紙の本
日本人は働きすぎ。
2012/02/18 09:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
働くインド人!! 流水りんこ(ながみりんこ) 朝日新聞出版
日本人妻(漫画家)によるインド人夫の伝記です。なかなかいい本です。1週間かけてゆっくり読みました。ほんわか気分になれました。漫画というよりもエッセイ(随筆)を読んでいるようでした。
極めて面白いのは、ゆったりのんびりのインド人気質だった旦那さんであるサッシーさんが、日本で暮らすうちに日本人化してきて、早朝から深夜まで働きどおしになり、ついには体を壊して倒れてしまうのです。仕事中毒です。最終的にご自分のお店をもたれるのですが、小さくて地味だけれどお客さんとおしゃべりができるおいしいお店という基準に賛同しました。
数十年間の記録となっています。いわゆる半生です。サッシーさんは、面接をされる側から面接をする側に立場が変化しました。インドに対する先入観があります。都市部は発展している。田舎は生活様式が遅れている。仕事はおおぜいで分け合う。だから賃金は安い。仕事が少ないからなるべくゆっくり仕事をする。納期までに仕事は終わらない。一般的にいって「働かないインド人」ですからこの漫画はそうではないことを強調するために「働くインド人」というタイトルにしてあるのでしょう。
国際結婚とか飲食店の開店とかのノウハウ本でもあります。漫画の絵はつくりこんであります。よく出てくる言葉が「曲がりくねった道(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード)」というもので、この漫画を支える1本の筋となっています。
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日本人でも飲食店を開店するのは大変な事ですが、りんこさんのご主人、インド人のサッシーさんが大変ながらもまわりの人に支えられ無事南インド料理店を開店するまでの温かくホロッとくるお話。開店した年にこのお店練馬のケララバワンまで行ってきました。サッシーさんは小柄で、とても親切でした!
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『働く!!インド人』
りんこさんの夫 インド人のサッシ―さんの職歴
序章 ってところでしょうか。日本での話なので度肝を抜くようなことはなかったです。この著者の『インドな日々』に興味あり。
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インド人サッシーが自分のお店をもつまでの話し。サッシーは著者のダンナさま。以前からサッシーの話は読んでいたけど、まぁ、ふううんって感じだった。これはお店を開くまでのエピソードに絞りこまれていて、なかなか面白かった。サッシーは極めてイイ奴なんだなぁと思った。イラストがイマイチ私の好みではないので☆は3ツ
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南インド料理屋さんを経営する旦那さんを描いたマンガ。インド人だけでなく、外国人が日本で働く大変さなんかも描いています。なかなか学べるマンガ。
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実話を元にしたインド人・サッシーの日本でのインド料理屋開店ドキュメンタリー
夫がインド人、妻が漫画家(著者)という国際結婚にまつわるエピソードと、
インド人の生活習慣や考え方、サッシーが南インド料理屋・ケララバワン(練馬区)をオープンするまでの話をコミカルに描かれてます。
普通におもしろいですし、飲食業界で働くこと、飲食店づくり、といったことが垣間見れるので、
興味を持ってる人が一読してみるといいと思います(さらりと読めますから)。
また、この本はお店のPRがしたかったから描かれた、というのはあると思うのですが、
何せ描いているのが店長の奥さんですから、内容的にもコスト的にも他の飲食店がマネしようと思ってもなかなか難しい。
地元密着のお客さん+漫画を読んで「おもしろいなぁ」と思ったインド料理好き
が足を運ぶ、という流れができるんですね。
う~む、サッシーすごいな、強運だな(笑)!
余談ですが、日本初のビリヤニ専門店「ビリヤニマサラ」の立ち上げにあたっては、
かなり多くの部分を参考にさせてもらってます(笑)。
※私、日本にビリヤニを普及する「日本ビリヤニ協会」の副会長です(笑)。
ビリヤニマサラ(日本初ビリヤニ専門店)
営業日:毎週日曜・月曜 11:00~22:00
アクセス:小田急線経堂駅より徒歩4分
https://www.facebook.com/BiriyaniMasala
ビリヤニは南インドの激うま料理・炊き込みご飯です。
一度、食べたら病みつきになること間違いなしなのでぜひ一度、足をお運びください^^。
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日本人妻と結婚して来日したインド人のサッシーがカレー屋を開くまでの話。とにかくサッシーのキャラが愛らしく、応援してあげたくなるし、奥さんの男らしさも素敵。日本で外国人が働くのは苦労が多いのですね。飲食店を経営するだけだって十分大変そうなのに。