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ミス・アンジェリカさん意志薄弱すぎてイライラしますよ。
セイジさん空気読めなさすぎてイライラ爆発ですよ。
話としては、全体的に並々の面白さだった。
あとがきに次回からの展開をどうぞお楽しみにってあったけど、まさか続きが出るのかな……?
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自分の殻に閉じこもってる人は最近増えていると思います(初等教育の影響?).本作の主人公田中花子(別名,ミスアンジェリカ,またの名をミス・ブースカ)もそういう人間です.話が進むにつれ,ミスアンジェリカも自分の殻をやぶって秘密の部屋の外の世界と交流をもっていきます.
自分の殻を作って外と交流を避ける若者たちに読んでもらいたい1冊です.
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寄付のために始めた、町角占い師。
それが思いのほか評判になり、さまざまな客がやってくる。
そしてそれを目当てに、色々なお店も近くに出来上がっていく。
連続短編になっていて、ものすごく読みやすかったです。
本格的な謎解き、というわけではなくて、お客さんのお悩みが
解決されるまで…のような。
推理していくわけではないです。
が、主人公の推測が思いもつかない方向に行ったりして
そのギャップがかなり面白いw
平凡な名前である主人公を密かに(?)想っているらしい
キャンドル売りの青年は、じみ~に確実に
彼女の中に入って行っています。
それを許しているのに気がつかないのも楽しいですがw
しかし一番の驚きは社長?
世間って狭い! というのがものすごく良く分かる状態です。
後気になるのは、占いにやってきていた職場の同僚。
どうやら前作がその人の話、のようです。
気になる…。
気になると言えば最後。
復帰、する、のでしょうか?
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平凡なOLって自分で言ってるわりには、数ページ目で白馬の王子様と出逢う主人公。『嗚呼、これは現実離れした話だ・・・』と若干興醒めしてしまった。凄く読みやすい文体なんだけど、万人受けする作品ではないと思う。恋愛じゃなくっても人が変わる要素はたくさんあるし。
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ライトノベルらしいキャラ設定に
ライトノベルらしい設定と展開。
アハハ、お疲れさまぁ、って感じ。
高校生なら楽しめたかも
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ラノベを漁って金塊を探すのが大好きなのだが、今回は紛れもなく失敗だった。駄目なアラサーが世界を開いていく「青い卵」的な話だと解釈するまでに時間がかかり、姿勢を変えて読み直すのに苦労した。漫画でも構わないと思うほどではない文脈の光が「南半球の友人」で感じられたことがまだ救いだ。これで幕が閉じたのならまだ良かったのだが、続きがあることに評価がさらに落ちた。昨今のラノベに見られる続きに頼らなければ良かったのに、さらに残念である。
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「月だけが、私のしていることを見おろしていた」の中で、主人公を占ったアンジェリカの話。恋愛話。可愛くて読後感爽やかな話になっている
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昼間はOLのミスブースカ(愛称)、夜は占い師ミスアンジェリカ。
女たちの悩みのエネルギーに変えるために始めたインチキ占いだったが、今や人気の占い師に。
恋愛相談を初め、様々な悩みを持ちかけられ色々と巻き込まれていく。
成田さんの作品は読むのは2冊目なんですが、物凄く引き込まれる文体なんですよね。
主人公の気持ちも上手く描けているしね。
今回の主人公のミスブースカだが、前作「月だけが、私のしていることを見下ろしていた」に出てきた人だし、そういった繋がりがさらりと上手く出すあたりもいい演出だったな。
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1人だけの、自分の世界を持っている女の人が、占い師を始める。1人でも大丈夫、1人の方がいいという気持ちと、1人は嫌だ、世界に出て行きたいという気持ちのバランスが好きだ。
2014/6/9
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自分の中に秘密の部屋を持ち、自分のある目的を達成するために昼はOL、夜は街角で占い師をしている田中花子とその街角でキャンドルアーティストとして店を出し、困っている人は見捨てておけない青年である誠司が織りなす物語。
花子は占いをしている中で誠司とともにその相談者の悩みを流れで解決することになる。そのなかで何時しか自分の秘密の部屋の扉が開いてきていることを自覚するようになり戸惑いを覚える。ある日、過去の自分と似た境遇にある少女が占いにやってくる。花子はその占いを通して今までの自分を振り返ることになる。
私は花子の性格は好ましく感じた。他人からの干渉を嫌い、いつも秘密の部屋の鍵穴から外を眺めている態度は自分と重なるところがあった。しかし終盤で面白くなりそうなところで唐突に物語が終わってしまったのは納得がいかなかった。誠司との関係がどうなるのかを書いて欲しかった。
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昼は地味なOL、夜は人気占い師アンジェリカこと田中花子。他人を遮断していた彼女はキャンドルアーティスト誠司と知り合い、拒絶していた他人とのかかわりを持ち始める。 占いに持ち込まれる厄介ごとはどこにでもありそうな平凡なことばかり。でも悩んでいる当人にとっては大事なんだよね。 誠司はいい人かもしれないけど周りにいたら面倒な人だな。ラストは気になる終わり方だったので続きも読みたいな。 気になったのは誤字。あとがきでは作者が第一章のタイトル間違えているし。校閲の人はいないのか?
