが受けた傷の深さを知ることになります…
特に、矢代の歩んできた人生は目が離せないものがあります。好きで893になったわけじゃないのに、それでも前へ進んでいる。現実をしっかり受け入れているところが、男らしい。
百目鬼への心遣いも心憎いばかりです。
スーツの内ポケットに、グッときました!
淫乱が不能相手にこだわりなく仕掛けていくのに萌えました。
百目鬼は「あっちにいた時から」矢代を知っていたんですよね。そこも気になる…
「漂えど沈まず、~」は、矢代の性癖を形成したものが詰まっている話で、胸がしめつけられました。影山が火傷フェチだと知って、好きでもない相手とのHでタバコの痕をねだるシーンに圧倒されます。
寂寞感をひしひしと感じさせられました。
次巻が待ち遠しいです。
投稿元:
レビューを見る
待ってましたヨネダさんの新刊。
ヨネダさんの描く男たちは、
本当に男臭くてなんだか生身の人間のようで、読んでいてまったく飽きない。
どこかに存在しているような感じがする。
そして、一人の中にある喜びや悲しみも、描き出すのが本当にうまい。
一言を言いよどむその間や、些細なセリフの使い方が好きです。