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美耶と美奈子はお互いひとりっこ、誕生日も同じで家も隣家の大親友
ふたりの友情は途切れることなく永遠に続いて行くものと思われた
だがある日美耶がフシギな力を発揮したことをきっかけに友情にも陰りが見え始め・・・
全7章から成り、2章目から6章目までは主人公を変えて短編綴りになっているこの小説、1章目から切なくてぼろぼろ泣いたので頁を捲るのが怖かったのですが・・・
全章でこんなに全力で泣かされるとは思いませんでした
フシギな力を軸にしたプロットはやや陳腐ともいうべき内容なのに(昔パタリロで同じプロットありましたし)、掘り下げと丁寧な描写が秀逸
悲哀と感動が織り交ぜになって心にずしり、と響く作品
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戻りたい。きらめく光で満ちていた、あの季節へと。
気が強くて元気な美奈子と病弱で優しい美耶。同じ誕生日、隣同士の家に生まれた2人は、互いにそばにいるのが当たり前の 特別 な存在だった。だか、11歳の夏、美耶のもつ ある力 がきっかけで2人の関係は壊れてしまう。すれ違ったまま残酷に過ぎていく月日がやがて優しい奇跡を呼ぶ。
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大好きな友達との楽しい時間。でも憎しみがうまれてしまう。それでも長い時間をかけて大切な思いを取り戻していく。身近な人の死が何度も出てくるのでチョット切ない。最後もすごく辛い。
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色々な方面から見た2人の話で進んで行く構成?は面白かったが、切ない?やり切れない?そんな気持ちが残る。他の本も
読んだみたくはある。
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田舎の町に住む小学生の女の子2人の話。
2人は誕生日が同じ、生家が隣り合わせ、名前が「み」から始まるところも同じという「まるで双子?!」みたいな関係だけど、性格は正反対。
美耶のお母さんの気持ちが最後までよくわからず、母性本能がない人なのか?美耶が不思議な力を持つ子だからって事情なのか?(不思議な力がなければいいの?)なかなか感情移入できなかった。
逆に美奈子のお母さんの闘病末期の気持ちが切なかった。美奈子が成長していくところを見たかったよね…本当に切ない。
乾ルカさん作品を読んだことがない人におすすめするならこの本かな…と思っている。
(「プロメテウスの涙」「蜜姫村」もおすすめしたいけど、グロい描写があるので、初めての人に勧めるにはハードル高いよね…)
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描写がとても好きな作家さんです。
ストーリーは普通にすんなり読めました。
美奈子さんのお母さんの闘病生活が辛そうだなと思いつつ、自分の母と重ね、なぜこんなふうに伝えられるのかと感じました。
ちょっと怖い社会の部分は自分はちょっと嫌だったかな。