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タイトル通り、上司(社長)のラングが部下の婚約者カサンドラを略奪してしまうというお話です。
最後の最後で、ようやくヒーローがどうして、部下からヒロインを奪ったのか…、その真実が明かされますが、なんだか読後感としては微妙だなーという印象を受けました。ヒロインに対しても「え、ヒーローのこと、そんなに簡単に許しちゃうの?」と、ちょっと拍子抜けです。
それにしても、ヒロインは、男運が悪い!
過去のストーカー男といい、妻をビジネスパートナー兼お飾りとして扱おうとしている婚約者といい、ろくでもない男にばかり言い寄られてますね。
ラングが、婚約者との間を引き裂いてくれたのは、彼女が婚約者の真実の姿に気付くという意味では、良かったのかも。まぁ、ラングも前妻のせいで、思考回路がかなり捻じ曲がっていたりするのですが…。
それまで直接会ったことが無かった2人なのに、ラングが部下からカサンドラを奪って結婚した本当の理由ってなんだろう…という謎の部分を、最後の最後まで引っ張ってくれたせいで、最後まで一気読みしてしまいました。