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最初はなかなか読み進められなかったのだが、後半は一気に読み終わった。この後、どの様にストーリーが展開するのか興味深い。
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丹波篠山の人間なので、地元ネタがところどころにわりと出てくるのは、予想以上によかった。ニヤリとしました。
(^^)
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浅見光彦、最後の事件簿?
気になるタイトルですが、これまでの浅見光彦から一歩進むのか?それとも終わりか?
永遠の33歳、独身、居候の光彦が34歳になり結婚を考え…
ストーリーは、過去の日本とドイツの関係を含む壮大なものです。
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まだ上巻なので、感想らしい感想はないのですが・・・・・
光彦の倫理観の古さに苦笑。
下巻が楽しみです。
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浅見光彦は、本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、ドイツ人ヴァイオリニスト、アリシアに頼まれ共に丹波篠山へ赴く。アリシアは祖母に、彼の地で男に託された楽譜を預かってくるように言われていた。。
浅見光彦シリーズを読むのは10年ぶり以上かもしれない。しばらく読まなかったのは本筋より観光案内とグルメ描写が多くて嫌気がさしたためだが、「最後の事件」とあるから読んでみた。でも印象は全く以前と変わらなかった。ただ読み始めた以上、続きが気になるから下巻も読むことにする。
(C)
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最後の光彦さん・・・・らしい。
上しかないのに、サクッと読んでしまった。
上やのに、これでおしまいって言われても『あら、そう♪』って納得しちゃいそうな間奏。
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”遺譜 浅見光彦最後の事件(上)(下)”内田康夫著 角川書店(2014/08発売)
・・・浅見光彦は本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、
ドイツ出身の美人バイオリニストに頼まれともに丹波篠山へ赴く。
祖母が託した「遺譜」はどこにあるのか(amazonより)
・・・過去作のヒロインも多数登場する”永遠の三十三歳”浅見光彦の、三十四歳の誕生パーティーから始まり、
遺譜の秘密を知り”探偵まがいのまねごと”をやめる決意まででした。
あるヒロインに対してほんの少しですが結婚を意識したり、最後にふさわしい一冊。
・・・実際作者には四作契約が残っているようですが、作中でも未発表の事件とされていました。
本作は時系列的な最後。作者の年齢(刊行時80歳)から集大成を出しておきたかったのでしょうね。
四作プラスアルファが発行されるかどうか未定。)
・・あと、篠山が大々的に登場。
蕎麦屋”一会庵”、料亭”美食台所 みやま”、イベント”シューベルティアーデ”
など実在の店舗・イベントが登場してびっくりしました。
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これで最後?と思いながらもさっくり読了。
導入部はいまいち入りにくい感じがしましたが、途中からどんどん加速的に面白くなりました。
丹波篠山は母の故郷で、あれこれ出てくる地名などに興奮してしまいました。
母にも勧めてみたいと思います。
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浅見光彦は本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、ドイツ出身の美人バイオリニストに頼まれともに丹波篠山へ赴く。祖母が託した「遺譜」はどこにあるのか――!? 史上最大スケールの難事件!
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浅見光彦が国際的にも活躍するミステリー。
上巻は日本が舞台での展開。
副題の「浅見光彦最後の事件」が気になって、久しぶりに浅見シリーズを手に取りました。
もっと回顧的になるのかと思いましたが、過去のヒロインたち数名が絡みながらも新たな事件をちゃんと追っかけていました。
下巻の感想で全体の感想は述べさせていただきます。
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これまでのシリーズで登場してきた人が光彦の誕生パーティってことで集合。
このシリーズももう終わるのか?
今回の黒幕って誰?上巻に出てきた中ででてきたのかな。
これから下巻よみまーす。
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浅見家に届いた一通の手紙。それは、本人が知らない間に企画された、浅見光彦34歳の誕生日パーティの案内状だった。発起人の一人、本沢千恵子は美貌のドイツ人ヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハを伴い浅見家を訪れる。丹波篠山で町をあげて行われる音楽イベント「シューベルティアーデ」に二人が出演する際に、ボディガードを頼みたいというのだ。アリシアは祖母に、彼の地で「インヴェ」という男に託された楽譜を預かってくるようにと言われていた。一度は断る浅見だが、刑事局長の兄、陽一郎からの特命もあり、現地に赴くことになる―。賢兄愚弟の典型、浅見家に育った次男の光彦を過去の盟約が追い詰める!軽井沢、丹波篠山、ヨーロッパを舞台に史上最大級の謎の連鎖の幕が開く。国民的名探偵が迎える衝撃のラスト。