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恋愛に興味がないといっていた割にはキャンドル売りの青年に恋をしているところに違和感。もう少し引っ張ってもよかったのでは?
その青年も単なるお人よしで色々な事件に無責任に首を突っ込む性格であまり受け付けなかった。
謎解きの結末があまり後味のよくないものが多く、読んでいてカタルシスを感じることがなかった。
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ミス・アンジェリカは、祖母譲りの霊感を持つ街占占い師。
占いを勉強中の私としては、霊感を持つ設定はうらやましい。霊感や超能力にあこがれる平凡な私です。
ネット上の意見を拝読すると、謎解きに霊感を出すなんて……というような意見も見受けられますが、こんな設定もありということでいいのではないでしょうか。
押しかけ助手というか恋人というか、キャンドル売りの誠司、積極的ですねえ。男たるもの、これくらい強引でないと彼女ができないのだ。
ミス・アンジェリカ、本名田中花子は、赤ん坊の頃から他人を寄せ付けない性格で、“心の中の秘密の部屋”と表現しています。
「南半球の友人」は、高校時代に知り合った同じような部屋を持った友人についての回想です。
マイペースで他人に煩わされずに心の中の秘密の部屋にこもる二人。
こういった性格の人間にとって、そういう過ごし方は有りだと思います。
「多くの友人を作らないといけない」
「自分の殻を破らないといけない」
なんていう無責任な言葉に乗せられるとひどい目にあいます。
実は私もこの二人と似たような性格を持っていました。
中学までは自分の殻にこもってうまくいっていたのですが、高校デビューに際し、これではいけない、明るくなって友達を作らなければいけない、と思って本来とかけ離れた言動を演じ、心身を病んでしまいました。
結局、感情障害は治らず、人生に落伍し、御家も断絶の危機に。
だから対人関係に悩む中高生は無理をせず、ミス・アンジェリカの生き方を学ぶべきです。
秘密の部屋から出るのは、大学に入ってからでもいいのです。高校までの人間関係はある種の人にとって非常に難しい。まだ大学生以降になってからの方が対処しやすいところがあるものです(と、結局感情障害のために大学以降もうまくいかなかった私が言うのも何ですが)。
閑話休題。南半球の友人・小川翠も、最後に無茶をして消息不明になりました。
小川翠も無茶をせずにそのまま秘密の部屋でいたら良かったのにと思います。
ストーリーの謎解き部分ですが、本格推理のようなあっと驚く大仕掛けやトリックがあるというわけでもなく、日常の生活や対人関係でありがちな誤解に基づくもの。いわば、“日常の人間関係ミステリー”。
人生経験豊富なお年寄りなどに相談したら意外といいアドバイスをもらえそうな事件です。
それこそ、ミス・マープルのような安楽椅子探偵なら、似たような事例を紹介しながら謎解きしてくれそう。
私としては、人間関係が希薄なので、人間関係について考える勉強になりました。
本書巻末の事件で、ミス・アンジェリカは最大の危機を迎えます。
確かに占いは、他人の人間関係を左右する恐ろしい面も持っています。
こんな話を読むと、いい加減な姿勢で占いなんかできないぞ、と思えてきます。
私にとっては人間心理の勉強になったし良い作品だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20151202/p1
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昼はOL、夜は街角の占い師をする花子。客を占っているうちに謎解きへと発展する。花子自身が謎がありながら他人を占っているので、その心の内が興味深い。次作も期待したい。
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昼はOL、夜は人気占い師ミス・アンジェリカ、という顔を持つ田中花子。人々による騒音から遠ざかるため、自分の秘密の部屋に閉じこもり、そしてその部屋の鍵穴から世界を観察していた彼女。だが、占いを通して出会った人々や考えにより、少しずつその秘密の部屋の扉が開いていくことに。「秘密の部屋」という言葉の使い方が好き。秘密の部屋は自分にとっての避難場所、というのはすごく共感できた。続きの気になる終わり方。