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「おいしゅうございます」という名文句で料理バラエティ番組を盛り上げた料理記者である自身の生い立ち、また高齢になりながらも健康な体を維持し続けている背景等を記してた本。まず、この本の字の大きさにびっくりさせられるが、高齢者にも読みやすいように配慮されているためであろう。「栄養と料理」というどちらかというと栄養士を目指すような人が読むイメージが強かった雑誌を私たち、普通の主婦や食に興味のある人たちにも読みやすい雑誌に成長させた名編集長でもある。まだ女性が社会進出することが珍しく、風当たりも強かった時代に記者として、またその後は自身の会社を興して仕事と家庭を両立させ続けているということにも驚かされる。最後に自身の食生活のことにも触れられているが、若き日に勉強した栄養学を身をもって実践されてこられた結果とも言えるのだろう。
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大正生まれとは思えないですね。
お酒もたばこも嗜んで本当に100歳までお元気なんじゃないでしょうか。
ご両親のこと、子供の頃のことから仕事の話など半世紀をつづりつつ、料理やダイエット、食文化の話まで。
面白うございました。
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「食は命と思うべし」から始まる健康人生の十か条。まったくその通り、健康の王道だと思います。肉食、酒、タバコとパワフル、パワフル。
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チェック項目6箇所。平成17年に政府が「食育基本法」を制定したとき、「食べることまでお上が口を出すなんて、とんでもない」と私は怒ったが、その後、さまざまな現状を見聞きするにつれ、致し方ないと思うようになった、戦後、日本の家庭の食卓が乱れて「何をどれだけ食べたらよいか」という大切な基本も忘れられてきた結果、目も当てられないほどの惨状になっている。生まれてから人生の最期まで、人の体は毎日の食事からつくられる、つまり食事の内容が命を決めているといってもいい、ところが毎日の食事が当たり前すぎて、ただの習慣になってしまうと、みんなその大事なことを忘れがちになる。日本が長寿世界一になったことがあるのは、医療の発達だけに負うものではない、お米やそれ以外の穀物、発酵食品、青魚など、世界が見習うべき伝統的な食文化が日本にはある、それを重んじない手はないでしょう。仕方がないので小学四年生の長女に下の三人を預けて出勤する以外なかった、心配してもきりがないのでナンクルナイサと家を出た。戦前までは女性がお酒を飲んだり、煙草を吸うことは、特殊な人たちは別として許されなかったことだった。私が日本のインドレストランで必ず飲むのがラッシー、ヨーグルトと牛乳を合わせた冷たい飲み物で、良質タンパク質源の牛乳が材料だし、日本人に不足しがちなカルシウムや、カルシウムの消化吸収率を高める乳糖のほか、ビタミンAとビタミンB2が含まれている。