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「浅見さんよ、戦後の日本で失われたものは何やと思う?」「戦争に負けて日本人が失ったものは誇りやな。日清、日露という大国相手の戦争で負けんかったことで、日本人には驕りがあった。遠くは元寇で神風が吹いたという伝説まであったために、神国日本は永久に不敗だと思い込んでいた。それがこっぴどく負けたもんやから、誇りも宗教心もいっぺんに消えてしもた。あんたは知らんやろが、敗戦直後の日本人は誰もかれもが無気力で、ただ食うため生きるために、おろおろと蠢いとるようなもんやったよ。占領軍のやつらに『精神年齢は十二歳程度』などと揶揄されても、反論もできんかった。しかし日本人の賢さと勤勉さが、驚異的な復興を成し遂げる。空襲で一面の焼け野原、廃墟と化した東京が、敗戦からわずか十数年後にはオリンピック誘致に名乗りを上げ、実際、十九年後の昭和三十九年にオリンピックを開いてしもた。食うや食わずで育った若者たちが金メダルを取るのを目の当たりにして、日本人がようやく誇りを取り戻した瞬間や」
「その勢いで背中を押されるように、経済発展も目覚ましいものがあった。戦力ではなく経済力で追いつけ追い越せとばかりに遮二無二働いて、ついにアメリカに次ぐ経済大国にまでのし上がった。けど、金もうけばかりに励んでいるうちに、あんたがさっき言うたとおり、道徳心と謙虚さが希薄になった。神を畏れぬ所業がのさばりだした。何も造らず肉体労働もせずに、ただ机の上のパソコンを操ってのマネーゲームで金もうけをする連中がセレブとかいうて幅をきかしとる。性道徳は頽廃し、これまでには考えられんかったような悪質な犯罪が、いとも容易く横行する。経済力や国力に関しては誇りを取り戻したが、その代わり人間としての誇りは失ったわけやな。あんたが言うたとおり、日本古来の道徳心も謙虚さも、わしが神主やから言うわけやないが、敬虔な宗教心も消えてしもた」
「ドイツでは、森の減少が進むのに危機感を抱いて、対策を講じとるそうや。元来、ゲルマン民族は森を愛する民族や言われとったのが、相次ぐ開発によって森林の二十パーセントが失われてしもた。文明の進歩こそが豊かさの証明やとばかり考えて、ほんまに大切なものが何やったかを忘れとったんやな。とはいえ、そこに気がついて、すぐに軌道修正をするところがいかにもドイツ人らしい気質と思わんかね。原発のコトもそうや。究極の文明のごとくに思われた原発が実は人間が発明した最悪の危険物やということを悟って、脱原発を模索しはじめた。こんなんはごく当たり前のような話しやが、これがなかなか出来ん。危険やと分かっとっても、経済効果を優先する気風がのさばっとる社会では、動いているものを止めるいうのは難しい。そういう英断が下せるのは思想がしっかりしとるからや。思想とは物事を改革、進化させる原動力とのみ考えがちやが、過ちを改むるに憚らんことも思想の力があってのことや。残念ながらわが国にはその力が欠如しとる。危険を承知しても止められん。見て見ぬふりをして進んでしまう。最悪の事態は起きないものとして、いま現在、目の前にある利益を享受しようとする。経済界ばかりか政治家どももそうや。いや、日本民族全体の気質いうてもええ���ごく稀に異論を言う者もいるが、あくまで少数でしかなく、社会的には異端で片付けられる。ブレーキが利かん状態で車を走らせるようなもんやな。設計し製造した者は、いつか必ず事故が起きると分かっとるはずなのに、そのことには口を噤んで、人々が嬉々としてドライブする姿を傍観しとる。その挙げ句、事故が起きても誰も責任を取るものがおらん。責任回避というより、当の責任者はすでに墓の下に入ってしもてるかもしれんし、あるいは国民全体が責任を分かち合うことで、事態の収集がはかられる。敗戦直後、新聞に『一億総懺悔』という記事が出た。まだ民主主義でもないのに、国民全員が戦争責任を負うかの如くに言われても、あえて反発することもせず、妙に納得してシュンとなってしもた。そうしてたがいの傷を舐め合い、ひたすらに生きる事に精を出し、今日の繁栄を作り上げた。世界が驚いたこの復元力こそが日本人の資質の最も優れたところやが、あいも変わらず、行く手にある落とし穴には気づかずにおる。気づいとっても見て見ぬふりを決めこむんや。穴に落ちてから改めて愕然とする。約束が違うと騒ぎ立てる。とっくから穴のあることを知っとった連中は知らんふりを決め込む。いや、国民大衆かて、うすうすは知っとったかもしれん。アメリカ相手に戦争を仕掛けて、勝てるはずがないことは、民間人はともかくとして、少し理論のある軍人のほとんどは分かっとったんやが、それでも止める勇気のある者は現れなかった。現れても無視され、あるいは抹殺されたんやな。いかに優れた車であろうと、運転する人間に思想がなければ、いつか必ず暴走する。いかに繁栄する社会といえど、時にブレーキを踏む思想家がおらんかったら、いつか必ずこけるような何らかの不測の事態に直面する。そうなってもなお懲りずに、繁栄に浮かれとった者どもは、惰性にまかせて突っ走ろうとするやろな。それすらも止める事の出来る思想がわが国には確率しとらんのや」(本文より抜粋)
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名探偵・浅見光彦シリーズは、おぼっちゃま風の独身フリールポライターの浅見が巻き込まれる事件を描いています。
題名も・・・これで最後?って感じですからねぇ。今度は何が起こるのかと、気が気ではありません。
ストーリーは例によってまーちさんがこまかく述べられていますので、サラリと簡単に、書きます。
事件の発端は、浅見に届いた手紙から。
浅見の知らない間に計画された彼の誕生パーティの案内状でした。
発起人の一人本沢千恵子は美人のヴァイオリニスト、ドイツ人のアリシアを伴って浅見家を訪れます。アリシアは祖母からの頼みで、「インベ」という男性に託された楽譜を探していました。詳しい話を聞いて浅見はインベを探しに行きました。
そこで思わぬ形で殺人事件に巻き込まれていったのでした。
全ての謎はインベという男が握っているのでしょうか。
この男性、実は90歳前後の宮司でした。
ドイツ、ヒトラーユーゲント、特務機関、といったキーワードが出てきて
インベの行きぬいて来た時代の裏にある謎の事件の匂いがします。
登場人物、キーワードが出そろったところで、ああ、残念。
上巻はおしまい。
下巻へと続きます。続きはこうご期待!
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上巻は不思議な感じ。なんで浅見の誕生日パーティーなんてやるのだろう。
それにヨーロッパから西日本から縦横無尽に飛び回る浅見。兄からの依頼、とこれまでになく広がるストーリー。
下巻に続く。